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May 10, 2006

ダイス・ゲームとブラフ

 昨日から学校が開始。火曜日・水曜日に6時間ずつなので、今日もこれから学校。
 簡単に昨日のオンライン・レジュメだけ。

●アナログ・ゲーム01 「ダイス・ゲームとブラフ」
 火曜日は、まず、昼から2コマ×2で企画科1年に対して、アナログ・ゲームの紹介授業。
 ゲーム体験が優先なので、出席し、遊ぶことが肝要。
 指向するべきポイントは二つ。

 「楽しもうと努力せよ」
 「勝とうとして、ゲームを分析せよ」

 これを語るところから始める訳ですよ。
 ダイスの特質を語るために、チンチロリンの解説をした後、「ブラフ」をデモプレイし、その後5~6人の班に分かれて2回戦。1回戦目はルール習熟のため、一人ドロップで終了、2回戦目は最後の一人まで戦う。
 「ブラフ」は、人数が絞られるとよりハードな思考系リスク・マネージメント・ゲームになる。

 残った時間で同じ構造を持つが、セリ・ブラフ系カードゲームである「コヨーテ」をデモプレイ。
 このゲームは、外から見ている方が楽しい、というデモプレイ向きの傑作である。

 余った時間で、嘘つき系で最近お気に入りの「ゴキブリ・ポーカー」のデモ・プレイも追加。
 ダイスの話をしつつ、ブラフ・ゲームの系統を紹介していたりします。

●ファンタジー小説
 夕方6時からの2コマで、企画科2年シナリオ組向けに、「ファンタジー小説」の話。基本的に、ファンタジーの文法やテクニック、歴史の話と称しつつ、アニメや映画を見せて解説するという、おかしな授業。後、宿題として、毎回、ミニ課題を出す。期末テスト代わりに、今期中にファンタジー小説1本。20枚以上。

 今回は「異界往還」と題して、「千と千尋の神隠し」の前半の話を解説付きで。
 ついでに、劇場版「攻殻機動隊」のOPを見せながら、サイバーパンクなOPによって、「人が作られる世界」の提示という話をする。最後に、とんでもない異世界アニメのサンプルとして「少女革命ウテナ」の第一話を。割とみんな呆れてました。

 今週の課題。「異界往還のプロット」
 主人公はクラスメイトをモデルに決定。その主人公が抱える問題とその解消を、異界往還に組み入れよ。

「主人公(モデル明記)」
「主人公の抱える問題」
「解決のために必要な異界の設定」
「異界での冒険内容」

 最低4行。

●コミック
・電波の城1 細野不二彦

 危険な性格の女子アナウンサーが、TV界でなりあがっていく話。割とダークで奇矯、トレンディ・ドラマ向けの話だなあ。

・ほしのふるまち 1 原秀則
 東京の名門高校でドロップアウトした少年が、田舎の高校で再起する話。原さんらしい、ちょっとビターでハートフルな青春物

・ワールド・エンブルオ1 森山大輔
 死んだはずの少女を求めて、病院跡を訪れた少年は、怪物に襲われ、かつての幼なじみに救われるが、それは奇怪な卵から生まれた少女ネーネとの出会いに過ぎなかった。現代社会の闇に潜む怪物【棺守】と【刃器使い】のバトルに、巻き込まれた少年とネーネは……。

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