ブルーローズ:2008年宇宙の旅
今朝のとくダネで「2008年宇宙の旅」と題して、民間宇宙旅行の特集をしておりましたが、ヴァージン・ギャラクティック社(以下VG社)のスペース・シップ・ワンというのは、変形するんですね。
まず、母艦機の背に乗って、高空まで上がり、そこからロケット噴射で成層圏突破。期間時は変形して、バドミントンの羽状(というか、羽子板の羽状)になり、大気圏突入の摩擦を軽減、速度が安定したら、飛行機形状を取り戻して、元の空港に着陸するのだそうです。
2008年は民間宇宙旅行元年と言われ、VG社以外にも色々民間宇宙旅行の計画があり、4000名以上が宇宙に行くという観測もあるそうですが・・・。SF好きとしては、感慨深いものであります。20年もすれば、少し高い海外旅行ぐらいまで下がりますかねえ。
さて、今日は予告どおり、ブルーローズのシナリオ・ネタを。
宇宙開発が考古学にもたらしたものというのは決して少なくありません。特に、近年は衛星探査で発見される遺跡もあるぐらいです。カンボジアのジャングルの奥やサハラ砂漠の砂の下に埋もれた遺跡が発見されたり、何千年前に枯れた川床からかつての文明の存在地が推測されたりします。NHKで放映された「四大文明」や「新シルクロード」にはそうした例が多々現れます。
そうした場所のほとんどが人里はなれた辺境にあり、いままで誰も気づかなかった場所です。
「ブルーローズ」でも、そうして発見された遺跡を調査に行くというシナリオが考えられますが、「ブルーローズ」のシナリオにする場合には、「緊急性」が必要です。そうでなければ、普通に、まともな考古学調査チームが行けばいいのですから。
■「緊急性」の例
1:救難活動 関係団体がその場所で調査をしていたが、事故、戦闘、異常事態などで人命に関わるトラブルが発生した。
シナリオとしては「人命救助」のつもりで向かったら、「怪物退治」になってしまうことが多い。
例:アララテ山で「ノアの箱舟」を発掘していた人々はシュープリームに襲撃された。調査中に地震や噴火に巻き込まれた。
2:開戦前夜 その地域で戦闘が発生する予定があり、遺跡の調査に使える時間が少ないものの、情報収集にいかないわけにはいかない。「とりあえず写真を撮って、資料を収集してこい」
シナリオとしては、時間制限の中で、トラブルと対決する。ハーキュリーズやヘリから投げ出されるように、現地に降下し、時間までに回収ポイントまで走るはめになる。時間制限の中でのサバイバルを強いられる結果、謎が解けないことも多い。
例:民主化暴動と圧制側の戦闘が激化する中央アジア国家で、破壊されそうになる古代遺跡を保護する。
3:予備調査 衛星調査の結果、偶然、近くにいたチームが予備調査に駆り出される。その地域を上空から見てくる程度の仕事のはずが、そこには「目覚めた超古代文明の遺物」(または、陰謀組織の秘密兵器)から攻撃を受け・・・
シナリオとしては、巻き込まれ型になり、まず、撃墜されそうになるところから始まる。
例:マナウスにいたチームが、アマゾン奥地にある謎のピラミッドを見て来いと言われるが、発見した瞬間に、謎のUFOと交戦になり、アマゾン河に落下してしまう。おりしもアマゾン河ではポロロッカの季節を迎えており・・・(注1)
・・・というように、衛星で発見されたというネタは「ブルーローズ」ではよいフックになります。
さらに、ここをセレスティアル・ゲート的に暴走させると、超能力者を宇宙に送って、地上を幻視させれば、超古代世界の真実が見えるかもしれません。
宇宙レベルのダウジングですよ、奥さん! (横Gがかかって変なことになりそうだけど)
宇宙遊泳しながらなら完璧。(注2)
そこで最初のネタに戻る訳ですね。民間宇宙旅行で偶然、潜在能力者が何かを見つけてしまう。最初の頃の搭乗者ということで、芸能人とか、金持ちの令嬢とか。「モー娘。」やパリス・ヒルトン、あるいは、マドンナが宇宙で発見したピラミッドとかイヤだなあ。マドンナはカバラ術者だから。(注3)
しかし、豪華客船にまつわる怪談が多いように、最初の民間宇宙旅行の年は怪談が多そうですよ。
注1:土曜日の「世界ふしぎ発見」がポロロッカと白い砂漠でしたが、床の中で見たので、記憶が曖昧だ。ポロロッカをサーフィンする人々がいたのを覚えている。セレスティアル・ゲートと合体させると、いいネタになりそうだった。あの番組は「ブルーローズ」のネタの宝庫ですね。
注2:熱が下がりきっていないかもしれません。少し暴走しているという自覚はある。
注3:本当です。カバラ学校を作るとか。でも、これはユダヤ教の叡智を集めた秘儀、あえて乱暴に例えて言えば、インド哲学みたいなものなので、超能力がある訳ではない・・・はずだ。
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