飛鳥山観音
「この近くに飛鳥山観音というのがあるのですが・・・」
「王子万博」の休憩時間、ひとりの青年が話しかけてきた。
聞けば、会場のすぐ近くに何か特殊なお寺があるらしい。
名前は観音らしいが、白い少年像があったり、ちょっと変な雰囲気だという。『真・女神転生X』との関わりで、こういう話は好きだ。
残念ながら、雨が降り出し、直接いくことは出来なかったが、今朝になると、その青年からメールが届いており、関連サイトを教えてくれた。白い少年像はキューピッドめいている。恐らく、寺院関係者の趣味で最近(汚れ具合から見て、昭和か?)設置したものだろうが、何しろ情報は分からない。これが、この観音に由来するものだとしたら、とんでもない話である。
もともと、王子は旧江戸の外ではあるものの、関東の稲荷神社の総社である王子稲荷、徳川吉宗の関係で、紀州熊野からやってきた王子若一権現があり、江戸の北を守護する霊地のひとつである。
そこにキューピッド像を伴う観音とは? もしや、隠れキリシタンのマリア観音であろうか?
確か、江戸開府の頃には、江戸にもキリシタンがいたという遺跡がある。東京駅に近い八重洲が、徳川家康に仕えたヤン・ヨースティンに由来するというのも有名な話だ。
はてさて、いかなるものであろうか?
妄想だけは暴走する。『真・女神転生X』のネタになりそうだな。
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