ベルゼブブ、センゴク6、沖ノ鳥島爆破指令
ここ2、3日の読書記録。
田中啓文「ベルゼブブ」
21世紀初頭に書かれた、蝿の王ベルゼブブ復活をテーマにした黙示録系オカルト・グロテスク・ホラー。冒頭はエクソシスト風で、隠れキリシタンのオラショ(祈祷文)「さんじょあん先生の黙示のふみ」を交えつつ、ゴクとマゴクにまつわる話。非常にグロテスクで、描写が毒々しいので、覚悟して読まれるべし。『真・女神転生X』ネタにはなるが、オチをどう見るかと言えば、悲惨かと。
宮下英樹「センゴク」6
リアル戦国物漫画。ついに比叡山焼き討ち編開始。まずは本願寺との石山合戦へ。本願寺の僧兵団が出現し、信長最大の危機を演出する。
「比叡山炎上」に向けてウォッチング中のシリーズ。結構面白いですよ。
大石英司「沖ノ鳥島爆破指令」
タイトル通りの小品。日本の領海を左右する沖ノ鳥島を爆破するべく、嵐にまぎれてテロリストを装った傭兵が上陸する。派遣された都庁職員の家族の運命は? そして、救援に向かった特殊部隊「サイレントコア」の作戦は?
残念ながら、地味な戦闘で、いま一つ。
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