日々雑記:ぱらいそさ、いくだあ
先日書いた豪華古本はもはや他の人にもらわれていったとのこと。残念。
まあ、誰かの本棚に納まったならばよし、としよう。
●箱一杯の十円玉
銀行の前で、現金輸送車を見る。
輸送車から降ろされたのが、2万円入りの10円玉の箱。16個。32万円也。これを台車で運ぶ訳なのだが、2万円箱は以外に小さい。ちょっとしたモデムぐらいのサイズだ。
2万円というと2000枚、10円玉は4.5gなので、1箱9キロである。片手で持てそうな箱が9キロか。まあ、銅の塊だと思えば、そういうものだ。一見した時は20キロぐらいかと思った。
戦国時代に通用していた一文銭は、真ん中に穴が開いている分、軽くて、だいたい3.1~3.2gで、いわゆる一貫文が1000枚で3.2キロ。真ん中に頑丈な紐が通っているので、1000gぐらい増えるのかな。
●ミニ豚
午後から学校。2年の秋ともなれば、就職活動やインターンがピークで、現場に投入されたまま帰ってこない生徒が増え、教室も寂しくなる。授業と言っても半ば雑談交じりになる。
テキストは「異形コレクション・魔地図」より森真沙子『猫ヲ探ス』を。
残念ながら、内田百聞の名前を知る生徒は少ないが、猫の道の話は好評である。
O嬢が「ミニ豚が欲しい!」とか言い出すので、インターネットで調査する。
生後2ヶ月で販売されているミニ豚は確かに可愛いのであるが、サイズは20センチから最大70センチまで。重量も5キロから40キロぐらいまで。雑食なので、食事は残飯でもいいし、ドッグフードで十分らしい。寿命は10年から20年。
「しかし、なぜ、ミニ豚?」
「犬は噛むからいやなんです」
「豚も噛むよ。犬ほどじゃないけど」
もとは猪なのですよ。
養豚農家が凶暴化した豚に噛み殺される事件が、何年か前に起きていたはず。
個人的には、30年ぐらい前、「野生の王国」で放送していたアフリカ猪、ペッカリーハンティングが脳裏をよぎる。トンプソン系のサブマシンガンを腰だめにして、群れに叩き込むという、どこがハンティングだか分からないものであるが、ペッカリーの群れは非常に危険なので、こうしないと反撃されて死ぬそうな(いや、だったら、やるなよ)。
まあ、犬が主人を噛むとしたら、それは飼い方が悪いですよ。
はてさて、彼女は来年、豚と暮らしているのだろうか?
●新入生へのメッセージ
生徒が別の授業で製作している来年度新入生向けの小冊子のためのコメントを求められるが、ちょっとぐだぐだで答える。
好きなことを突き詰めろとか、適当なことを言う。ついでに、ガンダムを全部見て来いと言っておく。
さて、どういう反応が帰ってくるやら。
●ぱらいそさ、いくだあ
学校の帰りに、アークライトによって「超古代文明」のゲラを戻す。これで僕の作業は終了。あとは刊行を待つばかりである。立ち話のまま、打ち合わせをちょいちょい。これはおいおい。
朝松健氏の「旋風伝」を原作とするヒロモト森一氏の「武死道」1巻が出たと聞いたので、新宿紀伊国屋アドホックのコミック・コーナーに寄るが、すでに売り切れ。代わりに「ラバーズ7」の第四巻と、「ピルグリム・イェーガー」の第五巻を買ってくる。
文庫コーナーにもよって、資料本をと思ったら、11月からロードショーの「奇談-キダン-」のノベライズが。これは諸星大二郎の漫画「生命の木」が原作とある。稗田礼二郎が挑むキリシタン隠里の謎。そう、かの傑作である。いやあ、ついにあの「ぱらいそさ、いくだあ」が映像化されるのか。怪しい三賢者の実写もあるな。
しかし、眼鏡に背広姿の阿部寛は、稗田礼二郎というより、TRICKみたいだ。
・ラバーズ7 第四巻
伊勢佐木真剣卓球師外伝、という副題のついたラブコメ。ヤクザの経営するコンビニ「ラバーズ7」とカラオケ屋の入った雑居ビルで、アルバイトを強制された高校生ひろみとなつき、そして、なつきに初恋の人の面影を見るオーナーを交えてのどたばた。一度は店を止め、高校の卓球部に入ったひろみだったが、オーナーに連れ戻され、バイトに復帰したが、そこへ、卓球部の女の子が現れ、ひろみ奪還のため、なつきと対戦する羽目に。
ほにょ~とした画風が好きです。
・ピルグリム・イェーガー 第五巻
ついに戦闘開始。
馬と格闘するロヨラとか、謎の女顔ザビエルとか、銀貨の実力が明らかになっていくあたりはいい感じである。
●いい女対決
オリコンの「2005年イイ女」が発表された。ベスト1は「NANA」の熱演が評価された中島美嘉。
おりしも、25日発売の月刊PLAYBOYも、「世界でもっともセクシーな世界の美女100人」特集。
1位 アンジェリーナ・ジョリー 「トゥーム・レイダース」。
2位 スカーレット・ヨハンセン 「アイランド」。次は「ブラック・ダリア」か。
3位 ジェシカ・アルバ 「ダーク・エンジェル」のヒロインが美人になって「ファンタスティック・フォー」と「シン・シティ」で上昇。
●トリビアを考える
午前中、『超古代文明』のゲラチェックをしながら、ふと、考える。
「これ、『トリビアの泉』に送ったら、何へぇもらえるかな?」
そこで、ネタを考えるが、なかなか「へえ」と言ってもらえそうにない。ネタが濃すぎるのだ。
やっと思いついたネタ。
「地上絵で有名なナスカ文明の都の名前は、 カワチ 」
何へぇもらえるだろうか?
まあ、気にいったら、河内弁のおっさんが地上絵を書いている図でも想像してほしい。
あと、戦国の剣術を調べていて分かったトリビア。
「北辰一刀流の源流として名高い剣術、小野一刀流の宗家は 神父 」
現在の宗家は元津軽藩士の家系で、明治以降、洗礼し、神父となったそうです。宗家は都内にあります。
小野一刀流にかかる形容詞にもう一工夫必要かな。
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