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May 31, 2006

『比叡山炎上』:マジック・ポイント他

 『比叡山炎上』に関して、いくつかご質問のメールをいただきました。 ありがとうございます。
 まとめて回答をさせていただきます。
 なお、正式なFAQや正誤表は、後日、まとめますので、それまでの仮の措置とお受け取り下さい。

●基本的なスタンス

【1】『クトゥルフ神話TRPG』は、コズミック・ホラーを楽しむために、雰囲気を重視する叙情的な側面を持つゲームです。そのため、叙情的な幅を減らす危険を避けるため、曖昧な回答をする場合があります。それらの詳細はキーパーに一任します。キーパーがシナリオ運用上、都合のいい解釈で行って下さい。

【2】『比叡山炎上』は『クトゥルフ神話TRPG』の独立型サプリメントです。ルール上、明らかに記述漏れがあった場合、『クトゥルフ神話TRPG』に従って下さい。なお、神話生物のデータの数値に関しては、より戦闘的なキャラクターが出来やすいため、多少強めに設定されています。

●Q&A

Q:マジック・ポイントの回復方法が分かりません。
A:すいません、記述が落ちていました。
『クトゥルフ神話TRPG』と同様に、「人間は自然に、24時間ですべて(または6時間ごとにPOWの4分の1)のマジック・ポイントを回復できる」として下さい。

Q:一時的な狂気に陥ったら、《黒智(クトゥルフ神話)》は得られますか?
A:はい、クトゥルフ神話的な存在と接触した結果、一時的な狂気に陥ったら、最初の1回目で5%、以降は1%ずつ加算されます。

Q:神話クリーチャーのデータが微妙に違うんですが?
A:『比叡山炎上』では、『クトゥルフ神話TRPG』などよりも、少し強めになっております。特に、正気度喪失量が増えているものもあるのでご注意を。

Q:能力値ロールに、チェックボックスがありますが、能力値ロールって成長するのですか?
A:能力値ロール、および、(より強い相手との)抵抗表ロールにおいて、「01」の目を出した場合、能力値そのものが成長する可能性があります。

Q:「比叡山炎上」および「闇物語一」「闇物語四」に登場するNPC「円重上人」の読み方はエンジュウショウニンでしょうか? エンチョウショウニンでしょうか?(後者かと思いますが)
A:前者、「エンジュウショウニン」です。

Q:スピリットは見えますか?
A:解説に「見えない」と書かれていない限り、「見えます」。

Q:見えないスピリットを攻撃できますか? 《神剣の祓え》《迦具土》(p47)を使用中であっても《霊視》(p45)と併用しなければ「不可視のスピリット」を攻撃することはできないのですか?
A:スピリットが不可視の状態であれば、何らかの見る手段がなければ、攻撃ロールに不可視の存在を攻撃する場合にあるべきペナルティ(例えば、5%以下でしか当たらない、など)が適用されるでしょう。《霊視》があれば、視界面でのペナルティは解消されます。
 なお、『比叡山炎上』の場合、スピリットは、物理攻撃に対する装甲面での特質となっており、スピリットは地上的な存在ではないので、見えていても、物理的な攻撃ではダメージを受けないことを指します。スピリット=不可視ではないので、ご注意下さい。

Q:《神鳴り》(p48)の説明文中の「周囲」「周囲のもの」の範囲は具体的にどれくらいなのでしょうか?
目標を中心とした円形なのでしょうか? 半径はどれくらいですか?
また術者自身が効果範囲に入ったらやはりダメージを受けますか?
A:具体的には決まっておりませんので、キーパーが状況で判断して下さい。半径数m程度の円がよいでしょう。雷ですので、刀を振りかざしている人がいれば、多少遠くても巻き込まれてもいいでしょう。
 術者も範囲内にいれば、ダメージを受けるべきであると思います。

Q:《界渡り》(p48)の効果時間はどれぐらいなのでしょう? 術者が望まない限り永久に続くのでしょうか? 逆に《界渡り》を再度使わないと隠り世から戻れないのですか? またこの世界の側から解除する方法はないのですか?
A:《界渡り》は限定された開門の術です。門の開く期間は特に定めておりませんが、永続的なものではありません。キーパーは、状況に応じて、2時間、または半日程度を設定して下さい。困った場合には、次の日没、または、日の出までとするのがよいでしょう。
 こうして作られた門の解除は、おそらく様々な方法で可能でしょう。ぜひ、シナリオのネタとして考えて下さい。

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