アトランティスはアイルランド
「二千年前の遺跡なんて珍しくもない」とイタリア人がいった。「東京だってそうでしょう?」
「東京の家の裏庭を掘れば」と、日本人が答える。「五千年以上前の縄文時代の遺跡がごろごろ出てくる。二千年前のローマの遺跡なんか珍しくもない」
「ちょっとそれは古すぎるわ。ひょっとして、東京は石器時代の遺跡の上に直接立てられた都市だとでも言うの?」
学校の後、資料探しで新宿紀伊国屋へ行くと、中沢新一の「アースダイバー」が出ていた。縄文時代の地図を片手に、東京を再発見するというユニークな本。洪積層と沖積層の地図があり、縄文時代の海岸線が分かる。海岸線はずいぶんと奥まで入り込んでいて、中野あたりまで続く。
弥生遺跡と縄文遺跡の分布、その後の宗教施設、現在のランドマークまで一望できるのは実に面白い。
ああ、この本が1ヶ月前に入手できていればと。
さらに「アトランティスは沈まなかった~伝説を読み解く考古地理学」を購入。
地理学の立場から、アトランティスはアイルランドだと主張するもの。割と本職の地理学者さんなのだが、大丈夫かな、これ? クイーン・メイブの話とかもあるので、楽しみに。
紀伊国屋の2階の隅で、世界のトランプという期間限定のコーナーを発見。
スペインあたりの枚数の違うあたりを買いたかったが、疲れていたのでパス。
アドホックの2階でコミック「ONE OUTS」の第14巻と「翡翠峡綺譚」の第二巻を購入。
「ONE OUTS」はリカオンズ売却編。トクチの動きがさらに大規模に。
「翡翠峡綺譚」は完結編。ナチスの鉤十字騎士団から機械化兵が到着。前衛格闘型の男とヴァルキリーのような飛行偵察型の女性のコンビ。好きな人は色々燃えそうなネタですね。
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