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August 09, 2005

ニューヨーク・アメリカン

 アトランティス編が終わりそうで終わらない。
 アイルランド=アトランティス話はなぜかローレンタイド氷床とアガシー湖決壊の話になる。氷河期が終わった直後、氷床が溶けて、カナダのど真ん中に巨大な湖が誕生する。日本がまるごと、入ってしまうほど大きな湖である。本来はミシシッピ経由で、メキシコ湾に流れるところを、ハドソン湾の氷壁が決壊、冷たい淡水がどっと北大西洋に流れ込んだ結果、海水が薄くなり(!)、海流が大混乱して、寒冷化が再開してしまう。いわゆる「ヤンガー・ドライアス事件」である。
 時期としては今からほぼ12000年前。アトランティス沈没の原因はこれか!
 この事件についてはニュートンのバックナンバーと、雑誌「氷雪」に掲載された極地氷雪用語集の「ヤンガー・ドライアス期」を参照のこと。

 こういうネタは面白いんですよね。燃える。

 ウルフ・エルリンソン博士は、このアガシー湖決壊に相当する第二次アガシー湖決壊が、紀元前6100年にも起きたと言う。世界中の海面が30センチばかり上昇したというから、とんでもない事件ですよ。ええ、洪水伝説もできますね。

 さて、現在の問題は漫画「イリヤッド」でも話題になった『シュリーマンの孫』事件。
 とりあえず、パウル・シュリーマンの記事「すべての文明の源アトランティスをいかに発見したか?」が載ったニューヨーク・アメリカンの記事(英文)を転載しているサイトを発見。解説を読むと、「新聞王ハーストが創刊したイエロー・ジャーナリズム系のタブロイド紙」と書いてある。うわああ。いわゆる東スポ系ですよ。げらげら。

 このあと、チャーチワードとムー大陸の話を。ああ、ゼカリア・シッチン先生の宇宙考古学話も触れておかねば。第12惑星ニビルと地球人家畜説の源泉ですよ。デニケンとハンコックは一言で流す予定。

PS:原稿に煮詰まったところで、封印してあったはずの「マリア様がみてる」を読んでしまう。ごきげんよう。

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