日々雑記:豪華な本が捨てられる
『超古代文明』再校作業中。作業中……。
●超古代文明
11月16日頃、新紀元社より発売ですので、よろしく。
アトランティスだけで150ページを越えますよ。最新の地球物理学とか環境考古学とかの話もしてます。ああ、近刊予告には日本編の話が載っておりますが、諸般の事情により、日本編は割愛することとなりました。邪馬台国ファンの方、古史古伝ファンの方、お許しあれ。実際のところ、邪馬台国と古史古伝はそれだけで一冊になった上に、日本近代史になってしまうのですよ。
●近況
アレの監修が始まったので、ここからが大騒ぎだ。11月初めまで、アレを解決しなくてはなりませぬので、今、大騒ぎです。平行して『金剛神界』と『比叡山炎上』も来月中に色々やらねばならないので大騒ぎなので、『永遠の冬』第二章が遅れるかもしれない。どこから始めるか色々悩んでいるところなのだが。
深淵CONの打上で会ったお嬢さんから、山岳宗教の本をご紹介いただく。ありがたい。このあたりの資料漁りも大騒ぎである。来月半ばには何とかして、雪に埋もれる前に、比叡山に登っておきたいのであるが……。時間があるのか、オレ。
●mixi
ある方からmixiにお誘いいただくが、こちらのBlogだけで十分忙しいので、お断りする。興味がないではないし、新旧の友人たちがすでにネットワークを形成していることは分かっているのであるが、正直、2個の日記を書いている暇はないし、コメントを返していられない可能性が高いので、お断りしている。
お許しあれ。
御用事のある場合はメールか電話をいただければ幸いである。
●豪華な本が捨てられていく
朝の路上は目の毒である。
なぜならば、宝の山が落ちているからだ。
先週の金曜日の朝、学校に行く途中で、近所のご家庭が建て直しのため、豪華な歴史図鑑の類を捨てられるのを目撃、思わず引き取る約束をしてしまった。大判のフルカラー歴史図鑑、とりあえず安土桃山と戦国時代、室町時代だけあればいいのだが、それでも重かった上に、学校へ寄付する本を大量に抱えていたので、後日、取りに行く約束としたのである。土曜日はそちらがご不在だったので、今日、もう一度、取りに行く予定。
近年、古本屋業界は一般市民の教養離れによってかなり厳しく、こうした本がゴミ同然に扱われてしまう。薄利多売でコミックにターゲットを絞る新古書店では、流行の本かコミック以外はやはり安値になる。引き取っても買う人がいないのである。こうして、一昔前の百貨事典系はロストしていく対象なのである。
都内で見かける駅拾い本を扱う露天商の類に至っては、雑誌とコミック、安物文庫以外は重い邪魔者となるためか、新刊ハードカバーが捨て値で扱われている。ここまで行くと、買うというよりも、保護するという気分になる。
そういう訳で、資源ごみの日の路上は目の毒である。
もはや読む人、収納すべき棚を失った本が山のように落ちているのだ。そして、すでに資料の山が生活を圧迫している我が家にはそれらをすべて受け入れてやる場所などない。
本好きには寂しい風景なのである。
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