運命を選びたいか?
大地こそ我が命。これこそもっとも大事なものなり
昨夜は某社で打ち合わせ。懸案の「超古代本」(仮)がスタート。今月中に骨格を書き上げ、来月末には完成というハードなスケジュールが待っている。その間にあの企画とか、あの話とか色々。とにかく、最初の1週間は史料読みかなあ。「ブルーローズ」の好きな人には喜んでいただける本になる予定(でも、セレスティアル・ゲートはでません)。発売日が決定したら、告知いたします。
今日は久しぶりに「深淵」の話を。
「深淵第二版」では、運命に関してもいくつかの修正が入ります。使いにくい運命を修正し、新たな運命を追加すしますが、もっとも大きな点は、運命カードの語り部と運命の内容のマッチングを取ったということ。
今までは、運命は「ランダム決定」でしたが、「夢歩き」でカードを選ぶことにより、語り部に合わせた運命が提示されます。直接、そこから読み取れる運命である場合に加えて、そういう夢歩きを選ぶ人向けの「トラップ的な意味合い」を持つ運命もあります。
例えば、「甘やかな言葉を弄する前に、行動あるべし」(赤の風虎)を選べば、「傍観者の記憶」という運命を得て、語り部はそのまま、そのキャラクターへの助言となるのです。
この結果、プレイヤーはテンプレートを選択した後、夢歩きを行い、配られた手札の中から夢歩きで運命を選びます。これを「運命の幻視」と呼びます。
どうしても偏る傾向があるので、二つ選ぶ場合には、まず1つ目の運命をランダムに決めた後、「運命の幻視」を行います。
この修正は、「運命を自由選択できるようにしてほしい」という声に答えるものです。
「深淵」は運命に対して、どう立ち向かうかが、重要なテーマとなっていますので、運命を直接選択するというのはあまりよろしくありません。そこで、イメージ選択を経由する形で、運命につなげる訳です。
運命と語り部のマッチングを優先した結果、語り部に合わせる形で、運命の修正が進んでいます。冒頭に掲げた「大地こそ我が命。これこそもっとも大事なものなり」(青の牧人)に合わせ、「守護者」という運命が作られました。魔族の封印を守護する一族であるという定めです。平凡な農夫を選ぼうとして、この語り部を選ぶと、先祖代々の秘密が明らかになるのです。
さて、今宵はここまでにしとうございます。
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