DADDYFACE メデューサ
海底で心音が強くなっていた。
やがて、アトランティスを破壊した大破壊龍(クトゥルー)は目覚めるに違いない。
伊達将範「DADDYFACE メデューサ」全4巻読了。
人気のトレジャーハンターアクション(ラヴコメ)シリーズ「DADDYFACE」シリーズの最新刊はついに4巻かけて、アトランティス編を完成させた。
アトランティスに関する仮説は色々あり、その場所は全世界50箇所以上に及ぶ。主要仮説として、「エーゲ海説」(サントリーニ島が最有力候補だが、トロイ説も最近は有力)、「地中海文明説」(マルタ島など)、「大西洋説」(昔、ヘラクレスの柱=ジブラルタル海峡説、ただし年代的にやや問題あり)、「カリブ海説」(大西洋説の延長で、エドガー・ケーシーの予言などオカルト系の支持がある)など、色々ある。
今回のDADDYFACEでは、エーゲ海系としつつ、実は宇宙人系異世界(ポケット・ユニバース)説。
ノンモ(=オアンネス=インスマウス)や、天使型戦艦まで、登場、主人公側も、主人公が使う九頭龍拳法(始祖は海底に眠る邪神らしい)から、中1の美少女が使う追跡型ライフル、パワード・スーツやフラメル・エンジン(錬金術駆動)搭載X-32型改戦闘機まで、なんでもありの大暴れ。
超古代文明のネタということで、「ブルーローズ」ユーザーにはお薦めのシリーズですが、ついに、クトゥルフ神話要素まで登場、次回作は「始祖覚醒」ということで、楽しみですね。
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