老鬼海 章魚足
『比叡山炎上』に向け、織田信長成分と朝松健成分、その他諸々を吸収中。しばらく、このBlogは謎のメモ帳と化す予定なので、ご容赦あれ。
とりあえずは、三鷹図書館で見つけた朝松健『夜の果ての街』(上下)を片手に、戦国関係書籍とにらめっこ。
『夜の果ての街』は異世界<向こう側>とつながりかけた池袋を舞台にしたオカルト伝奇アクション。一度死んだ刑事が<向こう側>の魔術と八卦掌を駆使して戦う。まだ序盤ですが、タンゴのリズムがいい感じ。正体不明のミスター沈(シェン)率いるマフィア「章魚足(ジャンユイズウ)」か。来たな! もはや皆様には説明の必要もなかろう。老鬼海がいつ出てくるか、楽しみ、楽しみ。
もう片手に広げるのは永原慶二『戦国時代』(上下)。文化経済世界史まで含めて、総合的に戦国時代を検証しようというもの。お勉強モードで読むのでゆっくりゆっくり。
種子島伝来の話よりも、戦略物資としての木綿の話のほうが面白いあたり、私も病気かねえ。19世紀後半に、ベニヤ板が戦略物資だったのと似ている感じ。
上巻中盤、有名な戦国大名の誕生というあたりで、武田信玄による、父信虎追放(天文10年/1541年)の話に脳内スイッチが暴走中。基本的には内政派と外征派の対立のようであったが、「悪行のため」といういい訳から、「妊婦の腹を裂いた」とか残虐行為の噂に発展するあたりがさすが戦国大名。もはやそこまでいかないと、悪行ではなくなるのか。SAN値がかなり低いか、逆にPOWが高すぎるか。
森田信吾のコミック『影風魔ハヤセ』1読了。
忍者と戦う玄忍者(くろしのび)の活躍で、本能寺で暗殺されたはずの織田信長が生きていた。本能寺の変そのものも、豊臣秀吉の策略で、明智光秀はハメられただけだった。秀吉の闇の天下取りに呼応して、闇の忍者たちの激闘が始まる。明智の三日天下さえも謀略戦の結果。さて、生き残るのは一体誰か?
割とハードな絵柄なので、きつい人もいるとは思いますが、この人の幕末ものとか好きですよ。
高遠るいのコミック『シンシア・ザ・ミッション』1読了。
さまざまな来歴を持つ少女アサシン物の連作シリーズ。華僑系の暗殺者少女シンシア、殺されたヤクザの養女で謎の王子さまに守られたたかやかなえ、天才華道家にして、ストリート・ファイター久我阿頼耶(くが・あらや)、邪眼を持つ紫水ほたる……彼らが出会い、これから本編というところで、1巻終了。次が楽しみ。
**一部加筆修正
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