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July 02, 2005

明治3年 ミスカトニック大学日本調査隊

 アトランティス本の執筆に疲れた隙に、ちょっとした理由があって、朝松健氏の「肝取村鬼譚」を読み返す。
 冒頭に、北海道寿渡似群植白村肝取村の由来があるのであるが、ここで発見された遺跡を、明治32年(1899年)にミスカトニック大学の調査隊が調査するという話が出てくる。

 おお、なんて素晴らしい設定だ。

 もちろん記録など残っていない。同年9月に起きた火事で、調査用の分室が焼失してしまったからだ。さらに、調査に協力した日本の関係者も明治40年の函館大火で根こそぎ壊滅してしまう。
 この調査隊が明治32年の北海道だけを調査したとは思えない。
 きっと他の地域にも探検にいったに違いない。
 そこを妄想すると、これはたまらない。

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