日々の雑記、ルーンクエストと深淵
海の向こうで「ルーンクエスト」の新版の話が出ていますね。
Mongoose Publishingから2006年6月発売で、一部新システムもあり、最初の発売されるのはグローランサで、その後の展開としてアーサー王物もという話。詳しくは、版権者グレッグ・スタフォードの公式発表(イサリーズ)を。
R&R9号の「私の愛したゲーム」で少し書いたが、ルーンクエストは私のRPG路線を目覚めさせてくれたRPGである。その前に、D&Dやトラベラーをプレイし、それなりに思い出のある作品となった(特にトラベラーはGMとしての快感を教えてくれた)が、ルーンクエストは私を「ゲーム・デザイン」の道に引きずり込んでくれた。
後の「深淵」に至る世界設定は、ルーンクエストを目指して作った「半オリジナル・ゲーム」を遊ぶ中で出来ていった。その後、各社に持ち込んでいく過程で、RQ第三版の重量ルールを何とか軽量化しようとして作られたのが、カード化の手法である。結局、重量ルールは簡略化され、アクション・カードの個性とフレイバーをルール化した「語り部」=「夢歩き」ルールが残った。システムも%ロールから、2d6に変わった。
今となっては、形もイメージも全く違ってしまった「ルーンクエスト」と「深淵」であるが、「ルーンクエスト」は偉大なる祖父であり、その復活は嬉しいことである。今年の夏には、私にとっては、重要な大叔父というべき「シャドウラン」の第四版もでるという。実に楽しみである。
PS;昨日の日経トレンディの取材の一コマ。
「代表作を上げて下さい」
「代表作は『深淵』。最新作として7/16発売の『真・女神転生TRPG~魔都東京200X~』。あと、2003年3月にEbから出た「上海退魔行 ~新撰組異聞~」を上げておきましょう」
「漢字が多いですね」
えー、「ブルーローズ」とか「パラダイス・フリート」とか、「ラウラ・マアの守護者」とかも入れましょうか?
**一部修正
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