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April 27, 2006

日々雑記:就職模擬面接

 昨日は学校行事。

●就職模擬面接
 プランナー科の三学期末イベントで、就職模擬面接。2年制の専門学校の場合、2年目には就職活動が始まる。そのため、何年か前からプランナー科の三学期末は合評会に代わり、就職対策の模擬面接となり、これに新作企画を持ち寄って、模擬面接を受ける形式になった。今年は複数を一度に面接する「集団面接」と、会社の個性を打ち出したブースに一人ずつ行く「個人面接」の併用で、担当講師がそれぞれを分担する。
 私は、ゲストにきていただいたキャメロットの宇野さんと一緒に、集団面接の担当。
 最大5名までの生徒を1回25分で面接する。自己アピール、作品アピールのあと、いくつかの質問をしてそれに答えてもらうことで、就職の評価をする。

今回の総評
・履歴書は商品見本  
 自分という商品を企業に売り込むためのカタログである。企画書の不備があったり、空欄が多かったりする履歴書は「ビジネス」上、不利である。バンタンでは書類作りのソフトの使い方も教えているので、時には自作してしまうのも、よい対策でしょう。
 また、趣味や特技の欄でも、読んだ人がどう思うかを考えて、質問に備えましょう。文学、映画、模型、歴史、格闘技、ミリタリーなど周辺領域はその回答で、深さが読めます。

・アピールは具体的に
 質問されたり、アピールしたりするときには、具体的な名前や数字を上げましょう。
 ゲームデザイナーを目指したきっかけを問われた際、抽象的なお題目ではなく、具体的なゲーム名を挙げましょう。シリーズ作品はできるだけ何作目かを。FF3とFF7ではもうゲームがかなり違いますよ。
 そして、その理由も話して下さい。「Canonで泣きました」という答えは、業界的にはありです。好きなゲームとしては、ずいぶん、「ヴァルキリー・プロファイル」が多かったなあ。
 また、「映画をたくさん見ています」「本を沢山読むようにしています」では、映画通、書痴の多い、この業界では通じません。例えば、「この1年、毎週ビデオで3本映画を見ました」といえば、年に150本見たことになる。これは十分に評価できる数字です。その上で、その中でのベストは~~と言えれば、完璧でしょう。

●コミック
・オヅヌ 1

 原作が朝松健先生の日本古代伝記物。大和朝廷に一族を滅ぼされたキ一族の生き残り、オヅヌが、大海人皇子と結び、朝廷への復讐を始める。その前に立ちはだかるのは大陸渡りの呪禁道士、韓国広足(からくに・ひろたり)。面白し。

・武死道 2
 同じく朝松健先生の「旋風伝」幕末伝奇アクションが、ヒロモト森一氏の手で爆裂サムライ歴史ウェスタンへと進化していく。原田佐之助も登場し、新たな世界へ。

・カムナガラ 10
 同じく古代日本から転生した少年少女が、現代日本に蘇る霊たちを巡る戦いに巻き込まれる現代伝奇コミックも、ついに完結。凛とした、女剣士の先生が印象的でありました。

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