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November 14, 2005

アザトースは禅マインド

 色々仕事中。学校の打ち合わせや年末課題向けの指導が入り、じたばた。リプレイの挿絵のラフとか飛んできて、少し幸せ。

●続・泡盛な日々

 先週、打ち合わせの帰りに新宿に寄ったら、西口地下で沖縄物産展をやっており、泡盛の古酒を試飲してくる。
 うまい。まろやかである。
 ああ、酒の熟成というのはこういうことか。
 新酒の尖ったあたりが、見事に消えていて、飲み終わりに芳しい甘みが香り、素晴らしい。
 駅前物産展で入る7年物でこれだとすると、20年とかどうなるのだろうか? 『もやしもん』の2巻に出てくる200年物の泡盛(実在は140年までとか)は、天にも昇る気分かも。 
 実験的に樫樽で熟成された泡盛があり、これも試飲させていただいたが、これは樫の香りが濃くついて、ほとんどウィスキーである。
 結局、予算の都合上、『菊の露』のGold VIP(どこのウィスキーだ)、2000円也で我慢したが、飲み終わりに香る甘い芳香に感涙しながら、楽しんでいる。

●Zetaの鼓動はキス

 「ZガンダムⅡ」見てきました。
 フォウはかなり書き直しで、ああ、声優も変わったし、シナリオも恋愛物だから、という感じですね。新作カットを増やしても、もう少し、フォウの話を書いてほしかったな。シャアの演説をカットするならば、サラの話もカットして1時間をフォウの話に、もう30分はハマーン様ではないかと。(ここは拳を握って、涙ながらに熱弁するところ)
 個人的には、屋上のデートは書き直してほしかった。
 やっぱり新旧カットの絵の差が厳しいんですよ。

 でも、そうすると、綺麗に決まったレコアさん裏切りの予兆が消えてしまうしなあ。

 次回のタイトルがまた、凄いね。ハマーン様の本領発揮シーンとか、尺に収まるのかなあ。

●アザトースは禅マインド

 ……だそうです。フロム「Secret of Japan」。
 いやまあ、一切空、一切無で、一切はアザトースの夢に過ぎませんがね。
 仏教の叡智も極めれば、空白の痴(智)にいたるとかいたらないとか。
 このあたりが先日の、『比叡山炎上』シナリオのもとであったりもいたしますよ。

●秘神界英語版Ⅱ

 クトゥルー・ジャパネスク書き下ろしアンソロジーの英訳版第二巻が、Amazonで購入できるそうです。応援として、横にエントリーを置いておきます。

●闇鍵師

 江戸に頻発する妖怪事件。錠前師錠之介がくるり屋として、魔性を錠前に封印する、という江戸伝奇漫画。
 赤名修の流麗な絵が、エロチックな描写と相まって、いい感じである。
 原作の中島かずきは劇団新感線。以前の「ジェノサイト」はいい感じで暴走していたが、今回はしっかり起承転結でまとまり、ネタもかなりいいですね。

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