21世紀料理教室
液体窒素で料理を作ろう。
だって、何でも凍らせられるじゃないか? オイルだってスープだって一瞬さ
まだ修羅場だというのに、今日は学校。
睡眠不足の瞳で、ライティングのテキスト代わりの雑誌を見繕って鞄に放り込む。添削の間に、生徒の出来るだけ多くのテキストを読ませるのも、講師の務めだ。
鞄に入れた1冊が、BRUTUSの5/15号。特集は「21世紀料理教室」である。液体窒素で何でも凍らせちゃう「スペインのイマジネーション」とか、フランス国立科学研究所の最高頭脳が数式化した「分子料理法」とか・・・。
例えば、生クリームは数式でいうと、「(G+O)/W」だとか。
もう一冊が、月刊PLAYBOY 2005年7月号。日本版創刊30周年号で、日本版創刊号のミニチュアがついてくる。創刊号のインタビューは3億円事件を追い続けた老刑事、平塚八兵衛。なんという渋いネタ。その他、柴田錬三郎のためだけに、ゴルフ場を作った四国の再建王とか。ピンナップも「フレンチ・メイドの日記」とか。
結局、テキストには本体から、池澤夏樹の「エーチの断片」第7回「愛国心について」と、渡辺純一の新連載「鈍感力」第1回「ある才能の喪失」。成功するにはタフさも必要という話だが、鈍感力というネーミングで勝ち。
ちなみに次号は開高健の「オーパ!」を中心にノンフィクション特集とか。
帰宅すると、田中宇氏の国際ニュース解説のメルマガが届いていた。
氏は通信社で長年に渡って外電を読み続け、資料から世界情勢を読み取る手法を確立した独自のスタンスを持つジャーナリストである。今回は「米軍再編の理想と幻想」と題して、ブッシュ陣営、ネオコン、米軍の現状と今後を解説したもの。ブッシュの過去の演説と911関係疑惑とかにも言及している。→該当記事
それによれば、現在、ブッシュが目指す米軍再編は、ハイテクによる軽量化とハイテク化で、現在の主力戦車エイブラムスに代わり、19トン程度の高速軽量戦車を開発し、ハーキュリーズなどの輸送機を駆使して、世界のどこにでも96時間以内に部隊を展開できる緊急展開軍形式である。これが果たされた際には、各国にある駐留米軍基地の撤廃にもつながるのであるが、技術的な問題と政治的な問題の両帆が絡んで実現される可能性はまだ少ない。
軍事ミーハーとしては、確かに、グローブマスターなどのSTOL式ジェット輸送機を使ったシステムには、非常に興味があるし、通常の1/3の重量の軽量戦車がどうなるかも見て見たい。しばらく前に発表されていたタイプは、超低車高タイプで、ずいぶん平べったいものだったが、そんなに軽くはなかったような。
このあたりの国際ニュース解説は、「ブルーローズ」で、シュープリーム関係のネタをひねり出すのに役に立つのであるが、どうもブッシュ陣営そのものが、シュープリームをそのままやってくれる瞬間があって困る。
フィクションのエンターテイメントとしてカリカチュア化した表現をしたら、現実がそのまま演じてしまうのはいかがなものであろうかと思いますよ。
PS:同じことが、「種デス」にもいえるので、困る。
ビグザムもどき(実はジオング+サイコガンダム)が出てきて、ベルリンを焼き払った時の悪の秘密結社のBOSSの台詞が、ビグザムの回のドズルの台詞そのままに出てきた。
「圧倒的ではないか?」
前にも「ザクとは違うのだよ、ザクとは・・・」と言った3分後に死んだゲスト・キャラもいましたが、OPに出てくるドムもどきの黒い三連星は、きっと「俺を踏み台に」とかいうんだろうなあ。
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