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September 30, 2005

まくはりかん

 娘が風邪気味で「ヨーグルトか何か買ってきて」というので、スーパーをのぞいたら、「のびるヨーグルト」というのがあった。ヨーグルトのどこが「のびる」のだか不明だが、のびる、トルコ風アイスクリームみたいなもんか?

 娘の感想は「おかしい」。食感が妙であると。

 妻曰く「まくはりかんが気持ち悪い」。

「まくはりかん」

 脳内では伝説級にこけた漫画「幕張」の絵が浮かんだ。
ああ、あの感じは気持ち悪いな。

 正確には、妻が趣味とする手作り石鹸の世界に「膜張り感」という表現があるらしい。油の膜が張ったような、もったりともねっとりとも言い切れぬ状況を表現する言葉だそうだ。
 確かに、一口食べて見ると、妙にどろりと抵抗する。

 少し、宇宙的な味かもしれない……

(と、無理矢理、クトゥルフ風に落としてみる)

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September 29, 2005

日々雑記:修羅鏡など

『金剛神界』のワールド・データ&追加ルール作成中。
凶悪なスキルがきますぞ。
今のままでは、格闘やオカルトが足りないという人のために。
そして、さらなるパワーを! (ちょっとカオス気味)

●修羅鏡
 朝松健先生の「修羅鏡」読了。
 「逆宇宙」外伝の、戦国物。信長が魔王と化し、その分身たる修羅鏡を求めて、立川流の沙門、白鳳坊と謎の少女、お凶、こそ泥のどぶ六を追うという戦国伝奇アクション。

 正直、やられました!

 『比叡山炎上』とは別ラインではありますが、戦国魔術合戦という意味ではまさにその通り。
 伝奇の面白さ大爆発であります。面白かった。
 このあたり、『比叡山炎上』も頑張らねばいけないぞっと!

●ベルセルク 29
 港湾都市ヴリタニス編その2。シールケとソーニャが出会い、ファルネーゼは己の出自と対峙する。
 戦闘の少ない、人間ドラマ編でありますが、今後の波乱を予感させてくれます。
 いかん、また、変なスイッチが。

●織田信長推理帖 不動明王の剣
井沢元彦原作、神江里見作画のコミック。
京都に上洛した織田信長が密室殺人に挑むという戦国ミステリー。
むにゅう。

PS:今、57センチ。

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September 28, 2005

日々雑記:西の銀、東の金

●西の銀、東の金

 先日の戦国時代の貨幣関係のメモに、トラックバックをいただいた。
 参考になります。
 こちらもメモ代わりに、三貨制成立の話をメモ。

 江戸開府の前までは、貨幣経済そのものが不安定で、京都を中心とした室町体制の中では、銀の従量制度が中心であったようだ。銅銭は流通量が絶対的に少なく、百年以上前の青錆びの出た明銭を使っていればいいほうで、質の悪いびた銭が混じっていて、売り手が受け取ってくれない事態さえあった。
 銭でも信用が足りない時代である。
 しかたがないので、商業では銀を従量制で貨幣扱いする一方、あとは物々交換に頼るしかない。銀本位制になったのは、中国がそうだったかららしい。(後で確認する予定)

 これが東国になるとさらに、貨幣不足が加速する。
 代わりに、色々な場所で砂金が取れたので、金が貨幣代わりになったが、貨幣として鋳造されるのは、甲州金まで待たねばならない。
 このことから、「西の銀、東の金」が貨幣の二本柱として並立、さらに小額までサポートするために、伝統のある銅銭が使われていたようである。

●授業

 今日は学校。「アナログ・ゲーム」は最終回モード。
 前半は、以前、ガレージ・スケープ・コンベンションで教えてもらった言葉遊びゲーム「詠み人知らず」を。出典は「ニコリ」と聞いた。
 5-7-5のユーモア川柳を、みんなで作るというゲーム。最初は分かりにくいが、始めるとコミュニケーション・ギャップが面白いゲームである。
 特に、最後の発表会が最高!

 後半は、Cheepass Gamesの「The Big Cheese」。
 6面サイコロ用のオプション・ルールを使用したが、20個振るのは派手でいいかも。しかし、普段、TRPGとかボードゲームをしない人は、合計する段取りがやはり遅いものであるなあ。
 オリジナルでつけた、「1D6×倍率」パターンは、さらに派手であるが、運の要素が強くなり、VetoとBig Cheeseがさらに重要になる。しかし、そういう非生産カードに気を回しすぎると破滅するのも、このゲームらしい。

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深淵:ガイウスの帰還

「ガイウス叔父上! どこに隠れた!」
 ジェイガンの雄叫びが、城壁に木霊した。
 だが、もはやガイウスに答える力はなかった。敵兵との一騎打ちで左手を失ったガイウスには、泉水の魔鏡を抜け、落ちのびるしか出来なかった。
 頼るべき水魔の王は黒き火龍の炎に焼かれた。
 城壁の下では荒れ狂う狂戦士とおぞましき黒騎士の群れを率いた漂泊の戦姫が、新たにまとった闇と同じ色の魔剣を振るっている。

 もはや、これは人外の戦場である。

 今朝方の奇襲ですべてが崩壊した。
 水魔の王が守護する地下水道を渡り、奇襲部隊が乗り込んでくるなど、誰が予想できよう。それこそ、もっとも女神の加護が行き届いていた場所ではなかったのか?
 魔鏡を抜けた瞬間、ガイウスの意識が飛び去っていった。

 我をあがめよ。
 願望を形にするのだ。
 おさえてはならない。

(……贄だ……)
 何かがささやいた。
(……代償を支払え……)
 しゃがれた声が木々の枝におちる、ねっとりした煤のような闇から滴ってくる。
(……力が欲しいなら……)
 魔性の声か……これは。

「お気がつかれましたか?」
 ガイウスが目覚めたのは黒々とした森の暗がりの中であった。
 その闇にひそむ異様な雰囲気。あの声は……。
「ここは……黒き森の奥か?」
 ガイウスの問いに、若い騎士が答える。確かユーリアの息子ジュスタス。見回しても、付き従うは、ジュスタスとその配下の騎士見習いが二人ばかり。まだ騎士叙任も済ませてはおらぬ者ばかり。
(ああ、後は死んだか)
 ガイウスは言葉にしなかった。
 落胆などしている暇はない。
 失った城と国、そして、片腕の恨みを晴らさねばならぬ。
 ジェイガンの小僧に侯爵位を渡してしまったことはしかたない。
 奴でも半年ほどは国を守れるだろう。
 力を手に入れよう。
 バッスルとユラス、そして、フィレアの商人どもに領地を盗み取られる前に。
 その方法は分かっている。
 この森の奥にそれはある。
 そして、支払うべき代価も。

 友よ、それが汝の言う理想というものか?
 単なる愚行に過ぎぬ。

 ラルハース継承戦争の翌年、敗死したと思われていたガイウス・ラルハースは、妖魔の軍勢とともに、ラルハース侯爵領東辺、辺境騎士団領を襲った。死霊の公子は骨の城を築き、黒翼の王は黒き妖魔を駆って夜空を駆けた。ガイウスの左手には見慣れない銀の大鎌が握られていた。
 ラルハース分割を企てていた北原の諸国は、封印を解かれた魔族の恐怖を改めて知ることになる。
 そして、バッスルには永遠の冬が忍び寄りつつあった。

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 知人からのメールで、発作的に「深淵」の話が書きたくなったので、北原のワールド・ガイドを小説風に書いてみる。「第二版」の時代は、このあと、もう少し先である。

PS:「金剛神界」の締め切り中なので、変なスイッチを押さないように。>>該当者
 ちなみに、細かいことは秘密なので、後は妄想するように。

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日々雑記:蟲愛づる姫君

「金剛神界」に潜行中。ワールドガイドとルールの調整中。
むにゅむにゅ。
それなので、とりあえずメモみたいな日記。

米軍のイルカ兵器脱走
 まだまだ出てくるカトリーヌの被害。
 対テロリスト用の毒矢を装備したまま、脱走中。
 いやもう、米軍は楽しませてくれますな。
 「ブルーローズ」のシュープリームが健全に見える今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?

●蟲愛づる姫君
 平安朝の物語が出典ですが、タイトルを「蟲」に変えただけで、もうクトゥルフである。
 現代に移行したら、それはもう「ベルゼブブ」。
 『真・女神転生X』のネタにもなるなああ。

●三匹が斬る
 娯楽時代劇の名作シリーズ。生徒がよくネタにするのですが、残念ながら、私はほとんど見てない時期でして残念。とりあえず、脳内で過剰変換した結果。

「三美姫が斬る」

 どこかでラノベか、美少女ゲームにして下さい…………いや、もうありそうだけど。
 「深淵」で、戦士の五公女のうち3名が暴れまわる「三戦姫が斬る」とか、「ベッキーが斬る」(もうなんだか)とか「紺碧が斬る」(架空戦姫物)とか。

 つんくプロデュースで「三匹が斬る」(出演ハロプロ)。

●BREACH
 なんか死神の元気どころが全員、学生として転入。
 うむ、これは受けるネタだ。
 TVアニメでは、更木剣八、大見得。こういうバーサーカー・キャラはいいね。

●関東管領上杉謙信
 「戦国クトゥルフ」でリサーチ中。
 上杉謙信は、内政の信玄、革命の信長とはまた違った意味で戦国時代の象徴である。
 坊主にさせられそうになった次男坊が国主となり、戦国大名としてはトップを切って上洛、関東管領への道筋をつけるとともに、対一向一揆の本願寺外交を展開した挙句、種子島伝来の火薬調合術を学んでくる。
 いまだ兵農分離ができていないため、京都制圧、上杉幕府とはいかなかったが、その後、安房(千葉県南部)の里見氏の誘いに答えて、越後(新潟県)から関東進出、鎌倉に入って、関東管領になる。
 とんでもない機動力である。
 信玄との激闘が有名だが、この人の戦歴はおかしいよ。

●読書関係
別冊宝島「戦国武将散り様列伝 戦国武将174人の最期の瞬間」
 タイトル通り。ネタ拾い用に取得。

井沢元彦「日本史集中講義」
 日本史を大局的に分析し、歴史を洗い直す井沢流「逆転の日本史」系スピンアウト本。戦国ネタがあったので、図書館より借り出して読む。教科書批判が多く、うるさい感じもするが、「流れ」「大局」「世界の中の日本」という視点で、日本史を語らない人が多いのは事実。
 武装寺社勢力VS戦国武将のあたりは同意。
 戦国は「生きるための戦争」が恒常化する。
 平安時代の武装放棄話と、聖徳太子の17条憲法話はややリサーチしないと危険な気分。

●入手した本(未読)
朝松健「修羅鏡」
 魔王と化した信長と、その分身「修羅鏡」の壮絶な魔術バトル。
 「逆宇宙」シリーズの番外編。
 「夜の果ての街」の次はこれか?

加藤廣「信長の棺」
 本能寺で死んだ信長の遺骸の行方を求める歴史ミステリー。
 「信長公記」の太田牛一が探偵役ということで思わず購入。

佐神良「S.I.B.(セーラーガール・イン・ブラッド)」
 「BLOOD+」のノベライズでも、「セーラームーン」の続編でもありませぬ。2003年の近未来ハードアクションを古本屋で入手。
 近未来の荒廃し、無法の世界と化した日本で、セーラー服を着た戦闘的な女子高校生グループが【自由地帯】で銃撃戦を繰り広げる。主人公の名前はアムロである。
「銃くらい持ってるさ、女子高生だもんな」

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September 27, 2005

クトゥルフ戦国:信長時代の貨幣関係

「比叡山炎上」の件で、情報収集中。以下はとりあえずのメモ。

 戦国期の貨幣単位がよく分からないので、確認のため、「戦国時代」&「貨幣制度」でネット検索してみると、とんでもないことが分かる。

●戦国時代は貨幣不足?
 平安期に鋳造された皇朝十二銭以来、500年、日本で公式に鋳造された貨幣はなく、輸入した中国の銅銭を用いる他は、物々交換、もしくは、金銀を計量して貨幣に代用する。
 平安以降、貨幣が公式に鋳造されなかった理由は二つ。

【1】幕府は日本の代表ではなく、公式には鋳造権を持たない。

【2】金を作っても、その貨幣に信頼性が得られるほど、権威が確立していなかった。

 鎌倉幕府も、室町幕府も、金を作らず、中国経済圏の共通貨幣である中国銅銭に依存していた。それも十分な貨幣量に達しなかったので、中世日本では貨幣不足によるデフレ傾向にあった。
 ……足利義満が明貿易に精を出した理由もこのあたり。貨幣鋳造の代わりに、銅銭を輸入していたのである。その後、日本海側の戦国武将が海外貿易に取り付かれるのも銅銭ほしさである。
 独自貨幣を持たぬまま、500年頑張ったものの、さすがに経済発展が遅れてくる。しかたないので私鋳という形で、銅銭の独自発行が行われるが、焼け石に水である。

●甲州金
 戦国末期、武田信玄が、領国内だけで通じる金貨制度「甲州金」を運用する。(他にもいくつかの類似例があるが、なぜか戦国の革命児、織田信長は貨幣発行をしていないようだ)
 甲州金のシステムは、1両=4分=16朱に始まる2進法形式で、これは武田の遺臣を引き取った徳川家康に採用され、江戸期の三貨幣併用制度の金貨・銀貨部門で使われる。

●江戸期の三貨幣併用制度
 江戸期の貨幣は、甲州金のシステムを受け継いだ「金貨(両・分・朱)」(同価値の銀貨も併用)、重量制の「豆銀、丁銀」、中国銅銭と皇朝十二銭が入り混じる「銅銭」の三貨幣併用型で、金・銀・銅の関係はしばしば変動していたらしい。それは両替商が必要だ。このあたり、要調査。

●墨俣一夜城は三千貫
 銅銭はいわゆる1文で、どうもこれは1文50円から100円の感覚であったようだ。時期により貨幣価値は変わるので、一概には言えないらしいが、『比叡山炎上』のあたりでは、1文80円、ないし、100円で換算すべきかな。
 ちなみに、天正期(信長末期)だと、米3升が100文という。米が高い。

 豊臣秀吉の出世物語の鍵となった墨俣一夜城は、その建設費用として、三千貫の銭をもらう。1貫は銭1000文を紐で通して、まとめたものであるから、三千貫は三百万文。1文=100円換算ならば、3億円である。
 実際に城を建てたというよりも、上流から木材を運んで一気に「城壁」を建て、木製の砦をでっち上げたという代物のようだから、3億円というのはまあ、分かる値段か。建設要員は800名ほどだったようなので、人件費も何とか。

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September 26, 2005

日々雑記:SHINOBI

 今日一日、苛酷な生徒指導の予定だったが、朝、学校にいったら、キャンセルだった。これは神様が「休め」と言ってくれたとポジティブ・シンキングし、新宿に行って、映画を見ることに。
 「SHINOBI」と「仮面ライダー響鬼・映画版」のどっちを見るか悩んだが、月曜日とはいえ、小学生に混じってひとりで併映の「マジレンジャー」を見る元気がなかったので、「SHINOBI」へ。

 2時間後、ちょっと後悔。えーん、山田先生が泣いてますよ。
 まず、薬師寺天膳が弱いのが許せぬ。とくに自爆が許せぬ。アレは弦之介に切られて、後で復活、その後ってパターンでしょ。放映時間3分伸ばせよ。
 卍谷と鍔隠れの警備体制がスカスカなのも許さぬ。大砲で攻め殺せぬから、忍者は危険なのでありましょう。天正伊賀の乱(信長による伊賀攻め)を生き延びた後もまつろわぬ「人間兵器」が、柳生ごときの一般兵に接近を許すあたりが許せぬ。
 そして、駿府城会見。私なら最終兵器発動の大殺戮大会ですな。ひげ爺とか、キンキラ坊主、3代目半蔵もビーム兵器で真っ二つですな。(ちょっと、HELLSINGが入っている感じで)
 そして、すべては春日局の陰謀の通り、家光の時代になるうううううううううう。

 ハリウッド版の監督には、ぜひ、「ゾンバイオ」スチュアート・ゴードンか、ブライアン・ユズナを希望。「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソンでもOK。バーボーヘンだと、別の意味でダメになるので不可。

 心を癒すために、紀伊国屋で資料漁りをしていたら、東雅夫・編の江戸川乱歩短編集「火星の運河」発見。ラヴクラフトを日本に初めて紹介した伝説の「怪談入門」が文庫で読めるようになるとは!

 コミックのフォレストでコミック版「皇国の守護者」2巻をGET。
 戦姫率いる帝国軍の侵攻を10日押し留めろと命じられた新城は、圧倒的な劣勢を跳ね除けるために、最悪の作戦に取り掛かる……。作戦家の現場指揮官の辿る闇の世界。うむうむ。

PS:先日の「諏訪国未然記始末」にミスがあったので、加筆修正。
 あの後、資料を読み進めたら、武田信虎は諏訪頼重との同盟を積極的に進めたが、晴信(信玄)の代になった途端、信濃の諏訪氏を攻め、頼重を殺したという。シナリオ的には「それでもOK」なのでよいがのぉ。

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彷徨う魂と肉体

「見るな。傷になる」
 -月刊 少年サンデーGX 
  「ブラック・ラグーン」日本編最終回。

 逃げるには賢すぎた。
 宵闇の中に留まるには若すぎた。
 ……そういう終焉(おわり)。
 予想してはいたが、目にすれば、心は痛む。
 傷を抱えて宵闇を彷徨う道を選んだロック。
 「平和の国」はもはや祖国にあらず。

 外出ついでによった本屋でサンデーGXをぱらりとめくる。普段、連載で読まない本を手にするのは凶兆。まあ、そういう次第。
 「ブラック・ラグーン」はビター。
 なぜか「美女で野獣」は、世紀末覇者伝説中。一体、何が?

 さすがに、泊り込みでゲームをすると翌日に疲れが残る。
 おかげで日曜日はヘロヘロと「金剛神界」の原稿を進めながら、本を読んだり、外出したり、テレビを見たり。動けない時は動かないと割り切るのも年齢というものだ。
 ついでに明日誕生日の息子のために、DSと「ポケモンダッシュ」を、家族のために「塊魂」を買う。
 もはや説明の必要もない「塊魂」は学校でその中毒性まで確認済みの一品。老後のために取っておくつもりだったが、目の前に安いBest版があってはいかん。帰宅後、転がすが、2トライ、17センチで力尽きるあたり、疲れているのを実感。
 テレビ朝日の「ボルケーノ」を見て寝る。ロスに突然火山が出来る話。日本だったら、「地震学者、何やっていた?」って話である。

「マグマ?」
「溶岩のこと」

 これが主役のロス市非常事態担当者と、若手地震学者の会話。この映画の想定視聴者を考えると色々ドキドキする。そう言えば、「日本沈没」がリメイクされるという話はどうなったのかな?

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September 24, 2005

クトゥルフ戦国:諏訪国未然記始末

「信虎様、今、なんと?」
「雪村よ、わしは諏訪湖が欲しいぞ」
 武田晴虎の瞳がまさに獣のように輝いた。

 昨夜から某所にて、テストプレイとか打ち合わせを兼ねてゲーム。
 なぜか「幻奏戦記」の英雄になって、ルーンソード一刀流をしていたのは秘密。バトルテックみたいな感じで、ずばずば切ってました。しかし、歌姫を消費することが前提の機体ブリッツ・リミットは、かなりひどい機体なのではないかなああ。最初のGMの説明では「歌姫といちゃついた後、ロボットで戦って、またいちゃつくゲーム」という話でしたが、緊急再起動すると、姫様が病院送りになって、いちゃつけませんぜ。

 朝起きて、ネズミの企業家になって部下をこきつかうカードゲーム「The Big Cheese」を2回プレイ。
 社会の幹部同士で仕事を奪い合い、部下に仕事をあてがって、成績を搾り取るセリ・ゲーム。大型プロジェクトの足を引っ張り、手のあいた部下を苛酷な短期業務(「占いセール」とか)に叩き込む人事運用の厳しいあたりを30分で実体験できる。こんなゲームを700円ほどで作ってしまうCheepass Games恐るべし。

 そして、「比叡山炎上」に向けて、戦国クトゥルフを。
 天文10年(1851年)、武田信虎(信玄晴信の父)の命で、同盟国である諏訪の内情探索および宝物奪取に向かう武士、雪村と配下の忍者《大蜘蛛のゴンゾウ》、案内役のマタギ、そして、拳が輝く退魔武術僧。狙うのは諏訪大社の宝物庫に隠された、聖徳太子の予言書「未然記」
 諏訪では折りしも御柱祭りの最中だったが、祭りは謎の黒い影によって血まみれの惨劇へと変化し、諏訪の街に南蛮渡りの銀の笛(フルート)の音が響き渡る……。
 諏訪湖の底に何がいたかは秘密ということで。

PS:今日のネタ。
 アトランティスを論じたプラトンの『ティマイオス』において、理想的軍事主義の一端を示すセンテンスがある。そこでは、「兵士は戦争以外何も考えなくてもいいように配慮されなくてはならない、必要ならば、そのために婚姻統制を行った上、その婚姻統制の内容を細工してもいい」という。
 デュランダル議長、あなたはプラトニストだったのですね!

**一部加筆修正

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September 23, 2005

日々雑記:合評会な日々

●連日、合評会
 昨日、一昨日と連続合評会の上、飲み会が入ったのでヘロヘロ。

 企画科1年は人数が多いので、発表3分、質疑1分、講師コメント計2分とか凄まじいことに。企画科はプレゼン命なので、まあ、この短時間と企画書だけで、どれだけ自分の企画を押せるかがテーマ。コンセプトを絞りきれたか、そのコンセプトで「へえ」を引き出せたかが肝なのである。
 しかし、1日35名は疲れました。

 逆に、ライター科2年は就職が決まり、そちらで働き始めたものも多く、こじんまり。当初1時間とか言われてましたが、逆にひとり1時間かける贅沢な展開である。生徒作品を見ながら、PR誌の記事構成とか、スポーツ観戦記事の書き方とか話していると、懐かしいなあ。
 「Numberでサッカー記事を書きたい」という生徒がいたが、原稿に詰まっていたので、最初の1行に何を書くつもりだったかを聞く。平凡な始まりだったので、試合のキーシーンから書けと助言する。何が試合の肝だったのか、デルピエロが書きたいなら、彼のシュートをどう描写するのか? それを必死に考えて欲しい。そこがしっくり調和すれば記事は書けるのだ。
 この時、モーニング連載のワイン漫画「神の雫」が脳裏をよぎっていたのは秘密。

●へうげもん
 モーニング連載と言えば、戦国時代の粋人、古田織部を主人公にした「へうげもん」が面白い。変な奴代表「織田信長」の下に集まる武将たちと茶の湯絡みのあれこれの話であるが、武将として成り上がりたい織部の欲と、へうげもんとしての業が行きかう様がよし。

●追記:仮面の男女
 昨夜の宴会でトイレに立った際、隣の間仕切りにふと目をやると、そこには、トランプマンのごとき仮面を被った優雅な男女10名ほどが一つのテーブルを囲んで歓談しているではありませんか?
 仮面を被っての宴とは豪勢なことである。全員正装というか、おしゃれな雰囲気である。

 でも、場所は恵比寿の「つぼ八」。
 学生御用達の居酒屋ではそこだけ異空間。

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September 22, 2005

老鬼海 章魚足

『比叡山炎上』に向け、織田信長成分と朝松健成分、その他諸々を吸収中。しばらく、このBlogは謎のメモ帳と化す予定なので、ご容赦あれ。

 とりあえずは、三鷹図書館で見つけた朝松健『夜の果ての街』(上下)を片手に、戦国関係書籍とにらめっこ。
 『夜の果ての街』は異世界<向こう側>とつながりかけた池袋を舞台にしたオカルト伝奇アクション。一度死んだ刑事が<向こう側>の魔術と八卦掌を駆使して戦う。まだ序盤ですが、タンゴのリズムがいい感じ。正体不明のミスター沈(シェン)率いるマフィア「章魚足(ジャンユイズウ)」か。来たな! もはや皆様には説明の必要もなかろう。老鬼海がいつ出てくるか、楽しみ、楽しみ。

 もう片手に広げるのは永原慶二『戦国時代』(上下)。文化経済世界史まで含めて、総合的に戦国時代を検証しようというもの。お勉強モードで読むのでゆっくりゆっくり。
 種子島伝来の話よりも、戦略物資としての木綿の話のほうが面白いあたり、私も病気かねえ。19世紀後半に、ベニヤ板が戦略物資だったのと似ている感じ。
 上巻中盤、有名な戦国大名の誕生というあたりで、武田信玄による、父信虎追放(天文10年/1541年)の話に脳内スイッチが暴走中。基本的には内政派と外征派の対立のようであったが、「悪行のため」といういい訳から、「妊婦の腹を裂いた」とか残虐行為の噂に発展するあたりがさすが戦国大名。もはやそこまでいかないと、悪行ではなくなるのか。SAN値がかなり低いか、逆にPOWが高すぎるか。

 森田信吾のコミック『影風魔ハヤセ』1読了。
 忍者と戦う玄忍者(くろしのび)の活躍で、本能寺で暗殺されたはずの織田信長が生きていた。本能寺の変そのものも、豊臣秀吉の策略で、明智光秀はハメられただけだった。秀吉の闇の天下取りに呼応して、闇の忍者たちの激闘が始まる。明智の三日天下さえも謀略戦の結果。さて、生き残るのは一体誰か?
 割とハードな絵柄なので、きつい人もいるとは思いますが、この人の幕末ものとか好きですよ。

 高遠るいのコミック『シンシア・ザ・ミッション』1読了。
 さまざまな来歴を持つ少女アサシン物の連作シリーズ。華僑系の暗殺者少女シンシア、殺されたヤクザの養女で謎の王子さまに守られたたかやかなえ、天才華道家にして、ストリート・ファイター久我阿頼耶(くが・あらや)、邪眼を持つ紫水ほたる……彼らが出会い、これから本編というところで、1巻終了。次が楽しみ。

**一部加筆修正

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September 21, 2005

日々雑記:ナスカ周辺に不法占拠

ナスカ周辺に不法占拠住宅が30世帯以上。
 基本的には、住む場所がない人々が勝手に家を建ててしまっているだけなのだが、ナスカの付近はほぼ完全に雨が降らない地域。だから地上絵が残っている。決して暮すのに適した場所じゃない。それでも……というところで、裏の事情を妄想していくと、『真・女神転生』とか、「ブルーローズ」のネタになりそうなニュース。いつ、友成純一氏の『覚醒者』につながるか……と考えたら、クトゥルフ神話ネタにもなりますな。

 アワーズ増刊HELLSING特集号を読み、一言。

「こういうの、いいなあ」

 地獄めいた第二次世界大戦下のベルリンで、謎のチベットラマ僧軍団(実はミ=ゴ)あたりと、派手な銃撃戦とか、どうかねえ。

 大楽絢太『七人の武器屋 レジェンド・オブ・ビギナーズ!』読了。少しイレギュラーな感じもするが、色々イベントもあって、若い頃を思い出すような一冊。
 塔のシーンは反則ですよ、反則。
 娘も、大層気に入り、続編があったら読みたいとか言っております。サンキュー、エクス・ガリバー!

 『金剛神界』に向けて、スキルと追加ルール製作中。
 金剛神界の設定が色々寂しいので、「魂の修練場」化が進行中。
 ついでだから、アレもあーして。
 肉球のありそうな人から、もっとガンスリンガーに愛をとか言われましたので、ミリタリなスキルをもっと怪しげに作るかのぉ。おや、こんなところに『迷彩君』が……。(ちがうだろ)

 今日は企画科1年(GK05)の合評会。木曜日はライター科2年、来週月曜日は企画科2年と合評会が続く。
 その上、来週にはなぜか補習まで。うわあ。

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September 20, 2005

もやしもん、魚釣島奪還作戦

石川雅之「もやしもん」1
なぜか菌が見える青年の農大入学記。
発酵学の先生とともに巡る怪しいネタの数々。農大のユニークな風習とか、とんでもない漬物。エスキモーの作るアザラシと海鳥の漬物キビヤックとか、エイの発酵食品ホンオフェとか。割と楽しいですね。

大石英司「魚釣島奪還作戦」
魚釣島を不法占拠した謎の軍団と、その排除を命じられた「サイレント・コア」や海保、自衛隊らの戦い。
久しぶりに、まともな戦闘をする「サイレント・コア」の活躍がよし。
外務省のヘナチョコぶりに対する毒舌も厳しく、状況は興味深い。

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September 19, 2005

日々雑記:DS,遊戯王、七人の武器屋

 アトランティス本の修正が戻ってきて、超多忙状態ながら、実家の両親が上京してきたので、妹の新居に顔出し。その行きかえりで色々あるあたりがどうも宿命か。

●DSの文句は……
 移動中の電車の中、誕生日プレゼントにニンテンドーDSをねだる息子に、ポケモン好きの妻がDSの機能について質問した。
「通信はできるの?」
 友人とポケモン対戦したり、交換したりする妻としては、それこそが重要なポイントである。確か無線通信が可能であったと思っていたが、息子は断固として答える。
「出来ない」
 コードも何もつながらないと言い張る。妻はもっとも重視した通信機能が否定され、それだけでDSへの反感が爆発し、長男に愚痴る。やがて、たまりかねた小4の長男は一言。

「僕が開発したんじゃない」

 ええ、文句はニンテンドーに言って下さい。
 いや、その前にこっちで調べておくよ。何らかの方法があるはずだから。

●遊戯王カード
 その筋では多分、有名なネタを初体験。

 長男は玩具の詰まったリュックを背負っている。妹の子供たちと遊ぶのが楽しみなのだ。
 電車の中で、その中から取り出した遊戯王カードの束(なぜかガッシュベルカード用の魔本バインダー入り)を見せてくれる。デスガエル・デッキ。死ぬとデッキから予備を引けるデスガエルを中心にしたデッキ。
 「遊戯王」はあまり研究していなかったが、やがて、1枚のカード名に目が留まる。

 悪魂邪苦止(オタマジャクシ)

 いや、このネーミングには感動しました。

●七人の武器屋
 バンタンの卒業生、大楽絢太氏のデビュー作「七人の武器屋」を途中の本屋で発見。即GET。
 ファンタジア大賞佳作おめでとう! 
 君らしいコミカル・ファンタジー、これから楽しませてもらいます……と書こうと想ったら、早速、娘に取られてしまいました。

●のだめカンタービレ 13巻
 のだめ、パリ編続行中。
 千秋君はまたもや、ダメ・オケに巻き込まれ、大変なことに。
 しかし、孫ルイとか登場し、これまた凄い話になりそうな予感がする。

PS:Role&Roll14号が発売されました。『真・女神転生TRPG~魔都東京200X~』では、西上君が追加クラス、FAQ、追加アイテム、追加ルールなどをサポートする記事を書いてくれています。

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September 17, 2005

日々雑記:秋葉原、ゲーマー生活

相変わらず、「金剛神界」と「クトゥルフ」な日々。
フェンシングするキャラクターとか、ネギマなキャラの再現用スキルとか、ダメなものを考えております。
ああ、今日中にまとめて、西上君に放り投げないと。

●8/18 秋葉原にて
今日、届いたある雑誌で見つけたニュース。

8月18日 秋葉原ダイビルにある東大理工学部の研究施設を皇太子殿下が訪問された。同研究所で開発中の人型ロボット(外見はほぼ「アイ・ロボット」)などを見学された後、その後、徒歩で秋葉原を視察、開通前の「つくばエクスプレス」に試乗された。

■関連ニュース
皇太子殿下が人型ロボットと対面している写真を見ると、ああ、21世紀なのだなあと感じる。
その一方、秋葉原を徒歩で視察していただくとは……感慨深いのか、文部科学省は何を考えているのか?

●必須教養の話、補足
 先日の「ガンダムが必須教養」にはいくつか反応をいただきましたので補足。
 「ガンダムを全部見ろ」というのは苛酷かとも思えるが、ゲームライター科の場合、就職先の主力が、ゲーム雑誌編集部やゲーム攻略本を作る編集プロダクションである。例えば、この夏など卒業生が『スパロボ』の攻略本で死にそうな日々を送っている。こうなると、『スパロボ』に出てくるロボットアニメの知識が、仕事に必要となるのである。

「この黄色くて、変な鉤爪のついた、悪そうな顔のモビルアーマーなんだっけ」

とか現場で言ってられないし……。
 プランナー科とか、グラフィック科とか、プログラマー科とか、作る側に回る生徒たちも、バンプレストなどのコンシューマー系を目指したら、いつかは、アニメ系のゲームを扱う可能性が多い。ガンダム・ネタはその最たるものという訳である。
 好きなゲームの元ネタぐらいでおたおたするな。原作を見たら、もっと面白いのだよ。

 もしも、ゲーム業界を目指す人がこのBlogを読んでいたのならば、ぜひ、初代とZ、あと最新のガンダムは見て欲しい(もちろん他のアニメや普通の映像作品もできるだけたくさん見て欲しい、本も読んで欲しい)。あとで絶対、役に立つから。実際、見てないアニメでもネタや仕事になることがたくさんあって、私自身、困ることもある。

 では、見ていない人はどうすればいいのか?
 
 「見ろ」

 ああ、みもふたもない。
 では、初代ガンダムをどのくらいで見られるか?
 とりあえず劇場版3本を見れば半日で終わる。

 TVアニメ版43話と言っても、CMを飛ばしたDVD版で見れば1本23分、OP/EDを抜けば20分、1時間に3本見られる。全話連続放映をすれば、14時間20分。まあ、休憩とか食事を入れても、20時間かな。1年通じての50話でも、同様に24時間もあれば見られるのですよ。学生時代ならば、まだ間に合う。誰かが絶対持っているから、ビデオ合宿でもやればいい。ガンダムなら資料本も多いから、それを片手に頑張ればいい。

 この体験はあとで絶対役立つ。
 ガンダムで出来たら、他の映像作品でもできる。
 本でも集中的に読んで無駄にしないコツを身につければいい。
 他の講師の先生もいっておられたが、瞬間的に勉強して、そのネタで文章が書けるようになるコツが分かるのである。ええ、私にとって、とても役立ってますよ。私はけっこう遅いほうですが。

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September 16, 2005

カトリーナは日本ヤクザの報復?

久しぶりに、トンデモ記事に目が点になった。

カトリーナは、日本のヤクザが使ったロシアの気象兵器のせい。

 いやあ、あのハリケーンが凄いのは分かるけど、このネタは凄いな。
 ニューオリーンズの被害は、ミシシッピ河のワニまで登場し、アメリカのワイルドさを感じさせてくれたが、「日本のヤクザがロシアの気象兵器を使う」……どこのサイバーパンクSFですか?

 ああ、そういえば、今日は学校で惑星ニビルに関する質問を受けましたが、ニビルの話はゼカリア・シッチン先生の超古代宇宙文明仮説「第12番惑星」を参照して下さい。

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日々雑記:合評会とMS IGLOO 603

「機動戦士ガンダムはうちの学校の場合、必須教養です。
 卒業までに必ず、全部見ろ」

 昨日は、ライター科05生(1年生)初めての合評会。1回目にしては十分よく出来たと思うが、色々、とんでもないことを言う奴がいるので、暴れてみたり、いじめてみたり。

 「宇宙の戦士」を読んだことがない奴がSFを語り出して、「HALOに至るSFの原点はスターウォーズ」とか言い出すと暴れるよ。おい、こら。早川の青背を100冊読んでから来い。
 「ゲームに出てきたドラゴン特集」とか言って、ドラゴンの説明をせん奴にも突っ込むぜよ。
 ファンタジーとバーチャル・リアリティを混同した挙句、宮沢賢治と遠野物語で解決する(予定)っていつのネタだ? それ以前に解決できませんよ。
 「ボクシングの起源は古代文明」ってなんだよ。エジプト紀元か? アトランティス紀元か? 今、オレに古代文明とか言うと、紀元前何千年か聞くぞ。せめて「古代ギリシアのパンクラチオンとされる」とか言ってくれ。Googleすれば1分で分かるぞ。

 えー、こほん。

 好きなゲームの記事を書くのだから、勉強しろよ。
 何やっても役に立つんだ。
 実際、うちのようなゲーム専門学校の場合、関連メディア(アニメ、SF、歴史、ミリタリー、ファンタジーなど)の知識は全部、あとで役に立つ。高校の社会とか全部ネタですよ、ネタ。
 あと、アニメ、特に「機動戦士ガンダム」は必須教養。
 ファミ通とか、ゲームメーカーとか応募して、「ガンダム、見てません」って言ったら、普通「帰れ」って言われる。さもなきゃ、受かった後で、「一週間やるから、初代とZ見て来い」。この夏など、卒業生の女の子が仕事の関係でZを全部チェックし直したそうです。

 その辺のガンオタ度を計れるのは、コミック「機動戦士ガンダム MS IGLOO 603」
 ガンダム戦史の中で埋もれた試作兵器秘話を扱ったCGアニメのコミック化で、オリジナルエピソードも追加されている。偽GM部隊、ザク・マリンタイプVS水中用ボールとか泣ける戦いが。
 これが分かるようになったら・・・・・・どうなのかねえ。

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September 14, 2005

イベント予定(10月以降)

●イベント予定
 どちらかと言えば、遊びに行く予定だなあ、これは。

 10月1日     学校で開かれるTRPGコンベンション 演目未定

 10月23日    深淵CONシキサイ 秋         『深淵第二版』

 11月20日    テーブルゲームフェスティバル2005   ボードゲームのイベント 東京都立産業貿易センター(台東館) どちらかと言えば、メーカー主導で春向けの新作が体験できるらしいので、楽しみ楽しみ。

 2006年3月26日 ゲーム・マーケット2006  ボードゲームのイベント 東京都立産業貿易センター(台東館) こちらはファンの出展もかなり多い。オリジナル・ゲームや同人誌から、中古販売まで。

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日々雑記:ピクショナリーと限定ジャンケン

昨日は学校。クラス全員で遊ぶゲームを二つ体験する。

(1)ピクショナリー チーム戦
 絵で書いて、単語を当てるボードゲーム、『ピクショナリー』を使ったお絵かき連想ゲーム。表現力とチームメイトのボキャブラリーが試されるもので、かなり楽しいですよ。ボードゲーム初心者でも3秒でルールが分かる。
 今回は、クラスを三つに分けてのチーム戦にしてきた。
 表現力に加えて、知識と機転の勝負ですな。「能登半島」を北方領土と勘違いする奴とかいて、どきどきするが、曲線1本で「象」とか伝わるのを見ると、テレパシーとか、ニュータイプの勘とか、言いたくなりますな。
 私のは1996年版なので、有森裕子とか、ウィンドウズ95とか、ビル・ゲイツとか微妙な単語もある。

(2)カイジの限定ジャンケン
 トランプを使い、「賭博黙示録カイジ」の限定ジャンケンを試みる。グー(クラブ)、チョキ(スペード)、パー(ダイア)が2枚、ライフ(ハート)が2枚。
 借金とそれにまつわる焦燥感こそこのゲームの本質なのであるが、賞品と追加ルールで状況再現とゲーム的な選択を試みる。

 ルール1:譲渡不可、カードは1対1交換のみ。
 ルール2:ジャンケンはジャッジの前でのみOK。
 ルール3:ジャンケンのカードは使い切らないといけない。
 ルール4:勝者はハートの数で決定、トップ2名のみ。

 『ピクショナリー』は好評であるが、『限定ジャンケン』はダレる瞬間があり、ゲームとして成立するためのスパイスがもうひとつ、必要に感じる。強制的な戦闘ルーチンが必要か? 

PS:学校で生徒と話していて、先週末の「ガンダムSEEDデスティニー」を見ていなかったような気分になる。おかしい、記憶がない。オレもボケたか……うちに帰って聞いたら、半分総集編だった。えーっと、後何回だっけ?

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September 13, 2005

ベルゼブブ、センゴク6、沖ノ鳥島爆破指令

ここ2、3日の読書記録。

田中啓文「ベルゼブブ」
21世紀初頭に書かれた、蝿の王ベルゼブブ復活をテーマにした黙示録系オカルト・グロテスク・ホラー。冒頭はエクソシスト風で、隠れキリシタンのオラショ(祈祷文)「さんじょあん先生の黙示のふみ」を交えつつ、ゴクとマゴクにまつわる話。非常にグロテスクで、描写が毒々しいので、覚悟して読まれるべし。『真・女神転生X』ネタにはなるが、オチをどう見るかと言えば、悲惨かと。

宮下英樹「センゴク」6
リアル戦国物漫画。ついに比叡山焼き討ち編開始。まずは本願寺との石山合戦へ。本願寺の僧兵団が出現し、信長最大の危機を演出する。
「比叡山炎上」に向けてウォッチング中のシリーズ。結構面白いですよ。

大石英司「沖ノ鳥島爆破指令」
タイトル通りの小品。日本の領海を左右する沖ノ鳥島を爆破するべく、嵐にまぎれてテロリストを装った傭兵が上陸する。派遣された都庁職員の家族の運命は? そして、救援に向かった特殊部隊「サイレントコア」の作戦は?
残念ながら、地味な戦闘で、いま一つ。

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September 12, 2005

飛鳥山観音

「この近くに飛鳥山観音というのがあるのですが・・・」

 「王子万博」の休憩時間、ひとりの青年が話しかけてきた。
 聞けば、会場のすぐ近くに何か特殊なお寺があるらしい。
 名前は観音らしいが、白い少年像があったり、ちょっと変な雰囲気だという。『真・女神転生X』との関わりで、こういう話は好きだ。
 残念ながら、雨が降り出し、直接いくことは出来なかったが、今朝になると、その青年からメールが届いており、関連サイトを教えてくれた。白い少年像はキューピッドめいている。恐らく、寺院関係者の趣味で最近(汚れ具合から見て、昭和か?)設置したものだろうが、何しろ情報は分からない。これが、この観音に由来するものだとしたら、とんでもない話である。
 もともと、王子は旧江戸の外ではあるものの、関東の稲荷神社の総社である王子稲荷、徳川吉宗の関係で、紀州熊野からやってきた王子若一権現があり、江戸の北を守護する霊地のひとつである。
 そこにキューピッド像を伴う観音とは? もしや、隠れキリシタンのマリア観音であろうか?
 確か、江戸開府の頃には、江戸にもキリシタンがいたという遺跡がある。東京駅に近い八重洲が、徳川家康に仕えたヤン・ヨースティンに由来するというのも有名な話だ。
 はてさて、いかなるものであろうか?

 妄想だけは暴走する。『真・女神転生X』のネタになりそうだな。

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王子万博:【深淵】海神の封印

「平和の時代と、怒りの想い、いずれを選ぶや?」
封じられた魔族は少年に問いかける。
「選ぶ自由なんて、与えてくれないくせに!」

 昨日は「王子万博」というイベントにお呼ばれしてきました。昨年、「埼玉TRPG祭り」で呼んでくれたスタッフがまた声をかけてくれたというもので、ゲストは私のほかに「扶桑武侠傳」の小林正親さんと井上鮭さん。
 私は予告通り、『深淵第二版』のマスターを。

 今回は海を渡って、海神教団の支配する南の島へ。

 PCは・・・
 海神教団の新リーダー、リシャールを宿敵とする傭兵ソーン。
 海神教団への復讐を誓い、《死者たちの聴聞僧ケルトリン》に魂を売った夢占い師ロータス。
 突然姿を消した盟友カレルを探す真摯な騎士ジョゼフ・マクシミリアン卿
 親子ほども年の離れた恩人カレルに淡い恋心を抱く「白馬を連れた娘」アンジェリア。
 森の結界に捕らわれた挙句、宝玉の大公から苦痛の刻印を刻まれた少年ショウ。

 それぞれの目的に従い、海神の島へ向かう5人は巡礼船の船倉で知り合う。
 おりしも海神の島では、神の子の交代を祝う海神祭が開催されようとしていた。リシャール神官が新たな神の子の後見人として、教団の神官長となるという。さらに、カレルの姿がこの島で目撃されている。
 奇怪な思いに捕らわれ、苦悩する5人の前に、巡礼船を圧するほどの巨大なエイの姿が現れる。これこそ、海神教団の信奉する海神の御使い。
 港につくと、なぜか神官となっていたカレルが5人を迎える。少年に向かい、「ショウ様」と呼ぶ。
 問い詰めるマクシミリアン卿に、「時間がない。あとで」と答え、ショウが新たな海神の子に選ばれ、急ぎ、継承の儀を行う必要があるという。神託によって、残りの4名も儀式の介添え人になり、聖域の山に登り、神の子の印である王冠を取り戻さなくてはならないという。その姿は苦痛に喘ぐかのようであった。そう、カレルはマクシミリアンの領地を魔族から守ろうとして、逆に、魔族から苦痛の刻印を刻まれ、教団のしもべにされていたのである。
 ショウとともに聖域を登る一行。
 頂上の石塚に達したショウの前に、青き魔族の騎士が現れ、問いかける。
「平和の時代と、怒りの想い、いずれを選ぶや?」
 平和な時代を求め、王冠を選べば、海神教団の神の子アルサーン20世となり、魔族を再び眠りにつかせるための儀式に向かうことになる。それはショウ自身が神の子となって、この島の玉座に縛られる道であり、ショウの求めるふるさとへの帰還にはつながらない。
 怒りの想いとは、石塚の下に封じられた海神の戦いの心。ショウが《宝玉の大公》に与えられた炎の石で封印を破壊すれば、海神は海をゆったりと泳ぐエイの姿から、荒々しき青の騎士の姿を取り戻し、魔族復活のための戦いを始める。おそらくこの島は最初の標的となろだろう。
 介添え人の見つめる中、理不尽な決断を迫られるショウ。
 ためらい、炎の石を持ち上げかけたショウに、カレルの遺志を継ごうとするマクシミリアンが切りかかるが、傭兵ソーンが割って入る。王冠を投げ捨て、炎の石で封印を破壊するショウ。怒りの想いが石塚から吹き出し、海神へと流れ込む。あわ立つ海。
 一方、頂上付近では聖域の森の結界が分かれ、森の細道が現れる。かつて、ショウが迷い込み、24年の時を越えた森の巨人の道だ。
「この道だ。故郷へ帰れるよ!」
 飛び込んでいくショウ。少年を守ることを誓い、その後を追う傭兵。ある想いを秘め、少年の後を追う娘と夢占い師。
 それを見送ってマクシミリアンはひとり馬に飛び乗る。
「この大地こそ我が故郷。我は騎士としてこの地を守る」
 従者より、突撃槍を受け取った彼は、波止場に迫る海神を見下ろし、一気に山を下っていった。
 カレルの魂を伴い。

 森を抜ける。
 懐かしい景色が見えた。
 一度は失った故郷。時を越えたのだ。
 ショウは歓声を上げる。しかし、背後に迫る少女がなぜか短剣を握りしめているのにはまだ気づいていない。

 巨人の道を抜けた4人がその後、どうしたのかは、全く分かっていない。
 魔族を巡る運命の輪舞はまだ終わらない。
 ~完~

 今回は、「腕多き者」ダスールを信仰する海神教団のネタに、海の騎士スボターンが「戦う意志」を取り戻す話を絡めたもの。相変わらず、ひどい選択を強いてしまいました。
 皆様、お疲れ様でした。

 今回も色々なかたに声をかけていただきました。久しぶりの人もいました。
 なつかしいものであります。

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September 10, 2005

ICBMを打ち落とせ

「あのICBMは、ミサイルにあってミサイルにあらず。
 真の姿は黒き死の神チェルノボグなり」
と、役小角が言い放つ
「では、それを倒せば、ICBMから東京を守れると?」
「然り!」

 また、Sさんが上京していたので、『真・女神転生X』を。今回は30レベルで大破壊を回避するという名目の高レベル・バトルテスト。作成中のスキルや追加クラスも投入し、魔神トール、謎の黒道士、チェルノボグの三連戦。

 PCは3名。

 天使プリンシパリティの剣を振るうダナーンの騎士。
 パワードスーツを着用し、衝撃波を操るムエタイ=超能力者。雷霆蹴りの使い手である。
 支援スキル満載のヒーラー系候補者=巫女。でも、こっそり、邪悪な魔道書と契約中。

 まず、東京占領を目論む魔神トールとの対戦は、ムエタイがパワードスーツ(電撃に弱い)を着用していたので、死にそうになり、大苦戦するが、バインドボイスが炸裂して何とか辛勝。
 核ミサイル落下とともに、金剛神界に避難して修行を。

 役小角さまは、金剛神界の隅を不法占拠する黒魔道師の排除を命じる。

 門番の相撲取り兄弟を反撃技で瞬殺。堕天使バフォメットと屍鬼ゾンビ・プリーストを操る黒魔道師は、精神魔法で攻めるが、ほとんど傷つけることができぬまま、轟沈。

 こうして、修行を終え、レベルアップしたPCたちは、最終的に、ICBMとして落下してくるチェルノボグをわずか4ターンで撃破し、東京を核の炎から救ったのである。

 ジオンガ・クリティカル、弱点なので4倍、420点とか、どうにも止まりません(笑)

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September 09, 2005

1870年の水晶ドクロ

 アトランティス本(仮)の初稿が戻ってきて、気になっていた部分を加筆訂正し、その後分かった情報を追加。色々余分な話があって、結局、今朝までかかって修正した。とりあえずこれで修正完了。
 一応、10月刊行予定、予定タイトルは「超古代文明」(仮)。詳細は発売日が決定しましたら。気分的には、『ブルーローズ』で書き残したアトランティスなどの話をがっとフォローした本になったかな。

 『ブルーローズ』からわずか3年半であるが、色々新しい情報が入って、自分でも驚きである。

 例えば、水晶ドクロ。世界各地で新たな水晶ドクロがいくつも発見されている。
 1870年にモンゴルで発見された「シュイ・チン・エル・スカル」は明るい緑の石、天河石(アマゾナイト)で作られている。漢字が分からないのでドキドキするが、これは明らかに「上海退魔行 ~新撰組異聞~」で出せるよねえ。誰か漢字が当てられる人、プリーズ。
 あと、イエスズ会の創設者イグナチウス・デ・ロヨラが所持していたという「イエスズ会の水晶ドクロ」。これは真正の水晶製で、本来のドクロの3分の1ほどの大きさだが、デザインはよい。イエスズ会って結構秘教めいた瞬間があるだけに、水晶ドクロを持っていたとはやってくれるなあ。

 やはり、歴史は面白い。
 おっと、ロヨラが水晶ドクロを持っていたなら、その盟友ザビエルが持っていても問題はないな。これは色々使えそうだ。

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September 08, 2005

一休虚月行

我が名は”悪巣”。”悪巣”とは逆しまの謂(いい)なり。

 朝松健『一休虚月行』読了。人間の存在そのものを喰らう西域渡りの魔性。それに狙われた室町幕府五代将軍、足利義量。自らが消えうせていく恐怖におののく義量を連れ、若狭小浜に滞在中の明国の高僧に助けを求めようとするが、邪悪なる魔性とその配下である、伊賀の忍者傭兵、神戸(かんべ)五大力が襲い掛かる。一休とともに、不幸な少年将軍を警護するは幕府目付け人五人衆。西域よりやってきた美少女、真言立川流を操る怪僧も関わり、陰謀と罠が張り巡らされる。
 戦国に入りかけた室町後期を舞台にした伝奇時代劇。痛快にして怪奇なり。
 ネタ満載で、悪巣が日本へ来訪した理由が、「日本は天魔の支配する国ゆえに」というあたり、『比叡山炎上』準備中の私としては色々来るものがございます。サカシマの妖魔というのは、よろしいかもしれぬ。

 そう言えば、昨日の夕暮れは妖気あふるる赤と青の入り混じる紫であった。さてもさても。

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September 06, 2005

マルチ・プレイヤー・ゲームの暗黒面

「やめろ~、お前たちは最大の仲間を失う。絶対後悔するぞ!」
「どうする?」
「経験者は危険だから、とりあえず吊っておきましょうか?」
「ぎゃー」
「そして、その晩、新たな被害者が!」
「奴は人狼じゃなかったのか~」

 今日は学校。アナログ・ゲームの授業は「マルチ・プレイヤー・ゲームの暗黒面」と題して、マルチ・プレイヤーのハードな世界の紹介として「汝、人狼なりや?」を。
 例年はディプロマシーをしていたが、何しろ、最近の学生は「カタン」などのボードゲームでも、ひっかけやブラフ、きわどいやりとりが少しあるだけで「人間関係が壊れる」とか言う始末であるから、十分な準備期間が取れない状態でただ、ディプロに放り込んでも、クラスが崩壊するだけなので、今回はサポート期間を考え、「Lupus in Tabula(汝、人狼なりや?)」に切り替える。
 裏切りの構図がボードゲームをぴりりと面白くする。その可能性と、ルールの極限に挑むゲーマーの快楽、そして、そこまで行ってしまう人々とそこまで出来ない人々のギャップが引き起こすトラブルなどの話を色々した上で、ゲームの中と外を区切るように色々注意してからプレイ開始。

 「汝、人狼なりや」は、村に人狼が入り込み、毎夜、村人を食い殺し始めたので、村人の中に隠れた人狼を探し出すというカードゲーム。問題は人狼の手がかりがほとんどなく、それでも村人から生贄をあぶりださずにはおれないという凄まじい状況にあること。おかげで、最初のひとりはほぼ不幸なだけでリンチに合う。人狼側もその投票に参加できるから、投票を操作する方向へ向かい、事態はさらに混迷を増す。昼はリンチ、夜は人狼の襲撃とすさまじい殺戮劇の中で、どう生き延び、人狼を滅ぼすかというハードな推理ゲームである。

 今回はクラスをまとめてやるので、プレイヤー数16~19。占い師、ボディガード、狂人+人狼3+あとは村人で。
 結局、Aクラスで2回、Aクラス有志で2回、Bクラスは16名で3回。
 ナレーター役でずっと見ていたが、面白いねえ。
 両クラスとも、経験者が1名ずついたが、経験者の動きで他の生徒がさらに混乱することも。あと、普通の村人になっても、積極的に話したほうが勝利に関与できることもある。目立たず、不幸な死を避けるだけでは、事件の解決にならないあたりは意外に分からない。人狼が場を仕切ることもあり、最初の死亡者は逆に面白いかもね。
 プレイ時間は19名で40分ほど。後半は早回しでもいける。人狼が3人生き残れば、6人でENDだからね。
 いや、ひどいゲーム(誉め言葉)だけど、面白いや。

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September 05, 2005

日々雑記:深淵とかイベントとか

 9月11日の「王子万博」での演目は、主催者側が何でもいいというので、結局、『深淵第二版』ということに。
 シナリオ内容と聞かれて、渦型と答える。『深淵』は即興がもっともやりやすいんで。
 まあ、使いたい魔族はセレクトしていこう。久しぶりに、海に出ようかな。地獄めいた冬山で、レディアスによるペラグィス・グラン解放劇に巻き込まれるというネタもあるが、これはもう少し濃いところでやらないと。深淵CONではもうやったし。

 古本屋で朝松健氏の『一休虚月行』を発見。南蛮渡りの邪神「悪巣」と一休宗純の対決。朝松氏得意の室町妖魔綺譚(クトゥルフ風味)であるが、足利幕府の重鎮に悪巣が取り付くあたりは、クトゥルフというよりも『深淵』の魔族風である。ゆるゆると読もう。

 昨夜は仕事の傍ら、『義経』と『RONIN』を見る。
 『義経』は壇ノ浦の決戦で、平家滅亡の回。最初の俯瞰図とは割とすごかったが、戦闘そのものは割とちゃちな感じである。八艘飛びも安易だったし。阿部寛演じる平知盛の「見るほどのものはすべて見た」のシーンはさすがかな。平家滅亡の美学がもう少しほしかった感じである。
 『RONIN』は謎のケースを巡る争奪戦のために雇われた男たちの戦い。とにかくバンバン人が死ぬアクション・ノワール。ベテランのイリーガルであるデ・ニーロ&ジャン・レノがいい味である。最初、メンバーだったトリガーハッピー兄ちゃんが速攻追い出されたり、仲間が裏切って、爆弾入りのケースとすり替えたり、依頼人まで銃を持ち出して、脅しあいした上に、巻き込まれた人々が派手に死んでいったり。ちょっと驚き。話はぐしゃぐしゃだけど、シャドウランのネタみたいな瞬間があったので、面白かった。ジャン・レノが暴れていると、何とかかっこうがつくというのは、この前のハリウッド版『ゴジラ』と一緒かもしれない。

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September 04, 2005

日々雑記:『真・女神転生X』とか小説とか

 『真・女神転生X』のサプリ、『金剛神界』のために、追加クラスや追加ルールを作る。まだトンチキ度が足りない感じ。もっと派手にするのか、オレ(ちょっと自問自答してみたり)

 『真・女神転生X』のFAQを処理する。

 えー、繰り返しますが、「アイテム習熟」の効果は「~~の香」には適用されません。あしからず。

 質問と一緒に要望のメールが届いている。ありがとうございます。参考にさせていただきます。
 「当たらないんですが……」みたいなメールがありますが、L5で簡単に攻撃が当たらないのは諦めて下さい。L1異能者がゾンビ(L3)に勝てないのも仕様です。(いや、勝てない訳じゃない) 成長の余地があるということで。 
 現状の計算のまま、L15あたりに行くと、判定値が100%を越えた怪しい人々とか、回避率25%を超える謎のガンスリンガーとかが暴れ始めて、凄いことになりますから。サンプルキャラクターの「ストリート・ファイター」とか、L7の段階で威力4個の「暴れ回り」というはた迷惑な仕様ですから17レベルで「反撃」を覚えてからは凶悪なモンスターになります。おそらく、反撃モードで、32+5d10とか出来るでしょう。
 コンベンションで安定した強さと少しの成長感覚を楽しみたいならば、L9かL12で、出現値Bの悪魔を倒しに行くというセッションがお薦めでありましょう。仲間内のキャンペーンで始める場合には、ミニマムL5で、派手にやりたければ、L10以上からスタートするのがよいでしょう。
 キャラクターの覚醒までやりたい時はL10異能者で。出現値Bでも勝てないっと悲鳴を上げて、覚醒するのが割とかっこいいかも。

 荻野目氏よりいただいた『放浪者 夢破れし都』を読む。ナチスドイツ占領下のパリで展開される虚虚実実の陰謀劇。荻野目氏は陰謀ネタが得意ですね。雰囲気はパリ・ノワールを目指した感じである。

 『ガンダムSEEDデスティニー』を見る。
 ヒロインVS偽物で、お約束の罠の回であるが、メイリンの「あからさまに罠ですねえ」という台詞に苦笑。GMの「予告編」で「罠ですよ」と予告されてしまったプレイヤーの台詞(PCではない)みたい。「(GMが用意した)罠には乗ってあげるのがお作法」ではあるが、そんな台詞をアニメのキャラが口にするのはメタプレイを通り越して異常な感じである。本家ガンダムでレレレをやられても困るなあ。

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September 03, 2005

悩んだらメモを取れ

 昨日から学校。久しぶりの授業は実習中心だったのに、ヘロヘロになりながら帰ってきた。
 ちょっと仕事の隙間があって煮詰まる。次のネタはもう3ヶ月先まで決まっているのに。やや頭が沸騰中なので、『キッパリ!』の助言の通り、少し頭を整理してみる。
 5分間で自分を変える方法07「忙しい時は『やらなきゃいけないこと』をすべて書き出す」(紙に覚えてもらって、頭をカラッポにしよう!)である。

●仕事
アトランティス本の初稿チェック 
学校用の添削 (月曜日)
雑誌記事 (これはすぐ)
『金剛神界』のワールドガイド、追加ルール(ディベロップの都合上、今月の早い時期(10日まで)
『真・女神転生X』関係のネタ出し
『比叡山炎上』のラフ構成とか見本とか。(これも今月中。本体は10月に)
『比叡山炎上』関係のアレの企画  (急がないが、年内に企画まで)
去年から話の出ているカードゲーム (ネタは決まっている。いい加減、完成させねば)
企画用のラフ  (与太話段階のものからほぼ確定まで。アレとアレとアレ。気分早めに)
雑用 (割と環境整理から。今やらないとまずそうだね)
 とりあえず、JGC直後に壊れたカバンと、自転車の手当ても。

●これに今後の打ち合わせ予定のアレとかいれて。まあ、とりあえず、掃除からスタートすることは分かった。

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September 02, 2005

日々雑記:とりあえずPitIn

 『金剛神界』『比叡山炎上』に向かって、頭の切り替え中。さもないと、アトランティス本の後遺症で、何の話でも、日本の歴史を氷河期以前から語り始めかねないので。いや、クトゥルフの場合、それでいいのか? ムー大陸の設定とかはクトゥルフ神話設定にリセットしないとね。
 ある本の仕事から別の仕事へ移動するときには、私はわりとワンクッションが必要なほうで、こまごまメモを取りながら、脳内スクリーニングをやってます。『ネクロノミコン』の伝播ルートを検証したり、日本の武術や忍術をもにもに考えたり・・・。
 すでに、トラックバックやメールでご要望を寄せてくださった方がおられます。ありがとうございます。版権の関係で、そのまま出せないものがあるかもしれませんが、参考にさせていただいています。

●いただきもの
 荻野目悠樹氏より『放浪者 夢破れし都』(徳間書店 トクマ・ノベルズEdge)をいただく。
 ナチス支配下のパリで、日本人の便利屋と亡命ドイツ貴族のガンマンがゲシュタポとの戦いに巻き込まれる。

●忘れないためのスケジュールメモ
 9月11日     王子万博
 10月のどこか  深淵CONシキサイ 秋
 11月20日    テーブルゲームフェスティバル2005   ボードゲームのイベント 東京都立産業貿易センター(台東館)
 2006年3月26日 ゲーム・マーケット2006  ボードゲームのイベント 東京都立産業貿易センター(台東館)

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September 01, 2005

日々雑記:アマゾンから戦国へ

 古代アマゾン文明を書き上げ、アトランティス本第一稿を脱稿。

 南米太平洋岸カラルのピラミッドが、紀元前27世紀という判定を受けていたとは見逃していました。すでに観光ツアーすら組まれているのか! 「ブルーローズ」から4年、細かい発見が色々加わっていて面白いですよ。「ブルーローズ」の当時はセレスティアル・ゲートのたわごとだったことがそのまま本文に書かれる日が来るとは!

 脱稿したとはいえ、休みになる訳ではない。たぶん、書き直しかまとめが必要だろう。
 他の仕事も年内は目白押しである。
 まず、『真・女神転生X』サプリメント「金剛神界」が待っている。悪魔データは西上君に発注するが、追加クラスやワールド・データは私の担当だ。ごろごろ。格闘やクラス強化の再現ルールの原案は進行中。電霊にもなれるようにしないと。

 JGCで発表したクトゥルフ神話TRPGサプリメント『比叡山炎上』の開発も始まっている。職業のバランスやクリーチャー、ルール問題など解決せねばならない作業がたくさんあるが、いくつも応援のメッセージをいただき、意欲はアップしている。
 こんなネタを入れてほしいとか、この人もカバーしてという意見があれば、お寄せ下さい。
 すでに『犬夜叉』をやりたいというご意見が。えーーーっと。
 ああ、そうか、インスマウス化の再現を考えれば、半妖も再現できるか。犬夜叉のSANは半分・・・と。かごめの正気度のほうがかなり下がってそうだが……。
 Secret of Japanの再チェックもせねば。

 その他、やらなきゃいけないアレとか、コレとか。
 学校も明日から再開されるので、準備準備。

PS:例の「夏休みの宿題」であるが、坂東真紅郎氏からも回答をいただき、後輩に送りました。ありがとうございます。

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