日々雑記:Blog効果
「翌日、体が痛くなるなんて若いわね」(二宮ひかるの漫画より)
いや、若くはないから辛いんですよね。
まだ、筋肉痛と疲労が抜けない朱鷺田です。若い頃とは違うよ。
●Blog効果
すでに別エントリーで回答を返したが、Blogという発信手段を経ることで、ユーザーの皆さんから直接のレスポンスをいただけるようになった。期待もあれば、叱咤激励、しばしば厳しいお言葉もあるが、それもありがたいご意見であります。版権の都合、ビジネスの都合など色々あってお答えできない部分とかありますが、それはご容赦下さい。
●Blog効果その2
11/16にこう書いた。
「ボーイズ・ラブで分かる日本の歴史」か。
ええ、どこか、これを出す勇気がある出版社はいませんか(笑)
某社編集様より、「うちで出しませんか?」とメールをいただきました。
ありがとうございます。
若干、修羅の道に踏み込んだ気もしないではないが、気にしないことにしよう。
(いまさら、という突っ込みは無しの方向で)
●Blog効果その3
日々の雑記に混じり、学校のレジュメや講義内容、指導方針をBlogに書くようにしている。
オープンソース化されたもので、困ったら、僕のBlogで「バンタン」を検索すれば、ほぼ私の授業内容は分かるようになっている。これは、私自身にとっても授業記録代わりということで参考になっている。
問題は記事が250を越え、ちょっと検索しにくくなっていることだが、その場合は最悪、Google先生に手伝ってもらうのである。
●悩んだら、原点に帰れ
比叡山から戻ると、プランナー科シナリオ専攻の生徒からSOSのメール。
合評会向けのプロットを書いていて、もー大変という話。
今学期、シナリオ専攻の合評会レギュレーションはアニメシナリオ1本65枚。
シナリオ65枚は授業でも書いているそうなので、まあ、いいとして、今回はハードなレギュレーション付き。
「ポスト・ポケモン、ポスト・遊戯王のゲーム企画を考え、アニメ化シリーズ全体の構成を考えた上で、その1エピソードのシナリオを書く」というもの。
これは、まさに今、各社で求められているもの。
これが出来たら、来年、そのまま就職活動に使えるな。
当然のごとく、企画段階で苦戦し、とりあえず目鼻が立ったら、シリーズ構成で苦戦している。目の前のプロットを上げてみるが、どうも迷走している感が抜けない。
ここまで来ると送ってきたプロットにコメントするのは止める。
企画の原点に戻れ。
どんなゲームで、どんな物語を紡ぐのか?
ポケモンがあれだけ広がるのは、ゲームの物語が明確で、揺るがないから。
同じような物語のテーマが導ければ、プロットも広がるはずだ。
●2年生の授業終了
昨日は学校。
ライター科2年生のライティング・マラソンも今日で終わり。だからと言って、やることは変わらない。コラムを書き、テキストを読む。
テキストは山田詠美の「24・7」から「HER」と加島祥造の「タオ~老子~」の冒頭部分を。
「HER」は中東へ取材旅行にいく白人作家に、同行した妹が恋愛する様子を眺める掌編。地元の観光ドライバーとの恋愛のために、現地風の美女へと変身していく妹を見る複雑な気持ちを描く。
「まるで金色のクリームだ」
二人の間に交わされる言葉はただひとつだけ。
ちなみに、語り手の作家の恋人兼秘書の名前がネットというのは、リアルなのだが、妙なミスリーディングを招くのであった。
「タオ~老子~」は、現代の詩人が老子を現代語訳したもの。絶妙な言語感覚を楽しんで欲しい。
●贈る言葉
事実上、2年生は最後の授業であるので、例年通り、三つの言葉を贈る。
【1】3年間生き残れ
業界で位置を得るために、まず、3年頑張れ。
僕は最初の仕事(アニメ業界)で2年しか持たなかった。その後、ここまでやってきたが、ずいぶん遠回りもした。だから、若い人には3年頑張れと言葉を贈ろう。
【2】必殺技を見つけろ
得意ジャンルでも、得意な文体でもいい。
これなら、あの人!というものを見つければ、仕事になる。
【3】クラスメートは君のコネだ
同期の仲間を大事にしなさい。
同じ業界にいるクラスメートのネットワークはいつか役に立つ。僕も若い頃、大学時代のSF仲間たちのネットワークがずいぶん助けてくれた。その後もゲームの友人たちが色々協力してくれる。
特に、編集、ライターになろうとするライター科の生徒たちにとって、クラスメートは最初の資産になる。今は分からないかもしれないが、5年後、10年後にきっと分かるときが来るはずだ。
●今日の素敵なできごと
NHKニュースを見ていたら、突然、ストライク・フリーダムが大写しに。
省エネ時代のプラモということで、バンダイのプラモ工場へ。以下、3分ほどの中継の間、画面はガンダム・プラモのオンパレード。NHKのアナウンサーがエール・ストライクとグフ(おそらくマスターグレイド)を持って、バトルさせるとか、アッガイ(MG)が大写しになるなど、なかなか無い光景を見ましたよ。
●魚屋さんの冬
昨日、恵比寿駅前を歩いていたら、魚屋から何故か、何か見覚えのある服が着た巨漢が現れた。
グレーと薄いブルーホワイトのパターンはおそらく米軍の冬季迷彩である。なぜ、魚屋に冬季迷彩が? 見れば、他にも魚屋さんの店員が同様の冬季迷彩をまとっているではないか?
それも、いずれもがっしりした体格の巨漢である。
待て。
ここは、実は魚屋に見えて、米軍冬季訓練部隊の拠点だというのか?
恵比寿駅前にそんな敵がいるのか?
思いつく敵は一つしかいない。
魔王キングフロスト。
やはり『真・女神転生X』はリアルな世界でも進行していたのだ。
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