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March 17, 2006

墨俣を覆う影

 『比叡山炎上』が終わっても、別の締め切りが。さあ、頑張って原稿、原稿。

●墨俣を覆う影
 先日の「スピコピ」用シナリオを考えているうちに思いついたタイトル。
 もちろん、元ネタは「インスマウスを覆う影」であるから、学生が、夏休みの旅行でなぜか墨俣行きのバスに乗ってしまうが、そこは……、という話になりがちであるが、そこはそれ、戦国クトゥルフの『比叡山炎上』である。
 秀吉が出世のきっかけとなった、墨俣一夜城建設にまつわる裏話というネタだ。
 墨俣一夜城とは、美濃攻めの拠点建設を信長から命じられた木下藤吉郎(秀吉)が、木曽川と揖斐川の中洲、墨俣に一夜で築いたと言われる城で、近年では、秀吉が得意の建設能力を駆使して、木曽川上流で伐採した木材を一気に河で輸送し、一夜で防御柵だけ作って、防衛しながら、建設したという説になっている。
 おそらくは、簡易な木柵と板塀だけの砦であり、石垣とか、天守閣とかは全くなく、防壁の内部には土嚢と木造城館があった程度で、外見も戦国の名城などでは全くなく、西部劇に出てくる騎兵隊の砦のほうが近いだろう。
 とはいえ、稲葉城目前の中洲に突然、敵の拠点が出来たら、やっぱり驚く訳で、これを実現した木下藤吉郎は出世街道を走り出す訳です。
 しかし、この建設作戦の裏に、クトゥルフ神話の邪神の存在が……。

 おお、なんか出来たぞ。

 ……という訳で、早速、墨俣の地形を現在のマップで確認、木曽川、長良川、揖斐川が複雑に流れる中洲で、洪水のたびに水を被る湿地帯。ああ、なかなかいい地形だ。
 インターネットで、墨俣町のサイトで観光資料を確認しようとしたら。

 1億創世で、天守閣つきの城が建ってました。

 普通の城ですよ。歴史考証はおそらく無し。ちょっと台無し。
 かなりモラルが下がったのと、比叡山関係につなげきれなかったので、「スピコピ」のネタは、第二候補だった「朽木谷妖変」に変更。
 まあ、そういうものだ。

●趣味は読書ィィィィ
 「葛葉ライドウ」は、夕食後の食休みに少しずつ遊んでいます。戦闘が軽いアクションで、封印アクションがポケモンめいた「○ボタン連打」なので、戦闘シーンだけはなぜか息子がプレイ、というホノボノした風情です。
 相変わらず、悪魔たちの発言がCoolで、キレてますねえ。
 忠誠度MAXの際の会話とか、合体前後の会話がなかなか素敵。
 蛮力属イッポンダタラなど、外見は半分ゾンビめいたパンク野郎の上に、会話パターン「MAD」のくせに、合体で出来た途端、自己紹介で「趣味は読書」とか叫びます。これはやたらツボにはまりました。
 悪魔の捜査スキルや、単独調査行動はなかなか興味深いですね。楽しみ、楽しみ。

 「ペルソナ3」の露出が始まりましたね。今度は現代学園物ですか、これはこれで楽しそうです。

●ドリル、ドリル
 日曜日朝、イベントで見られなかった「ボウケンジャー」と「カブト」を見る。
 「ボウケンジャー」は、ついに、ドリル・マシーン登場。大冒険に合体させてドリル・パンチですよ。
 天候兵器「マッド・ウェザー」の暴走というお約束のネタもあり。
 ブルーローズ分を補充して下さい。

 「カブト」は2号ライダー登場。ハチですか。
 なぜか、フランス料理屋で豆腐料理対決。麻婆豆腐と中華冷奴って、どうかね。

 完全なる調和 対 天の道

 「カブト」は「ムシキング」ではなく、「美味しんぼ」だったのかあああ。

●第二ボタン
 先ほど、J-Waveで流れていた話題をメモ。
「最近、ブレザーが増えたせいか、卒業式で、好きな人の第二ボタンをもらうという習慣を知らない子が増えている」という。
 学園物も時の流れが影響するのだなあ。

 そう言えば、「トクだね」では、「子供たちの音域が狭まり、高音が出にくくなっている」という話題がながれていた。「蛍の光」で1音、「蝶々」に至っては4音ほど下げて歌わせることが多いとか。
 おそらくは、大声を出して遊ばないこと、運動不足で腹筋が衰えていることなどが影響しているのだろう。あまり実感はないが、戦国の人々は大声が多く、信長や秀吉の声は戦場全体に響いたという。どんな大声であったのであろうか?

●海の誕生
 次の本に向けて、資料読み中。

海が出来た理由
 ・原初の巨人が死んで(殺されて)、その血液や脂肪などから海が生じる。巨人の汗という場合にあり。
 ・世界の卵が割れたとき、その白身が流れ出して、海になった。
 ・ひょうたんなどの容器に入っていた水があふれて、海になった。
 ・もともと世界には原初大洋しかなかった。そこに棒か槍を突っ込んでぐるぐる回したり、潜って土を取ってきたりした結果、大地が出来る。

 勉強し直すのはやはり楽しい。

●それでも町は廻っている  1
 読了
 どこにでもある商店街の片隅である喫茶店が、主人の老婆の思いつきで、なぜかメイド喫茶に。だからと言って、メイドカフェっぽい爆発をする訳でもなく、天然少女、嵐山歩鳥(ホトリ)とそのクラスメイト、担任、商店街の人々が繰り広げる、天然でほえほえな日常生活。
 萌えとかあまり期待せず、ほえほえと読むと、木星人が愛用する多機能棒「ハオリベイ」(光る)とか、探偵脳とか、スポック風のメイド挨拶とか、小ネタが楽しい。

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