ダイス・ゲームとブラフ
昨日から学校が開始。火曜日・水曜日に6時間ずつなので、今日もこれから学校。
簡単に昨日のオンライン・レジュメだけ。
●アナログ・ゲーム01 「ダイス・ゲームとブラフ」
火曜日は、まず、昼から2コマ×2で企画科1年に対して、アナログ・ゲームの紹介授業。
ゲーム体験が優先なので、出席し、遊ぶことが肝要。
指向するべきポイントは二つ。
「楽しもうと努力せよ」
「勝とうとして、ゲームを分析せよ」
これを語るところから始める訳ですよ。
ダイスの特質を語るために、チンチロリンの解説をした後、「ブラフ」をデモプレイし、その後5~6人の班に分かれて2回戦。1回戦目はルール習熟のため、一人ドロップで終了、2回戦目は最後の一人まで戦う。
「ブラフ」は、人数が絞られるとよりハードな思考系リスク・マネージメント・ゲームになる。
残った時間で同じ構造を持つが、セリ・ブラフ系カードゲームである「コヨーテ」をデモプレイ。
このゲームは、外から見ている方が楽しい、というデモプレイ向きの傑作である。
余った時間で、嘘つき系で最近お気に入りの「ゴキブリ・ポーカー」のデモ・プレイも追加。
ダイスの話をしつつ、ブラフ・ゲームの系統を紹介していたりします。
●ファンタジー小説
夕方6時からの2コマで、企画科2年シナリオ組向けに、「ファンタジー小説」の話。基本的に、ファンタジーの文法やテクニック、歴史の話と称しつつ、アニメや映画を見せて解説するという、おかしな授業。後、宿題として、毎回、ミニ課題を出す。期末テスト代わりに、今期中にファンタジー小説1本。20枚以上。
今回は「異界往還」と題して、「千と千尋の神隠し」の前半の話を解説付きで。
ついでに、劇場版「攻殻機動隊」のOPを見せながら、サイバーパンクなOPによって、「人が作られる世界」の提示という話をする。最後に、とんでもない異世界アニメのサンプルとして「少女革命ウテナ」の第一話を。割とみんな呆れてました。
今週の課題。「異界往還のプロット」
主人公はクラスメイトをモデルに決定。その主人公が抱える問題とその解消を、異界往還に組み入れよ。
「主人公(モデル明記)」
「主人公の抱える問題」
「解決のために必要な異界の設定」
「異界での冒険内容」
最低4行。
●コミック
・電波の城1 細野不二彦
危険な性格の女子アナウンサーが、TV界でなりあがっていく話。割とダークで奇矯、トレンディ・ドラマ向けの話だなあ。
・ほしのふるまち 1 原秀則
東京の名門高校でドロップアウトした少年が、田舎の高校で再起する話。原さんらしい、ちょっとビターでハートフルな青春物
・ワールド・エンブルオ1 森山大輔
死んだはずの少女を求めて、病院跡を訪れた少年は、怪物に襲われ、かつての幼なじみに救われるが、それは奇怪な卵から生まれた少女ネーネとの出会いに過ぎなかった。現代社会の闇に潜む怪物【棺守】と【刃器使い】のバトルに、巻き込まれた少年とネーネは……。
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