偏ってますか?
では、テストです。1分間で思いつく限り、書いて下さい。
第一問;「犬の品種」
山を越えたので、学校に復帰、昨日はライティングとアナログ・ゲーム。
ライティングでは、「説明すること」と称して、「自分と読者の立ち位置の違いを意識しよう」という話を。そこで、ちょっと試したのが、最初のテストです。
1分間で、思いつく限りの「犬の品種」を書いて下さい。
ぜひ、試してみて下さい。
10個いったら、かなり凄いです。普通、6~7個ですね。ライター科の1年生でも10個がトップ。
私は…(実験中)・・・とりあえず13個。まあ、心の準備があったのと、かつて「極楽艦隊・逆襲編」を作成したときに、ハンタードッグ級駆逐艦の名称として、ありとあらゆる犬の品種名をリストアップしましたので、10個は越えてくれないと逆に困るかな。
自己採点は終わりましたか?
では、第二問です。
方法は一緒で、テーマが変わります。
第二問は「モビルスーツ」!
どこまでがモビルスーツかの説明とかしませんよ。ジオングやビグザムはどうするとか質問は却下。
まあ、試してみて下さい。
いくつかけましたか?
ガンダム好きならば、実は10個くらい書けるでしょうね。
ざっとおもいついただけでも。ザク、グフ、ドム、ギャン、ゲルググ、ゴッグ、ズゴッグ、アッガイ、サイコガンダム、リックドム、ガンダム、ガンキャノン、ジム、ジェガン、リック・ディアス、アッシマー、インパルス、フリーダム、デストロイ、ガイア、アビス、カオス、ムラサメ、アシュトレイ、ウィング、デスサイス・・・ああ、ボールにエルメスって書きそうになった。まだまだあるな。VとかXとか、Gとかないし。
ライター科の学生でも10個以上が続出、最大14個。
私も…(実験中)・・・とりあえず15個。ぜーはー。ぜーはー。ああ、何とか。
このテストは、記憶力とボキャブラリー増強のトレーニングのひとつである。言われたテーマに関する脳の回路を活性化するもので、「古今東西」とかのボキャブラリー遊びに近い。時々やると、知識不足とかが自覚できる。
もうひとつの意味は、自己の偏りを確認できること。
ゲーム専門学校に来る人は、たいてい、「犬の品種」より「モビルスーツ」のほうがたくさん書けます。1問目より2問目のほうがなれも加わるので個数が多少増えるのですが、倍近く書ける人も多く、「意味ある差」といえるでしょう。
きっと、「ポケモン」だともっと書けるかもしれません。
・・・えー僕は無理でした。「ポケモン、いえるかな?」が頭を占拠して、ペンが止まってしまいました。
午後はプランナー向けにアナログ・ゲーム。前回に続き、TCGで、マジックの限定戦ミニ・トーナメントを。
実際の試合をするとともに、トーナメント形式の解説(シングル・エリミネーション、ダブル・エリミネーション、スイス・ドロー)をする。
実際に、彼らがゲーム業界に出て、TCGに関わるとしたら、プレイヤーではなく、開発、あるいは、イベント運営となる。開発になった場合にも、たいてい、トーナメント運営に駆り出される。だから、ゲームを巡る環境として、トーナメントの仕組みを史っておいてほしいのである。
トーナメントは、教材の都合上、体験用の第8版スターターセット&神河物語*2、神河謀反*2といういびつな世界でのシールド戦。スターターの関係上、黒が差別されており、赤緑が安定して強い上、《防御円》のない世界なので、《偽の信心》が入る一方、《丘巨人》や《大タコ》が主力で、最終局面では《長大なるベイロス》や《ヴィザードリックス》が暴れる。その狭間を神河の忍者とか、侍とか、スピリットが走りまわる。おかしい。
来週からボードゲーム。まずは「カタン」を体験させねば。
帰り道、駅前の古本屋で、隆慶一郎の「花と火の帝」のハードカバーが1冊150円で投売りされているのをみて思わず保護する。江戸初期、後水尾天皇と八瀬童子の岩介を主人公に、創成期の幕府と朝廷の暗闘を描く長編時代小説である。隆慶一郎氏が最後まで新聞で連載を続けた作品であるが、隆氏が肝硬変に倒れ、未完に終わった。
傑作である。
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