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February 09, 2006

バッテリー 4

 もどかしくも、心地よい物語。

 年末に、あさのあつこ「バッテリー」の第四巻が文庫で出ていた。原稿の隙を見てやっと読了。
 新田東中に入った天才ピッチャー原田巧は、信頼するキャッチャー、永倉豪とバッテリーを組むが、近隣の強豪、横手中との練習試合でめった打ちに合う。ギクシャクし、会話さえできなくなる二人。チームの監督は見かねて、キャッチャー変更を命じる。一方、中途半端だった試合に満足しない横手中のスラッガー、門脇と瑞垣が新田を訪れる。

 原田巧と永倉豪の関係は、あまりにもピュアで、幼くも、(野球に対して)真摯であることがどれほど貴重で、同時につらいことなのか? ゆえに、周囲の行動が魅力的だ。吉貞、瑞垣、青波の行動が不思議なほどに魅力的である。

「中学生で、運命の出会いができるか?」

 そういう問いに対して、私は「YES」と答えよう。

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