人生ゲーム140年
今日は学校の日。先週に続き、テーマはボードゲームで「カタンの開拓者」をプレイするのだが、来週からバトルテックにするので、ボードゲームの話を少しする。
商業ボードゲームの歴史を語る上で、見逃せないものとして、「モノポリー」と「人生ゲーム」がある。
「モノポリー」は1920年代の大恐慌の時に誕生した。すでに80年近いが、ほぼシステムは現在のままである。サンフランシスコ版やスターウォーズ版、日本版などがあるが、原型に変化はない。
これに対して、「人生ゲーム」は激変している。このゲームは1860年生まれ。
もともと、チェッカーボードに人生訓を書いて、その上を上下左右に進みながら、「HAPPY OLD AGE」(幸福な老後)を目指す。さすが、ピューリタンが説教のために作ったゲームである。これのレプリカが、日本語版発売25周年の際に、日本でも発売されている。私が所有しているのは、まさにそのひとつだ。
それから、140年、人生ゲームは大きく変化しながら、現在の姿に至っている。まず最大の変化は、ルーレットを用いた双六にまとまったこと。このことで、遊びやすいファミリーゲームに仕上がった。あとは時節時節に合わせて、世に問うべき人生像をゲームに取り込むだけ。かくして日本では毎年、細かな変更を加えながら、平成N年度版が作られてきた。
そして、140年の進化を如実に表すものがある。
「でじこの人生ゲーム」。
ええ、進化ですよ。進化。たぶん、きっと。
・・・という授業をしてます。
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