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May 18, 2006

二人の彼、トパーズ、アタック・オブ・キラー・トマト

 正式な発売日は明日(19日)ですが、すでに、『比叡山炎上』が店頭に並び始めているようですね。売れて欲しいなあと思っております。

 さて、昨日は朝から学校。ライティング×2、アナログ・ゲーム×1.

●ライターの必殺技
 午前中はライター科1年生のライティング。

 ライターの立ち位置
  INPUT → <ライター> →OUTPUT(原稿)

 ライターの機能
 ・Filtering (選別)     書くべきことを選択する。
 ・Edit(編集)        書くために構成する。
 ・Performance(表現)  より面白く読ませる。

 ライターに要求される能力は「取材力」「直観」「記憶力」「構成力」「ネットワーク」「経験」「教養」「文章力」などなど。
 それで食べていくために、「得意ジャンル」を確立すること。これが必殺技。その人しかできない、その人が書けば魅力が出る、そんなジャンルを見つけるのが早道。これは簡単ではないが、「得意ジャンル」を持つことは必要である。一晩、話せるネタを探せと。
 そんな話をえんえんしていたら、テキスト講読とコラム添削の時間が取れず、テキストの感想文は宿題になってしまった。添削待ちのコラムは預かる。

●アタック・オブ・キラー・トマト
 1年生たちがB級映画鑑賞会を開き、見たのが名作「アタック・オブ・キラー・トマト」。B級パニック映画のパロディの集大成でして、昔、都立大SF研にいた友人がこれを見て、「NATTO」という自主映画を作っていた。タイトル通り、「納豆」が意志を持ち、人々を襲い始めるという話である。もう20年以上前になる。懐かしい話である。

●コラム添削
 ……午前中、残った1年生のテキストを午後の2年生に添削させてみる。
 悲鳴を上げる2年生。

 去年の君たちもそんなもんだったのだよ。
 他人の文章を直す、というのもまた勉強である。

 2年生は予定通り、テキスト講読までこなす。

●今週のテキスト
・二人の彼
 群ようこの短編集より。ほんわかした恋の話。
 2年生たちは、もっと過激な展開を期待していたようですがね。あと、「お兄ちゃんのような彼」という立ち位置に、別フラッグが立ち、悲鳴を上げる人々も。色々、スイッチがあるらしい。

・トパーズ
 映画化もされた村上龍の短編。SM専門の出張娼婦の一日の風景。
 拒絶反応もあり。

・火龍面舞より「幕間1:候補生の憂鬱」
 魔道師学院の諺を読ませたかった、というネタですがね。

●休講予定
 締め切りの都合で、月末の授業を休みにしようか、悩んでいたら、5月31日が学校の都合で休講になったので、その前日の30日と合わせて、1週お休みすることにした。

●イベント予定
 6月末に、友人のサークルへ遊びに行くことになった。GMで好きなゲームをやってくれという。
 時期から言えば、『比叡山炎上』かな。『真・女神転生X』や『深淵第二版』でもいい。希望があれば、『シャドウラン第四版』でもいいが、英語前提なので、今回はパスか? まあ、もう少し考えてみよう。

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