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August 17, 2005

日々雑記:ヴォストーク調査ほか

西暦2000年、各国の科学者が協力して南極ヴォストーク基地の地下3623mまで、氷床コアを採掘した。これにより42万年分の気象データが得られた。氷床の下に封じられた古代の湖を汚染しないため、掘削は湖の手前120mで止められた。  『古代文明と気候大変動』

 とりあえず生存報告。
 アトランティス本もオーパーツが終わり、最終章である「最新学説による超古代文明仮説」の章を執筆中、縄文文化とかマンモス・ステップとか、環境考古学の話を。とりあえず、ウェザーファクターとか、環境ポンプとか、縄文ネットワークとか、アガシー湖決壊とか。
 どこが超古代やねん。

 でも、これはこれで燃えるんですよ。

 紀元前5600年、黒海形成時のマルマラ海決壊の際は、黒海沿岸すべてで、毎日15センチずつ水位が上昇し、淡水だったエウクセイノス湖(原・黒海)が汽水に変わり、2年で150m水位が上昇したという。それは怖い。
 そこで、湖岸から逃げる人々がメソポタミアに逃げるのですが、その経路がアララテ山
 面白いねえ。

 冒頭の話は今年翻訳されたブライアン・フェイガンの『古代文明と気候大変動』からの話。
 ヴォストーク基地地下に封じられた古代湖の話は『ブルーローズ』の頃から注目しており、『クトゥルフ神話ガイドブック』の頃にも書いたが、直前まで掘削調査をしていたのか。汚染を避けるため、120m手前で掘削中止というのが色々感じるものであるよ。そのまま突き抜けたいという衝動をよくぞ抑えた。

 ギリシア航空墜落。被害者の方々のご冥福をお祈りいたします。
 全員の遺体が芯まで凍りついていたと聞いた瞬間、不謹慎ながら、『風に乗りて歩く者』を思い出してしまった。我ながら、業が深いものよなあ。

 宮城県沖地震。横長のストロークはかなり危険を感じました。何しろ5畳の仕事場は今、本の山なので。
 夕刊に報じられたプール天井落下の写真はかなりの恐怖である。

 学校の卒業生から、イベント出席の打診が来る。9月11日。詳細はいずれ。

 アトランティス本が終わっても、JGCまでの準備作業が色々ある。田口先生の魔族のイラストが最高。これも後ほど。じたばたじたばた。

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