ミ=ゴという名の天使
『比叡山炎上』のため、戦国史とクトゥルフ神話を融合させる作業が続いており、リアルにSAN値が低下中。オリジナルのクトゥルフ神話はムー大陸仮説を前提に書かれているので、その辺を色々盛り込みつつ、聖徳太子とか、空海とか、義経とかじたばた。東大寺の大仏建立と『アル=アジフ』執筆がほぼ同じ時代なので、何か仕掛けに出来ないものかな。
●ミ=ゴという名前の天使
戦国日本で、ミ=ゴはどういう扱いになるか?
Secret of Japanではあまり登場しないが、どうやら、鉱山採掘のため、深山に出没し、天狗と戦っているらしい。天狗はもともと宇宙人で、ミ=ゴに故郷を滅ぼされ、地球に逃げてきた宇宙人の末裔であるという。
義経が学んだのは鞍馬八流ではなく、対ミ=ゴ用に開発された天狗戦闘術の奥義であったのか!
このあたりは色々いじる予定であるが、個人的には、ミ=ゴそのものが天狗めいた存在ではないかと思う。そんなこんなで解釈をいじり回していたら、思いついたのが、天使+ミ=ゴ説である。
カソリックの聖堂によく描かれている昇天図の天使がミ=ゴであったなら、どうだろう。
有翼でピンク色の生き物にかしずかれ、昇天していく聖人。
その脳はすでに金属の筒の中に納められている。
おぞましくも、クトゥルフ神話の世界ではありえる物語かもしれない。
●功名が辻
昨夜は戦国の資料といいつつ、NHK大河ドラマ『功名が辻』とTV朝日の大型時代劇『風林火山』を見る。
『功名が辻』第一回は桶狭間であるが、舘ひろしの色黒な織田信長(当時27歳)に悶絶する。クールではあるのだが、昨年の渡哲也版平清盛ぐらい凄いインパクトだ。
全4巻の原作とはかなり違った解釈で、桶狭間からスタートする。
信長、秀吉、家康と三代を生き延び、土佐24万石にいたる山内一豊とその妻、千代が主役だが、今後、どうなるものやら。
●風林火山
TV朝日の『風林火山』は北大路欣也主演で、信玄がジャニーズの松岡である。軍記物かと期待したら、その実、信玄の大奥における女の戦いが中心である。
京都の公家から嫁いだ正室、三条の方が怖い。だまし討ちした諏訪家の姫を信玄が側室とした際、側室が懐妊した祝いに、京都の菓子を持ってくるのですが、このあたり、すわ毒殺か!と思わせる迫力で側室を圧倒する。
あの迫力だけで普通の人は死にますよ。ええ。
●槍使い
戦国日本、特に信長以前の戦闘は、一に弓、近接しては槍、そして、剣という順番でした。
今回、そのあたりを期待していたのですが、『風林火山』は武田信玄の名差配、上杉謙信の電撃戦というあたりが表現されず、合戦場面でも槍働きの図式があまり見えなかったのが残念。武将の多くが槍を持たず、馬上から剣を振るっている。これでは、下の足軽には当然届かない。
それでも、さすがに北大路欣也が槍を振るい始めるとかっこがいい。馬上から兵を突き下し、落馬して後も、突いて引き、囲まれれば、ぶんと振り回して、周囲を切り伏せる。
『功名が辻』はさすがNHKで、槍中心のバトル。山内一豊が、親の仇の信長を、槍を刺そうとして、穂先を切り落とされる。後で再会し、「おぬしの槍は短いわ」と一喝するあたり、史上最長の三間半(6m)の長槍隊を作った織田信長らしいな。
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