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January 15, 2006

松永弾正謀反

 反逆こそ武士の本懐。
 この平蜘蛛が欲しくば、信長自身で取りに来るがいい!

 色々多忙で、更新の間があきました。
 何とか『金剛神界』のかたもつき、『比叡山炎上』も大騒ぎ。来週月曜日には学校も始まるので、その準備もあってジタバタしております。進行中の別企画が口をあけてまっているので、怪しい資料を読んだり、年表をひっくり返したり、まあ、色々であったりなかったり。土曜日にはライター科が新年会をやっていたはずだが、諸般の事情もあり、『比叡山炎上』のテストプレイを。
 テストプレイヤーは4名。
 今回は初めて参加の人もいたので、戦国日本の世界観をざっと説明する。

 時は戦国、修羅の世界であった、と。

 そこに降臨する天才的な革命児、織田信長! その天才性と狂気のほどをざっと語る。困ったことにほとんど事実を話しているのに、すでに「クトゥルフ神話」のごとき危険なイメージが散りばめられていく。
 さすが、信長様。

 システム説明の後、出来上がったPCは以下の4名。

 茶室で戦うために、拳を鍛え上げた謎の茶人、慈久(じきゅう)。茶聖、千利休の弟子でありながら、茶道の闇、闇千家茶道(別名・フルコンタクト茶道)を極めた男。
 妖魔退治の神剣と不動金縛りの術を使う性別不詳の陰陽師、賀茂良久
 大和の国に詳しい狩人・平八とその愛犬、平九郎。
 織田軍団に雇われた不死身の忍者、小鉄。

 殺(や)る気満々だのぉ。
 ところで調査系能力は?

●松永弾正謀反
 天正5年(1577年)8月、織田信長は上杉謙信との決着をつけるべく、柴田権六勝家に大軍を与え、越後へ派遣する。しかし、その背後を突くべく、大和国信貴山城の松永弾正久秀が謀反を起こし、城に立て籠もった。
 松永弾正と言えば、室町幕府第13代将軍足利義輝を殺し、東大寺大仏殿を焼いた悪逆非道で知られる戦国武者である。その後、信長に下った弾正はその側近として武功を重ねた後、信長の代官として大和を支配していた。いまや老境に入り、楽しみは茶だけといわれていたが、その心はいまだ下克上の世を生きていた。
 上杉との密盟により、信長を討って天下の覇者とならんとしたのである。
 されど、信長は迅速であった。羽柴秀吉、明智光秀を派遣して信貴山城を包囲した。

 ここから、物語は始まる。

 信長の側近、千利休に呼び出された茶人、慈久は、松永を説得して開城させよと命じられる。信長は松永という武将、そして、松永が持つ大名物「平蜘蛛の茶釜」を惜しんだのである。
 慈久は陰陽師の賀茂良久、忍者の小鉄、狩人の平八を連れ、信貴山城へ。松永と会見した彼らは信貴山城に潜むおぞましき影に気づいた。

 『比叡山炎上』でネタにする予定なので、詳細は避けますが、幾野銀山を探索したり、安土城建設現場で織田信長、森乱丸、ルイス・フロイスから奇怪な話を聞いたり、となかなか面白い展開となりました。最終的に、史実通り、信貴山城は吹き飛んだのですが、その背景にはおぞましい邪神の存在があったのです。
 ちょっと「へうげもの」が入っていましたが、比叡山焼き討ちの後日譚にもなり、綺麗にまとまった。ふふふ、あとは、信長様が神になる「黄金安土城卍返し」で本能寺まで突っ走ろうや。

●コミック
のだめカンタービレ 14
絶対可憐チルドレン 3

読了。いい感じで進んでいますなあ。

●仮面ライダー響鬼
 次回で最終回。鬼として生きる自分の背中を見せようとする響鬼の表情がいい。
 明日夢の選択をじっと見守りたい。

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