« 人生ゲーム140年 | Main | 明治3年 ミスカトニック大学日本調査隊 »

July 01, 2005

イリヤッド8・・・アトランティスな日々

 昨日は、1日、アトランティス学(アトラントロジー)の歴史を書く。
 20世紀中庸、ロシアのアトランティス研究家、N・F・ジロフは言う。「アトランティス問題には三つの基礎的な側面がある」と。
 第一に、地質学的な問題。アトランティス大陸の地質学的な立証である。大西洋なり、地中海なりにアトランティスがあって、沈んだならば、そこを地質学的に検証しなくてはいけないのだ。
 第二に、文化人類学的な問題。アトランティスに人類文明があったのかどうか、あったとしたら、人類文明におけるその影響はあるのか? それを人類学的に立証すること。しかし、ここには熱に浮かされた作家たちが参入しているので、信頼性が低いものが多いとか。
 最後に、アトランティス学そのものの歴史。なんというか、人類の叡智が迷路に迷い込んでいく図式そのものが面白い。それは下手なロマン小説を読むよりエキサイティング。まあ、トンデモ本が売れる理由であるな。

 電話で打ち合わせ。次の企画のあれとあれはGO! なんか夏はなさそうな感じ。本当はアレの打ち合わせもしなければいかんのですが、うわあ、もう7月だあ。

 学校経由で、日経トレンディから取材申し込み。アナログ・ゲームの話らしいのだが、さて、どこまで説明する必要のある話なのか? ボード・ゲーム・ブームの話ならば、「カタン」とかの話をすればいいが、TCGとか、TRPGの話をするとなると小一時間じゃすまんぜ?
 来週水曜日、バトルテックの日か。

 夕方から、講師仲間の斉藤氏、卒業生、あと西上君(BATON感謝!)と連れ立って、日比谷の某社に務める元・講師仲間のS氏を訪ねて飲み会。卒業生(03生)の若手ライターも交えて、色々危険な話を聞いた後、飲み屋で中国関係の歴史ネタで盛り上がる。最近、Sさんは中国近代史な人なのですね。明治維新とか、台湾問題は、上海の時に色々調べたので、面白い面白い。
 その席上、卒業生の松尾君がここのBlogを見てくれたことを知る。「偏ってますか?」の回のMSで、50個上げたとか。凄い! 

 ヘロヘロになって終電で帰宅。深夜まで開いている駅前の本屋で「イリヤッド8」をGET。
 アトランティスを追う本格考古学ロマンである。今回はヒムラー、シュリーマン、テンプル騎士団を巡り、マルタ島へ。連載は読んでいないので、今度、まとめてどこかで読まねば。

**一部勘違いがあったので修正(7/7)

|

« 人生ゲーム140年 | Main | 明治3年 ミスカトニック大学日本調査隊 »

Comments

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference イリヤッド8・・・アトランティスな日々:

« 人生ゲーム140年 | Main | 明治3年 ミスカトニック大学日本調査隊 »