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2012年2月27日 (月)

霊障都市 禍の街・札幌1:1.札幌が禍の街に至る要因 ~現地調査員からのReport

霊障都市捜査ファイル 禍の街「札幌」 ディザ・シティ

1.札幌が禍の街に至る要因 ~現地調査員からのReport

明治政府が蝦夷地-現在の北海道-に開拓史を設置する際、開拓した土地を近隣諸国からの「北の要塞」として使用する意図があった事は史実にて伝えられている。
一般には知られていないが、旧政府は都市計画の際、かつて江戸で用いたような魔術的結界を札幌に構築し、防衛に利用する目算があったという。開拓史の象徴である星のマークが五芒星であるのはその事を暗に示しているといえるかも知れない。

ただ一方で、開拓を進めると言う事は同時に、共存してきた先住民達を侵略するという事でもあった。
そのため、当時、この「開拓計画」を是としない一部の派閥は古来より彼の地に住まう祖霊の力を使い、建設中の都市とその「魔術的結界」を破壊するという計画を立案したという。

この計画は実行直前で内部の何者かによりリークされた事により失敗に終わる。
祖霊の力に対する対策を講じていた都市計画担当の術者は逆にその力を取り込み、「魔術的結界」を強化する事に成功したと記述されている。

祖霊の力を取り込んだ結界はその後も生きているかの様に、「札幌」と名付けられた街の発展に併せて成長していった。
戦時中、連合国軍の空襲等により一時的に都市機能は破壊され結界も弱体化したものの、戦後の復興に共に
再び結界は成長を始めていた。

ここで失念されていたのは、旧政府の術者が行っていた結界の管理・・・その方法が戦中の混乱期で失われてしまったという事である。「札幌」に構築された結界は祖霊の力を取り込んだ影響のせいか、有りえない様な変容をきたしており新政府の担当者の手に負えるものでは無くなっていたのである。

その後も結界の管理に関しては為政者達の議題に上がるたびに棚上げされ、やがてバブル期に入った頃には議題に昇る事すら無くなっていった。祖霊を取り込み、肥大変異した結界を抱えたまま「札幌」は発展し21世紀を迎えたのである。

昨年、実際に発生した「冬の令嬢」による連続殺人事件をきっかけとして、現政府は殺人犯が霊障化する要因として人々の記憶から風化しつつあった「結界」に行き着く事になる。
現在も警察内部の特殊調査班により継続して「札幌」の都市結界の調査は行われているが、目立った成果は上げられていないようだ。

実際に結界の調査に当たり調査班は霊障と遭遇しているが、被害は最小限でとどまっている。これは新宿-京都と警察側に蓄積された情報の存在によりこれらへの対応について、ある程度ガイドラインが示されていた為であると考えられる。ある意味僥倖であったといえるだろう。

-中略-

我々は「比較的歴史の浅い都市であるはずの札幌」が新宿~京都に引き続き、「殺人犯が霊障化」する原因となったのは、上記の結界と祖霊、それに関わる歴史的案件が複雑に絡まりあった結果ではないかと推測している。
しかし、これらはあくまで仮説の域を出るものではない。よって今後も調査の継続を申請する予定である。

※この調査レポートは札幌独自の霊障を「禍威 ‐カムイ‐」と呼称し、今後の捜査及び事件解決に役立てる為に作成されたものである。

次の項目より、細部について札幌の現状を記していきたい。

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