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January 31, 2006

事実とは何か? グレイの正体

 昨日は学校。そのせいか、ちょっと腰が痛くて疲れた感じ。年を感じますなあ。今日は一日原稿、『比叡山炎上』とアレと、まあ、そういうところで、色々締め切りが炎上中。

●講義メモ
 ライティング×2.ライター科は合評会作品の返却も兼ねる。
 基本的にコラム執筆とテキスト講読。

●事実とは何か?
 今週のテキスト講読は、「読む順番」を仕込む。

【1】本多勝一 「事実とは何か?」
 朝日新聞の名物記者が書いたジャーナリズム論より、冒頭を。
 「事実とは何か?」を考える。

【2】グレイの正体
 月刊ムーより、「これがエリア51で撮影されたグレイだ!!」(飛鳥昭雄+三神たける)
 グレイ=河童説を紹介する記事を。
 ええ、「事実」とはなんでしょうか?

【3】人はなぜやおうのか?
 中島梓「タナトスの子供たち」より、第一章「人はなぜやおうのか?」前半。パソコン通信時代に、中島梓(栗本薫)先生がオンラインで語られた「やおい」論。
 ここにもまた別の「現実」がある訳で。
 BLという言葉がない時代に、「やおい」を動詞化してしまう先生の言語感覚に脱帽する。文中、(爆)とか使われていますが、まだ2ちゃんねるが影も形もなかった頃ですから、その先駆的な立ち位置にも注目すべきかと。

●かみちゅ!
 帰り道でコミック版「かみちゅ!」第一巻をGET。
 鳴子ハナハルさんは、可愛くて色気のある女の子を描ける人だなあ、とは思っておりましたが、まとめて読むとなかなか風情がありますなあ。こういう神様がたくさんいる街の話はとても好きですねえ。

●少女漫画の10年
 部屋から出た漫画の山をまた生徒に貸すために学校へ。
 えにぐまなみの「よよぎ2(よよぎのじじょう)」などを持っていくのだが、これがちょうど10年前のブーケ(マーガレット増刊)に乗っていたほのぼのラブコメ。そして、この前、言及した「ケダモノ少年少女」と並べると……10年間の進化? それとも退化? 色々思うところあり。

付記:よよぎ2(よよぎの自乗/事情)
 人に頼られると断れない優柔不断少女、よよぎが幽霊の「よよぎ」(もと演劇部のエース、BFができなかったのが心残り)に取りつかれてしまう。よよぎに恋する少年(生真面目だが、ヤクザの息子)は、ふたりのよよぎの間で翻弄される。

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