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June 21, 2006

D&D2.6、LotR、ウルフガイ

 色々ジタバタ中。ミノタウロスとか、クレタ島の話をじたばた書き、ギリシア編が終了し、地中海を南下してエジプト編へ。気分は、神話の旅世界一周最速挑戦中。

●お泊りCON
 滋賀の在胡さんから、お泊りCONの連絡が来る。7月15-17日、琵琶湖湖畔で2泊3日でゲームをするというもの。昼夜昼夜と、4セッションか。楽しみである。翌日17日は関西方面某所へ出張予定。

●D&D2.6
 火曜日は昼から学校。
 アナログ・ゲームはついに、TRPG編へ。まず、フィギュア系ゲームを見せつつ、世界最初のRPG「ダンジョンズ&ドラゴンズ」を体験してもらう。
 システムは「D&D2.6版」。判定系は3版以降に統一修正、簡易化しつつも、赤箱時代のワイルドさを確認してもらうため、赤箱のクラス分け、能力値、HP一発振りで作った1レベルPCで装備を買い集め、ゴブリンの洞窟に挑む。落とし穴、扉の催眠ガスと2個のトラップを抜けた霊廟に巣くうのはゴブリン3体と小型のホブゴブリン1体、ついでに霊廟なので、スケルトン1体。

 2クラス、それぞれ4パーティをまとめて処理し、戦闘はシステム解説した上で、各パーティが自己処理する。各クラスとも1パーティが全滅。もともと当たると死にそうなHPのPC(HP1とか2のファイターやクレリックが続出している)ばかりで、催眠ガスで半分寝たり、スケルトンがターンできないとかなりの確率で力負けしますね。あと、スリープに抵抗されると痛い。

 例年、間抜けなネタがありますが、今年は少ないですね。
 ただし、データが増えると、力が尽きる人が少し出てきたかな。ダイスを振って出目が悪いと、「全部18でいいじゃん」とか言い出す奴がおり、こういうお子チャマな台詞を久しぶりに聞いて、呆れる一方、そういうストレスに弱い人のために、色々工夫してきたのだなという状況が脳裏をよぎりますよ。

 宿題には、『真・女神転生TRPG~魔都東京200X~』のキャラクター作成。
 
●『ロード・オブ・ザ・リング』を飛ばし見る

 ファンタジー概論は『ロード・オブ・ザ・リング』を見つつ、『指輪物語』とエピック・ファンタジーを解説する。フロドに指輪が渡るまでに小一時間。以降、スキップしながら、アルウェンの出現とか、旅の仲間の結成とか、モリアの坑道(トロル戦はスキップ)、ボロミアの死までをざっと見る。『二つの塔』も解説しながら、スキップを繰り返したら、ガンダルフが復活するところとか、角笛城の城壁が爆破されるところとかしか見なかった。『王の帰還』まではさすがに行けませんでした。合計10時間以上の映画を2時間で見るのはやっぱり無理か。しかし、エントの話が長い長い。
 次回は、ヒロイック・ファンタジーなので、エルリックを読んで来いとか、無茶な宿題を出す。

●ウルフガイ
 授業後、伝奇の設定で聞きたいという生徒がいたので、おはちで定食を食べながら、雑談。
 現代伝奇で、人狼ネタなので、平井和正の『ウルフガイ』を読んでいるとのこと。ああ、平井さんはやっぱり、この時代が最高である。特に、アダルト・ウルフガイはハードボイルドさと叙情が素晴らしい。未読の人はぜひ読んで欲しい。『幻魔大戦』あたりの狂気に染まる前の平井さんがいかに天才的なエンターテイナーであったかが分かる傑作。
 解説していて、思ったが、ウルフガイというのは現在の伝奇アクションの先駆的な作品なのだ。そして、そのテーマは「古代日本の自然を体現する神話的存在が、外来の脅威と戦う」というもので、しばしば、「自然と人間」が現れ、「人になろうとして苦悩する主人公」が描かれる。
 素晴らしい。

●コミック
・絶対可憐チルドレン 5

 脱走エスパー編、小学生デート編、パンドラの使者編を掲載、小学4年生の爽やかなデートを邪魔する局長の大人気なさが素敵!

・ラバーズ7  05
 卓球対決はドローに、以降、宗則の過去編とか、横浜デートとか。
 犬上すくねのほやほやした感性が好きであるよ。


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