日々雑記:西の銀、東の金
●西の銀、東の金
先日の戦国時代の貨幣関係のメモに、トラックバックをいただいた。
参考になります。
こちらもメモ代わりに、三貨制成立の話をメモ。
江戸開府の前までは、貨幣経済そのものが不安定で、京都を中心とした室町体制の中では、銀の従量制度が中心であったようだ。銅銭は流通量が絶対的に少なく、百年以上前の青錆びの出た明銭を使っていればいいほうで、質の悪いびた銭が混じっていて、売り手が受け取ってくれない事態さえあった。
銭でも信用が足りない時代である。
しかたがないので、商業では銀を従量制で貨幣扱いする一方、あとは物々交換に頼るしかない。銀本位制になったのは、中国がそうだったかららしい。(後で確認する予定)
これが東国になるとさらに、貨幣不足が加速する。
代わりに、色々な場所で砂金が取れたので、金が貨幣代わりになったが、貨幣として鋳造されるのは、甲州金まで待たねばならない。
このことから、「西の銀、東の金」が貨幣の二本柱として並立、さらに小額までサポートするために、伝統のある銅銭が使われていたようである。
●授業
今日は学校。「アナログ・ゲーム」は最終回モード。
前半は、以前、ガレージ・スケープ・コンベンションで教えてもらった言葉遊びゲーム「詠み人知らず」を。出典は「ニコリ」と聞いた。
5-7-5のユーモア川柳を、みんなで作るというゲーム。最初は分かりにくいが、始めるとコミュニケーション・ギャップが面白いゲームである。
特に、最後の発表会が最高!
後半は、Cheepass Gamesの「The Big Cheese」。
6面サイコロ用のオプション・ルールを使用したが、20個振るのは派手でいいかも。しかし、普段、TRPGとかボードゲームをしない人は、合計する段取りがやはり遅いものであるなあ。
オリジナルでつけた、「1D6×倍率」パターンは、さらに派手であるが、運の要素が強くなり、VetoとBig Cheeseがさらに重要になる。しかし、そういう非生産カードに気を回しすぎると破滅するのも、このゲームらしい。
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