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January 04, 2006

日々雑記:故郷も合併流行、新撰組!!続編

 昨日まで、一時帰省してきました。
 本日より仕事始め。
 さあ、頑張りましょう。

●故郷も合併流行

 2日に千葉の実家に帰省。今年は娘が高校入試なので、ひとりで実家に戻り、父母、家を継いだ兄、叔父代わりともいうべき父の友人などに挨拶回りをし、、2日の夜には高校時代のSF研究会の新年会があるというので参加する。もはや高校を出て25年、まだ新年会に出てくる面子がいるだけ凄い。結局、関連業界に進んだのは私以外に3名。翻訳家にゲーム会社の広報。あと、兼業ながら、UFO研究家がひとり。

 そこで聞いて驚いたのが、故郷の街も平成の大合併の最中であったことだ。
 私の実家は、八日市場市(ようかいちば・し)という。よく誤変換して「妖怪血婆」(ようかい・ちば)となるのがお約束ということぐらいの、のんきな田舎町である。明治の頃に、10ほどの村が合併して出来た市である。
 これに隣接するのが野栄町(のさか・まち)、光町(ひかり・まち)といい、私が生まれた頃は野栄町にいた。まとめて匝嵯郡市というのだが、このうち、八日市場市は、野栄町と合併し、匝嵯市(そうさ・し)となるそうだ。この一月下旬という。
 もはや故郷の地名があと一月もない、というのは驚きである。
 光町は匝嵯市になることを嫌い、隣接する横芝町(よこしば・まち)と合併し、横芝光町(よこしばひかり・まち)になる。
 隣接する旭市(あさひ・し)も、干潟町(ひかた・まち)、飯岡町(いいおか・まち)、海上町(うなかみ・まち)を吸収し、九十九里浜の北端は、北から、銚子、旭、匝嵯と広域市が広がる形になる。
 ここで、拙著『クトゥルフ神話ガイドブック』をお読みになった方は思い出してほしい。朝松健編の『秘神』の舞台、海底郡の根拠となった海上郡もなくなってしまうのである。少々残念な話である。

 3日は朝から、父の親友で叔父代わりとも言える方にご挨拶。仲人をしてくれた方である。すでに70代であるが、無類の酒好きで、朝からたっぷり日本酒を飲まされる。楽しい方であり、もとは小さな出版社におられたこともあるので、私の仕事には比較的理解もある。それでもまあ、こちらの業界は全く分からない。
 ぐでぐでになって列車に飛び乗り、帰宅する。

●新撰組!! 土方歳三最後の1日

 04年の大河ドラマ「新撰組!」の続編。近藤勇の死で終わったシリーズのその後、土方の死を描く。
 そんなこんなでグデグデになって帰宅したものの、これだけは見逃せない、と、仮休憩の後、NHKにかじりつく。榎本武揚と土方歳三、ある意味、生き方も出自も経歴も全く異なる二人のぶつかり合いがよし。吹越満が大鳥圭介がいかにも小物っぽくて味がある。
 こういうやりとりがとても「上海退魔行 ~新撰組異聞~」的でよいなあ。

●功名が辻
 今年の大河ドラマの原作である。読み落としていたことに気づき、帰省のともに購入。全4巻。現在2巻目に入り、あっさり織田信長が死んでしまったので、これからどうなるやらと。さすがに司馬遼太郎は面白い。
 
●いとしのエリー
 新年会があって、深夜に戻ってきたら、兄貴と飲んで、翌朝、仲人と痛飲という、アルコール三昧のまま、ぐだぐだで乗り込んだ電車では小説も読めない。
 そこでキオスクで選んだのが、ジャンプリミックスで復活した高見まこの「いとしのエリー」。
 20年ほど前の恋愛物で、年上の女教師と高校生の純愛物であるが、二人が恋仲になる前半ではなく、二人が引き裂かれる後半をコンビニ本2冊、計950Pにまとめたもの。
 懐かしいねえ。

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