明治3年 ミスカトニック大学日本調査隊
アトランティス本の執筆に疲れた隙に、ちょっとした理由があって、朝松健氏の「肝取村鬼譚」を読み返す。
冒頭に、北海道寿渡似群植白村肝取村の由来があるのであるが、ここで発見された遺跡を、明治32年(1899年)にミスカトニック大学の調査隊が調査するという話が出てくる。
おお、なんて素晴らしい設定だ。
もちろん記録など残っていない。同年9月に起きた火事で、調査用の分室が焼失してしまったからだ。さらに、調査に協力した日本の関係者も明治40年の函館大火で根こそぎ壊滅してしまう。
この調査隊が明治32年の北海道だけを調査したとは思えない。
きっと他の地域にも探検にいったに違いない。
そこを妄想すると、これはたまらない。
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