比叡山探索行 大黒天呪殺修法
昨日はR&Rステーションでの「クトゥルフCON」である。
シナリオは、何度かマスターした「比叡山探索行」の別バージョンである。
●比叡山潜入
元亀2年7月、比叡山攻略を進める織田信長は、配下の羽柴藤吉郎秀吉に叡山攻略の情報収集を命じた。
秀吉は、配下の者どもを召集する。
尾張の地侍で、剣の使い手、大麻義明
蜂須賀党の乱波、斬見丸(ざみまる)
たたら師、百足
堺の若き茶人で、鉄砲使いの才野宝嵐
浄土宗の僧侶・義観
最後の義観は、秀吉の配下が比叡山に潜入することを聞いた明智光秀が、最後の和平交渉のために、派遣した僧侶で、懐には光秀から比叡山の重鎮、円重上人への密書を抱えている。
一行は坂本に潜入し、情報していくが、比叡山では信長呪殺の修法が始まっており、円重上人はその推進者だという。また、琵琶湖の水軍衆である、堅田衆が比叡山に大量の物資を運びこみ、戦に備えているという。堅田衆の搬入ルートを追っていくと、そこには異形の水軍衆、蓮田衆(はすたしゅう)の姿が。
「いあ、いあ」
と、異形の奇声を上げながら、荷を運ぶ蓮田衆の姿におののく一行。
聞けば、彼らは竹生島の一部で信仰する湖の守護神、灰堂(はいどう)観音を信仰するという。
やがて、発見した裏参道を抜けて比叡山三大聖域のひとつ、横川へと向かうが、その途中、奇怪な読経の声に惑わされる一行。斬見丸が探索に向かい、奇怪な大黒天を拝む狐僧正と遭遇、恐怖におののきながら逃げ出す。
何とか横川に達するが、もはや、比叡山の退廃はおぞましきものとなり、蓮田衆と通じる平べったい顔をした僧兵に導かれ、円重上人の籠もる黒智殿へとやってくる。
ひとり、斬見丸のみが後ろから忍んでゆくが、他の4人は庫裏に押し込められてしまう。
斬見丸も、狐と化した僧侶に襲われ、一度はおかしくなって比叡山の山に逃げ出すが、何とか己を取り戻し、庫裏から仲間を救い出す。
上人と会見せねば、と決意した義観に導かれ、一行は黒智殿に踏み込むが、もはや、信長憎しの円重上人は聞き耳を持たず、狐僧正としての姿を現し、戦闘へ。
大麻の剣術と、才野の不動金縛りの術が決まり、狐僧正を倒した一行は、黒智殿にあった謎の書物を持って脱出する。
信長様の下に戻った一行は、比叡山焼くべしという報告を伝えた後、謎の書物を提出するが、それは南蛮人の手で伝来した『妖蛆の秘密』であった。フロイスが止めるのを聞かず、それを手元に置く信長。後の、本能寺の変へとつながる悲劇の種は、ここで信長の手に渡ったのである。
●感想
キーパー経験者3名を加えてのセッションで、ずいぶん貴重な意見が聞けた。
けっこう、面白く出来たとは思うが、シナリオ的には力押し解決なので、もう一工夫したいところ。
クトゥルフらしい殺戮劇になってもよかったかな。蓮田衆の群れが川から「いあいあ」言いながら上がってくるタイミングを逃したなあ。ずぶぬれの僧兵が深きもののおぞましき力を振るう用意はしていたのであるがねえ。
終了後、内山さんと軽く飲み。ぶりのかま焼きを頼んだら、鰹のかぶと焼きのようなサイズの頭半身が出てきた。とんでもねえ。
●クリスマス
24日はさすがに家族サービスをしました。
午前中は原稿を書いたあと、午後は買い物に。息子がムシキングをするというので、久しぶりにゲームセンターへ。近くに置いてあった『三国志大戦』を眺めていると、インターフェースの良さがよく分かる。手馴れたプレイヤーがカード化された武将を動かす様はいかにも指揮をしている感じだ。正面の3Dビジュアルもよく出来ている。
ああ、確かにコレははまる要素が満載だ。
思わず、スターターを買って1プレイ。出たカードは甘寧、将欽、曹彰、潘璋。甘寧の戦闘力が半端ではない。
これは面白いなあ。
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