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September 06, 2005

マルチ・プレイヤー・ゲームの暗黒面

「やめろ~、お前たちは最大の仲間を失う。絶対後悔するぞ!」
「どうする?」
「経験者は危険だから、とりあえず吊っておきましょうか?」
「ぎゃー」
「そして、その晩、新たな被害者が!」
「奴は人狼じゃなかったのか~」

 今日は学校。アナログ・ゲームの授業は「マルチ・プレイヤー・ゲームの暗黒面」と題して、マルチ・プレイヤーのハードな世界の紹介として「汝、人狼なりや?」を。
 例年はディプロマシーをしていたが、何しろ、最近の学生は「カタン」などのボードゲームでも、ひっかけやブラフ、きわどいやりとりが少しあるだけで「人間関係が壊れる」とか言う始末であるから、十分な準備期間が取れない状態でただ、ディプロに放り込んでも、クラスが崩壊するだけなので、今回はサポート期間を考え、「Lupus in Tabula(汝、人狼なりや?)」に切り替える。
 裏切りの構図がボードゲームをぴりりと面白くする。その可能性と、ルールの極限に挑むゲーマーの快楽、そして、そこまで行ってしまう人々とそこまで出来ない人々のギャップが引き起こすトラブルなどの話を色々した上で、ゲームの中と外を区切るように色々注意してからプレイ開始。

 「汝、人狼なりや」は、村に人狼が入り込み、毎夜、村人を食い殺し始めたので、村人の中に隠れた人狼を探し出すというカードゲーム。問題は人狼の手がかりがほとんどなく、それでも村人から生贄をあぶりださずにはおれないという凄まじい状況にあること。おかげで、最初のひとりはほぼ不幸なだけでリンチに合う。人狼側もその投票に参加できるから、投票を操作する方向へ向かい、事態はさらに混迷を増す。昼はリンチ、夜は人狼の襲撃とすさまじい殺戮劇の中で、どう生き延び、人狼を滅ぼすかというハードな推理ゲームである。

 今回はクラスをまとめてやるので、プレイヤー数16~19。占い師、ボディガード、狂人+人狼3+あとは村人で。
 結局、Aクラスで2回、Aクラス有志で2回、Bクラスは16名で3回。
 ナレーター役でずっと見ていたが、面白いねえ。
 両クラスとも、経験者が1名ずついたが、経験者の動きで他の生徒がさらに混乱することも。あと、普通の村人になっても、積極的に話したほうが勝利に関与できることもある。目立たず、不幸な死を避けるだけでは、事件の解決にならないあたりは意外に分からない。人狼が場を仕切ることもあり、最初の死亡者は逆に面白いかもね。
 プレイ時間は19名で40分ほど。後半は早回しでもいける。人狼が3人生き残れば、6人でENDだからね。
 いや、ひどいゲーム(誉め言葉)だけど、面白いや。

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