萌え萌え秋葉原プロレス
決して、新作の美少女ゲームのタイトルではありませぬ。
今日は台風が来るというのに、学校の日。雨の中、登校してライター科の添削をしたり、プランナー科向けのアナログ・ゲームでTRPGをしたり。
TRPGのほうは、『真・女神転生TRPG~魔都東京200X~』のキャラクターメイク、『深淵』の夢歩き&運命設定などをしつつ、D&D2.5以降のTRPGの話を色々。ユーザーのイメージを引き出すクラス・システムとか、イメージ・コントロールとかヒーローポイントの利点とか。2時間で出来ることはかなり限られているので、「ここから先は己の身で体験せよ」てなことを言って、最新のTRPGリストを渡しておく。
夏休み前ということで、9月にある合評会に向けて、生徒がゲームの企画書を持ってくる。
講師らしく、個別指導ってことだ。
「3Dのプロレス物をX-Boxでやりたい。
700のボディ・パーツを駆使してオリジナル・レスラーを作成、1500以上の技を用意する」
とか大きなことを言うので、とりあえず、「プロレス技を1500上げて見ろ」と言ってみる。悪い。俺もそんなに知らないよ。でも、ここに1500以上って書くならば、1500知っているんだよな?
困ったらしいので、さらに畳み掛けるように、「拳を使った打撃方法をいくつ知っている」と聞く。
せめて、ここで「ストレートだけで七つはあります」とか『ホーリーランド』で書いてあったネタぐらい返してくれればいいのであるが、そうもいかないらしい。
まあ、そう聞かれるだろうことを知るのも勉強である。
だいたい、プロレス版『デッド・オア・アライブ』(乳揺れルーチン実装)こと『ランブル・ローズ』(飛び出す立体写真集発売中)の後では、地味でタイアップの何もないプロレス・ゲームでは企画も通らない。今なら、それこそ『橋本真也追悼企画・破壊王伝説』ぐらい持ってくるとか、逆に、マニアを唸らせるような「見たかった夢の対決」を実現するとか。あふれんばかりのプロレス愛か、ユーザーを読みきる知恵がなければ、こういう企画は通らないよ。
企画書をぺらぺらめくっていたら、最後に、サンプル・キャラが2体。
眼鏡っ子の間接技の女王に、金髪のパワーキャラ?
むむむむ、実はこれ、女子プロ系の萌えゲーだったのか?
だったら、最初に言え!
とりあえず、タイトルを「萌え萌え秋葉原プロレス」に変更だ。
セールス・ポイントは「700の萌えボディ・パーツを組み合わせてオリジナル・萌えレスラーを作成、1500以上の萌え技を用意する」と加筆。プラットホームをPS2に。
夏休み中に、700の萌えボディ・パーツと、1500の萌えプロレス技を考えてくること。
これでなんか、ランブル・ローズにも勝てそうな予感。
(いや、多分、それは無理)
ええ、こんな指導もしております。割と真面目に。
よく考えると、凄い学校だな。
PS:しかし、「萌え萌え秋葉原プロレス」は我ながらひどいタイトルだな。
悪趣味すぎて、脳裏から離れないぞ。
彼がもっとセンスのあるタイトルを考えてくれることに期待しよう。ドキドキ。
« 深淵:生皮 | Main | 大きくふりかぶって4 »
The comments to this entry are closed.
Comments