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January 07, 2006

日々雑記:螺旋の王国

 子供たちの見るアニメと特撮の音で起きる。
 「韋駄天・翔」と「ふたご姫」を見て、渋谷へ。
 所用のついでに、バンタン卒業生の川嶋君と落ち合い、コズミックリージョンの「ストライクフリーダム・ガンダム」と、ジオノグラフィの「ザクF2」をいただく。着彩済みのフル可動フィギュアで、ザクは砂漠仕様の茶色、パーツ交換でMS-06D ザクデザートに変わる。川嶋君はマニュアルを手伝ったそうだ。
 ガンダムは初代直撃世代で、近年のSEED系もファンなのでありがたい頂き物である。

●日本の甲冑武具事典

 神保町に出て、打ち合わせの帰りに、歴史系の古本屋、大雲堂書店で、「図解 日本の甲冑武具事典」と「日本戦国史国語辞典」を入手。
 前者はタイトル通りの甲冑資料。古墳時代から江戸期までの甲冑に関する図解事典である。
 面頬や前立てのページもあり、上杉謙信の前立て・飯縄(飯綱)権現はダキニ天、蜂須賀の卍印はインド由来の塞縛采底迦(サバスチカ)とさも普通に解説してある。それは、ナチスのスワスチカですねえ。蜂須賀党の家紋はスワスチカですか。おいしいネタですねえ。
 後者は戦国資料を読み解くための用語集だが、漢和辞典もあるとか。世の中、とんでもない本があるものだ。

 大雲堂で、久しぶりに「世界のマーシャルアーツ」を目撃し、懐かしく思う。戸隠流忍術の宗家がアメリカやインドを巡って、忍術を教えたり、各地の格闘技を紹介したりするものであるが、後半はカラリパヤットの諸技芸を写真で解説しているのがとにかく特色である。柔らかい軟式の刃をいくつもまとめた奇妙な武器ウルミンを使っている図もある。
 カラリパヤットに関しては、英文ながら、協会の公式HPがあるので、興味のある方はどうぞ。 →リンク

●螺旋の王国

 コバルト文庫。広瀬晶のデビュー作。読了。
 ラスベガスの郊外で、非人道的な医学実験施設に働くクリスとオスカーは、ある日、オスカーが拾ってきた少年シェルとの出会いを通じて、自分たちの心の闇と直面する。
 すらすらと読めた。クライマックスが少し急ぎ足だが、読み応えあり。

●今日のアニメ

韋駄天・翔(ジャンプ)
 MTBですべてが決するファンタジー世界に飛ばされた現代の小学生MTBライダーが、地球に戻るために、世界を旅していく。お話としてはどこでも突っ走る自転車バトルが毎回のクライマックス。今回は、紅一点のヒロインがひねくれ王子様のお妃候補になるのだが、ひねくれ王子とお妃候補が結婚をかけて、ヴェネチア風の運河都市でMTBバトルするのは痛快。

ふしぎ星のふたご姫
 火の国の秘宝を手に入れるため、ドラゴンを笑わせる演芸大会。どれも昨年前半目の古いネタばかり、シェイドさまのヒロシ・ネタとか。質のいいアニメです。

BLOOD+
 ベトナム編最終回。出会いの悲しい終わり。ホラーですよ、ホラー。
 次回は沖縄へ戻るが、ベトナム編で悲劇の運命を辿る少女と小夜の同級生が似ているのが怖いですねえ。

●世界ふしぎ発見 南インド紀行

 今日の「世界ふしぎ発見」は南インド。グジャヤナガル王国とか、ジャイナ教とか、なかなか面白かった。昔、光栄(現コーエー)さんの歴史エンターテイメント雑誌「ダ・ガマ」で大航海時代の読者参加ゲームを行っていた頃のことが思い出されます。
 今回の注目は、ゴアのボン・ジェス教会。
 ザビエルの遺体が今も安置されている教会です。奇跡的に腐らなかったザビエルの遺体が公開されていますが、その映像もきっちり流れました。日本人従者アンジローのエピソードもあってまっしぐらですよ。

 ザビエルの奇蹟の遺体に関しては、色々解釈できそうで、これも『比叡山炎上』のネタかな。

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