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October 19, 2005

上海で上海

●上海で上海
 「上海退魔行 ~新撰組異聞~」でアクセスしてくれた人がいたので、以前、ファンの人からJGCで聞いた『上海で上海』という話をしておこう。もう2年ほど前の話なので細かいところは朱鷺田の想像で埋めておく。眉につばをつけて聞いてくれ。

 その人は仕事で、上海に出張した。今の上海は中国のビジネスの中心、香港と並ぶ自由経済の聖地である。当然ながら、輸入雑貨の店も多く、ゲームショップには日本のゲームも並んでいる。
 その人はゲーマーだったので、当然、隙を見て、ゲームショップに行ってみた。すると、エンターブレインのTRPGシリーズも並んでいた。あれは2003年の夏前だったので、「上海退魔行 ~新撰組異聞~」もある。その人は「上海退魔行」も当然持っていて、マスターも出来たので、いまさら、買うことはなかったが、上海で「上海退魔行」に出会うとは思っていなかったので、かなり驚いたらしい。感動した、とも言った。
 当然、現地の人向けの店であるから、中国語や英語のゲームが氾濫する中、「上海退魔行」がやたら目立っていた。
 やがて、彼は思った。
「これは売れるのだろうか?」
 日本語のTRPGというだけで、ずいぶんペナルティがあるというのに、上海市で架空歴史浪漫「上海退魔行」である。なんか日本人が「ショーグン」を見ているような気分がする。
 そうやって、しばし、「上海退魔行」の前にいたら、現地のTRPGゲーマーらしき青年が話しかけてきた。
「お前は日本人か?」
「ああ」
「この『上海退魔行』というゲームを知っているか?」
「ああ、マスターもできる」
「おお!」
 という訳で、そのまま、そこで知り合った現地のゲーマーと一緒に、「上海退魔行」を遊んできたそうな。
 どんなシナリオをやったかは時間が無くて聞けなかったが、ずいぶん楽しかったそうな。どうやら、日本のTRPGは上海や台湾を中心にアジアにも少しずつ出ているらしい。10年ほど前、シンガポールのゲーム輸入業者と話した際には、シンガポールではWoDとD&Dだけだ、みたいなことを言われたが、少しずつ状況は変わっているのかもしれない。

●コミック
魔法先生ネギま! 12
 天下一武闘会編(続き)。超絶魔法バトルの背後に、魔法学園の秘密設定が色々と。エヴァンジェリンの過去話とか、幻影空間での超絶バトルとか、まあ色々とありますが、さすが赤松健という感じですねえ。

カペタ 9
 アニメも始まったカート漫画。曽田正人という漫画家は、一つの世界に没頭し、それを描くという行動に関しては本当に凄い瞬間があって、『昴』も『め組の大吾』もそうだったが、そのエネルギーが画面から溢れてくる。

●トルティーヤとベーコン・エピ
 駅前のベーカリー、ルパがメキシコの薄焼きパン、トルティーヤを売り始めたので、ブルーチーズ・トルティーヤを買ってみる。ぱりぱりしたトルティーヤ風の薄焼きの上に緑がかったブルーチーズが溶けている。意外に美味しい。しばらくこれが昼食かな?
 ルパは京王線沿線にチェーン展開するベーカリー・カフェで、つつじヶ丘店も最近、カフェ・スペースが出来た。
 私の好みは、ベーコンエピ。
 エピはフランスパンの一種で、小麦の穂を大きくした感じのデザインにして、そのひとつひとつの身が千切って食べられるようにしてある。ベーコンエピはその身のそれぞれに小さなベーコン片が封じられている。15センチ8穂ぐらいのを買って、歩きながら頬張れるのがよい。フランスパン系なのでやや固いが、それが香ばしい。

●授業メモ
 火曜日は学校。2年生のライティングである。
 基本的に、コラム製作と添削、後半はテキスト講読。

 コラムのテーマは「今週の面白かったこと」。
 どうも、いまだ感性だけで書こうとしたり、逆に、一般論だけで書こうとしたりする。
 例えば、次世代ゲーム機論でも優等生的な解決ではなく、独自の切り口を探してほしい。例えば、レヴォリューションの片手コントローラーで、ゲームはどう変わるのかとか、これを『塊魂』とかで語って欲しい訳さ。あるいはレヴォリューションで動くMMOはどうなるのか? 
 飲み屋の話を書くなら、一般論ではなく、具体的な情報が欲しい。例えば、面白い飲み屋を探してほしい。
 恵比寿には、駄菓子バーといって、500円で駄菓子食べ放題という飲み屋がある。いわゆる昭和懐古テーマ・ショップである。たしかに話のネタにはなる。
 この店は、初めて行くと、だいたい30分は幸せである。何しろ駄菓子喰い放題だから。
 恵比寿の周囲は飲み屋ネタには困らない。
 日本語のあまり通じないイギリス風のバーを筆頭に、やたらハイテンションなウェスタン風のZEX、五カ国料理が入り乱れる家庭料理屋、ぶた飯専門店、まぐろ丼専門店、沖縄料理屋とか色々ある。
 たとえ、ガーデンプレイスのビアホールでも「ひとり二千円で酔う」とかテーマを決めれば、切り口ができる。とにかく、少し踏み込んで欲しい。

 後半は短編小説を読ませる。今回は東雅夫編の吸血鬼ホラー傑作選『血と薔薇の誘う夜に』から、梶尾真治の『干し若』。ややスラップスティック気味の吸血鬼話。あまり受けず。さて困った。

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