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June 27, 2005

誓いの言葉

その剣を取れば、帰らずの森の番人として呪縛される。
若いお前がする必要のないことだ。
ここは帰る場所のない私がここに残ろう。
なあ、聞いてくれよ。ギュラニン党の暗殺者であるこの私にも母がいる。ともに暮らしたことはないが、双子の弟もいる。彼らに私から告白することはできない。なぜならば、教団の手が及ぶから。
だから、お前は、私の代わりに伝えてくれ。「私はあなたの娘だった」と。

日曜日はガレージスケープ・コン・ファイナルにて「深淵第二版」。今回はほぼ経験者ばかりだということで、ずいぶん楽しんでマスターできました。

プレイヤーは5名。
導きの笛を持つ緑の猟犬。
ギュラニン党の凄腕の暗殺者である弓兵。
恋人を復活させるべく禁断の知識に手を出した原蛇の魔道師。
王者の相を持ちながらも、故国を滅ぼされた元貴族の傭兵。
魔術師の母親に虐待され、わずか12歳で巨額の借金を背負う少年。

 彼らは迫り来る黒馬教団に追われるように、力を求めて「帰らずの森」へ。番人を倒し、蒼き死の公女ルハーブの封印の前にたどり着いた一行の前に出現するルハーブの青き魔剣。傭兵はその恐るべき魔力をねじ伏せ、仇敵である黒馬の騎士を倒す。魔剣に恐怖した彼は何とか手を離すことに成功するが、そこで邪悪な意図を持つ緑の猟犬が魔剣を手にするも、魔剣の恐ろしさを知る少年に刺殺される。続いて、魔剣を拾った魔道師も、女弓兵を死者復活の器にしようとしたことから、弓兵の反撃で即死する。

 そしてエンディング。
 生き残った3名のうち、封印の人柱になろうとする少年を弓兵が止め、運命「誓いの言葉」を託す。彼女はすでに教団を脱し、どこにいけなくなっていたのである。ならば、前途有望たる少年を救おうとしたのである。

  カードがぐるぐると回り、運命も自在に変化し、実にエキサイティングなセッションでした。

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