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June 29, 2006

安徳天皇漂海記

 クトゥルフ神話TRPGで活躍されている内山靖二郎さんがMF文庫Jの新人賞を取り、小説家としてデビューされる。デビュー作「神様のおきにいり」が7月下旬発売とのこと。
 おめでとうございます。

●安徳天皇漂海記
 昨日は朝から学校。行き帰りで、宇月原晴明の『安徳天皇漂海記』、『きりきり亭のぶら雲先生』外伝『壺中堂二代目主人物語 天上の眼』を読む。

 壇ノ浦で入水した幼帝、安徳天皇を巡る魔術的な幻想物語。二部構成で、前半は鎌倉三代将軍源実朝の悲劇的な一生を、後半は元朝に仕えたヴェネチア商人マルコ・ポーロを語り手に、南宋帝国滅亡の時を描いていく。歴史上の事件を多層的に重ね合わせていく手法は見事としか言えない。
 実朝という人物は、あまりなじみがなかったので、読み出しで苦労したが、実朝の立ち位置が見えてくると、もう面白い面白い。後半の元朝南宋編は一気呵成で読んでしまいました。

●天上の眼
 最近、粋な食べ物話を描かせると一品のきくち正太である。『きりきり亭のぶら雲先生』外伝『天上の眼』を読む。今回は骨董屋の話であるが、やっぱり、お茶の話があったり。河鍋暁斎の妖怪絵(菊池バージョン)とかもよいですな。

●『真・女神転生X』を学校で。
 先日に続き、学校。ライター科1年と2年にも『真・女神転生X』のキャラクターを作らせてみる。来週、ちょいとデモプレイしてみないと。企画科3クラス目は少しやり方を変えて、最終戦闘をがっつりやってみました。ああ、やっぱり楽しいよ、TRPGは。

 今日はこのまま原稿の予定。

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June 28, 2006

コナン・ザ・グレート 『真・女神転生X』

 エジプト編終了。北米編へ。
 エジプトの創世神話は、地域によっていくつかのバリエーションがある。あれだけ広い地域を支配し、長く続いた帝国なのだから、宗教的に色々ある訳ですが、『光あれ』の原型があったり、一神教革命があったりと、キリスト教の形成にかなり影響を与えている構図が見え、もやもや妄想中。

●『真・女神転生X』 
 昨日は学校で、アナログ・ゲームはTRPG編第二回。先週基本ルール掲載のリプレイとクラス一覧を渡し、キャラクター作って来いと言ったので、今週は『真・女神転生X』。L5の『ワルプルギスの夜』のさわりを。前半は装備を買ったり、キャラをそろえて、後半の1時間でアプローチ(情報収集)だけプレイし、最後にガギソンとBOSS戦の序盤を遊んで終わり。情報処理に苦戦している。
 次回はさらにストーリー支援系をいくつか体験する予定。『深淵』の夢歩きと運命。

●コナン・ザ・グレート
 ファンタジー概論は、ヒロイック・ファンタジーということで、シュワルツェネッガーのデビュー作『コナン・ザ・グレート』を見ながら、パルプ雑誌やハワード、ヒロイック・ファンタジーの特質の話を。非常に台詞の少ない映画で、徹頭徹尾、肉体と武芸、戦術(あと、ヴァレリアの愛)で色々切り抜けていくのが凄い。かなりB級テイストの強い作品で、荒野の女シャーマンから話を聞くシーン(『中は暖かいわよ』)とか、邪神の神殿の退廃ぶりとか、色々凄いものでした。
 あと、ラルフ・バクシのアニメ版『指輪物語』を少し見る。実際の俳優の演技を元に、アニメーションを書き起こすという凄まじい手間のかけぐあい。

●夢見る都
 授業の予習に、エルリック・サーガ第二巻『この世の彼方の海』から、シリーズ第一作『夢見る都』を読む。問題のシーンが意外にもあっさりしていることに驚くが、この時代はこうであったのだ。

●闇鍵師2
 江戸退魔物コミックの第二巻。足占いのお姉さんがやはりいいですな。

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June 26, 2006

TGR-CON:深淵「廃城」

 原稿の修羅場は色々進行中ながら、昨日は渋谷のTGR-CONにゲスト参加し、『深淵第二版』をマスターしてきました。シナリオは、戦乱で滅びた国から逃げ出した難民が、廃棄された山城で出会う怪異というお話。

●PC

傭兵ガラン  妖精騎士の啓示を受けた、龍の血筋の青年。左手が龍の鉤爪である。

奇妙な旅人ジャン・ジャック・ローランド いまだ鎌槍に拘る「緑の猟犬」の一員。
娘エル(6)を溺愛し、娘にかかった「血の代償」の呪いを解くため、異端結社に身を投じるが、身に刻んだ刻印ゆえに、触れれば、娘を傷つけることとなるため、別居中。娘に「すまない、愛している」と告げたいと思っているが、果たせない。(運命「言えなかった一言」。

白馬を連れた娘エステル  友殺しの予言により、孤独な人生を歩む少女。戦乱で家族を失い、愛馬グラニー以外に、孤独を分かつ友を持たない。友なる愛馬の導きで、魔剣「氷河」を入手し、英雄の道を歩み出す。
後に、英雄王ジェラールを追う「猟犬」となる。

盗賊  『鬼火の子』ザジ  貴族だった父は、秘密結社『英雄の岸辺』の一員になってから常軌を逸し、没落、最後は領主の館に放火して斬首された。(運命「罪人」) 自らも破滅の予言におびえつつ盗賊として生きる。
後に、父の死は壮大な契約の儀式であり、自分で知らぬ間に魔族「四つの顔を持つスクラ」と死の約定を交わし、魔剣「氷河」に従う下僕となっていたことが明らかになる。

●英雄王の廃城

 かつて、山の小城から発した英雄王ジェラールの帝国は今、滅びようとしていた。英雄王の死後、覇業は途絶え、国は衰退し、ついに、魔族と結託した隣国によって最後の街も滅びてしまった。
 燃え上がる街から脱出した4名の難民は、満月の光の下、かつて廃棄された山城へ通じる道を逃げていく。麓からは山狩りの松明の光がゆっくりと登ってくる。

 おぞましい予感におののきつつも、土砂崩れで破壊されたため、放棄された廃城に踏み込んだ4人は、その2階に、英雄王ジェラールのミイラが今も座る玉座を発見する。ミイラの足元には魔力ある王笏、王の頭には黄金の王冠、そして、百年以上も放棄されたまま、光を失わぬ黄金の玉座、それらはかつての覇業をもたらした魔法の品であった。
 ジェラールの死体にはおぞましいものを感じたガランによって火を放たれるが、三つの魔具は燃えぬまま、少女と異端者、そして鬼火の子を魅了する。少女こそ正しき血筋と見切った異端者と、少女の従者たる鬼火の子は少女を玉座へと招く。
 一人、正気を保つガランの制止を無視して、王笏を手にした少女は、英雄王ジェラールが、おぞましき幼子の生贄によって、『大地を揺るがす者ラレイン』の魔力を手にしたことを知る。この王笏はラレインへ生贄を捧げるおぞましき祭具であり、王笏を握りし者はそのおぞましき供犠の儀式をなまなましく感じる。少女はおぞましき祭祀を受け入れ、王冠に手を伸ばすが、鬼火の子と異端者は、そのおぞましさに恐れおののく。
 ベルベットの絨毯のように玉座の下に広がる床の黒い染みは、おそらくその血なのであろう。
 恐怖のあまり、少女に殴りかかった盗賊は、そのまま、もつれ合うように転がって玉座に転がりこみ、玉座の魔力で少女に取り込まれてしまう。

 融合せよ、汝の生き様を我に分け与えよ。

 おぞましき融合の果てに、玉座に帰還した英雄王ジェラール(=少女エステル&盗賊ザジ)は、ガランの一撃を正面から受け、そのまま倒されるが、最後に、身を捧げて『大地を揺るがす者』の魔力を呼び起こし、巨大な土石流を巻き起こす。
 城は飲み込まれ、傭兵ガランと異端者ジャンは必死に逃げ出すも、土石流に飲み込まれ、離れ離れとなる。何とか生き延びたガランは朝日の中、すべてが滅びたことを知った。また、別の場所で息を吹き返したジャンは心のよりどころである娘と再会するために、故郷へ戻っていった。

●感想
 シナリオ内時間はおそらく2時間ほどなのですが、二転三転する運命の変転が非常にドラマチックで面白いセッションでした。皆様、お疲れ様でした。
 TGR-CONでは卓ごとにMVPを決めるということで、ザジがMVPとなりましたが、皆さんがいてのものであったということで、楽しんでいただけたら助かりました。

●神代の呪物
 打上では、実際に神社の神官をしている青年がいたので、神社の裏話を聞く。
 最近は、氏子連の維持のため、神主さんも話術や気配り、イベント企画の実力が問われるという現代的な側面は興味深かった。最近は、巫女萌えで神官を目指す人とか増えているそうですが、神道も結構、荒行があるそうで、各地に派遣されて大変な目にあったりするとか。
 オカルトネタも聞いたが、突然、神社に送られてくる呪物のが本当にあるというのは恐ろしい話である。
 なかでも凄いのが、神代文字のお札で封印された細工箱。中には、明らかに幼児の人体パーツから作った呪物が入っており、しばらくご本尊の横で浄化しないと、お祓いなどできないという。クトゥルフ神話のシナリオにそのまま、なりますなあ。いや、作った人の背景とか妄想が止まりませぬな。

●キル・ウィザード
 週刊少年マガジン連載中の魔法戦闘ファンタジー。カウンター・マジックを専門とする美少年魔法使い、ファーデンクォート(通称ファー)と護衛の神殿騎士ロードナイトを主人公とする魔法ファンタジー。イラストはライトノベルズ系に見えて、かなり本格的な感じでよし。内容も、ラノベ的な女装ネタとか交えつつ、硬派な魔法詠唱戦闘がきちんと描かれており、エキサイティング。ある意味、『オーフェン』や『スレイヤーズ』の正当な後継者である。どの辺が? という人は一度、小説を読み直して欲しいところ。

 さて、仕事に戻ります。

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June 24, 2006

『比叡山炎上』、ドラゴンズ・ゴールド

 生活時間帯がメチャクチャになりつつ、何とか仕事中。

●『比叡山炎上』:FAQ、正誤表
 『比叡山炎上』を遊んでくれている人と会い、色々お話を聞けました。質問や誤植の指摘を受けたので、回答のメモを兼ねて、記録しておきます。いずれ正式にFAQや正誤表にまとめましょう。

Q:攻撃の命中率が100%を越えたら、2回に分割できるとありますが、この状態で、術〈連続攻撃〉を使ったら、攻撃回数は4回? それとも、3回?
A:同じ攻撃を2回出来、それぞれを分割できるので、4回です。

P63 防具の表 黒装束の解説が途中で切れているので補足。
〈忍び歩き〉、〈隠れる〉に+20%

P158 黄金八角仏間
誤:塗れ縁
正:濡れ縁

 これはあくまでも、助言のレベルですが、もしも、運用に困ったときはこう考えて下さい。

 『比叡山炎上』は戦国伝奇クトゥルフですから、「よりおどろどろしく」「より忌まわしく」「より派手に」に解釈すると、雰囲気を壊さずにいけるでしょう。術や戦闘は伝奇ですから、より派手な方向で。キーパーの描写はよりおどろおどろしく。

●八柱神、九柱神
 エジプト神話の解説のため、『古代エジプト神々大百科』(原題『The Complete Gods and Goddesses of Ancient Egypt』)を読む。
 原初の八柱神(オクタゴアド)が原初海洋から大地を呼び戻すという世界の創世は、沙漠の帝国エジプトのイメージからは一見、かけ離れているが、毎年、起こる大氾濫から再生する大地と重なるという。八柱神はすべて牛型で表現される。ナイル渓谷定住以前は、緑のサハラで遊牧をしていたエジプト人にとって、それだけ牛は神聖なものであり、この聖牛信仰はアフリカ北岸からクレタを経て、ギリシアまで伝わっていく。
 八柱神は、太陽神の聖地、ヘリオポリスに行くと、太陽神を中心にした九柱神(エンネアド)になっていく。
 色々面白いものである。

●ドラゴンズ・ゴールド
 夜になり、所用もあったので、新宿西口イエサブ経由でアトリエサードのボードゲーム会へ顔出し。『比叡山炎上』を色々な場所でプレイしてくれているT君と色々話しつつ、彼が持ってきた『ドラゴンズ・ゴールド』を遊ぶ。D&Dみたいなノリのキャラクターを使って、ドラゴンを倒し、宝を分割するカードゲーム。基本は宝の分配合戦で、交渉タイムが1分という制限が、やりとりを活発化させ、ゲームを軽いものにしている。
 傑作。

●コミック
・NHKにようこそ 5

 ヒッキー物のコミカル・ギャグ(え?)、もとい、ヒキコモリ青年を主人公にした堕落と転落と狂気とやる気なさとダメな人生、そして、少しばかりの希望と恋の物語。薬でダメになり、実家に戻ってパラサイトし、さらにダメな逃避生活を送る。いや、その電波生活が面白いのですが、これをアニメにして放映しようとは。アニメ化する方策に、興味がありますな。

・クロムブレイカー 1
 『マリアの娘』を守るため、法王庁から送られた少年、クロム。娘を狙う、ティアマット財団の手先である悪魔とのバトルを開始する。
 こういうのを読むと、マグダラのマリアのネタで何かやりたくなるなあ。

・なでし ~いだてん百里~
 なでしとは撫衆。いわゆる山人である。抜群の脚力と体力術持ち、山野に住むなでし。彼らの一員となった武田の旧臣、関半兵衛。時は、大阪の陣を目前とした慶長年間。徳川と真田の謀略戦に巻き込まれた「なでし」たちを救うため、半兵衛は、真田幸村の計略「地雷火百里」に加担する羽目になる。
 『比叡山炎上』で忍者や道々の者をプレイしたい人には参考になるかも。

・やっぱりサエない女は犯罪である
 コミックじゃなくて、タイトル通りの流行、ライフスタイル系の自己チェック本で、仕事の合間に読破。嫁さんの好みともかけ離れているので、なぜ、我が家にあったのかはやたら疑問。どこかの古本屋でとちくるって買ったらしい。
 一言で言えば、「自己をきちんと客観視して、イタい言動や、見苦しい行動はヤメよう」という話。通俗的なネタ・エッセイですが、軽く読める。コミックより軽いのはなぜ?

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June 23, 2006

イベント予定、諸国空想料理店

 エジプトの創世神話と格闘中。
 それはさておき……日々の日記を。

●誕生日
 もはや過ぎてしまった木曜日は誕生日であった。
 とはいえ、修羅場の原稿を抱えたライターにはケーキを買いに行く暇もなく、妻に足裏マッサージをしてもらい、息子から、コンビニのチョコをもらって終わり。まあ、敦盛を歌う年にはもう少しあるので、頑張りましょうや。

●シグルイ
 『比叡山炎上』に関する感想のメールをいただきました。ありがとうございます。
 そこでの「『シグルイ』がいい資料だと思うのですが、なぜ参考資料にないのでしょう?」というコメントが。
 ええ、『シグルイ』は非常にイマジネーションを与えてくれる作品で、私も製作中、読んでましたが、あれは徳川時代の話なので、参考文献には加えませんでした。兵法ネタを遊ぶのであれば、参考になるでしょう。
 特に、虎眼先生は術の習得と修羅の上げすぎで、SANを0まで削った兵法者の姿を体現しておりますな。時々、〈修羅〉ロールに成功しては無敵の〈奥義〉を発動したり、HPがマイナスなのに、倒れなかったりする訳で……。

●イベント予定
 近々のイベント参加予定。

6/23(金)夜  アトリエサードのボードゲーム会 TNF
  (こんな状況なので、遅めに顔出しの予定)
6/25(日)    渋谷TGR-CON、『深淵第二版』
7/15-17(土日月)  お泊りCON
7月後半    たぶん、この辺に、深淵CON
8/18-20(金土日)  JGC2006

●諸国空想料理店
 水曜日は学校。ライティングでのテキスト講読は、高山なおみ『諸国空想料理店』。
諸外国を旅して、その味わいや料理の作り方を語るエッセイ。匂いの爆発の話がリアルです。

●光線
 帰り道、京王線渋谷駅下の焼き鳥屋で夕食、カウンター式ながら、それなりにうまかった。中国四川省の米系麺類、光線というのがメニューにあった。今日のエッセイの影響で異国風の食べ物は欲しかったので、〆に頼んでみるが、四川山椒がどかどか入った白い油スープで呑むというユニークなもの。口の中がほとんど麻痺してしまいました。

●ONE OUTS 17
 心理戦を駆使した激闘プロ野球コミック。読了。
 王者マリナーズまでガタガタにしてしまう心理戦がさえる。

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June 21, 2006

D&D2.6、LotR、ウルフガイ

 色々ジタバタ中。ミノタウロスとか、クレタ島の話をじたばた書き、ギリシア編が終了し、地中海を南下してエジプト編へ。気分は、神話の旅世界一周最速挑戦中。

●お泊りCON
 滋賀の在胡さんから、お泊りCONの連絡が来る。7月15-17日、琵琶湖湖畔で2泊3日でゲームをするというもの。昼夜昼夜と、4セッションか。楽しみである。翌日17日は関西方面某所へ出張予定。

●D&D2.6
 火曜日は昼から学校。
 アナログ・ゲームはついに、TRPG編へ。まず、フィギュア系ゲームを見せつつ、世界最初のRPG「ダンジョンズ&ドラゴンズ」を体験してもらう。
 システムは「D&D2.6版」。判定系は3版以降に統一修正、簡易化しつつも、赤箱時代のワイルドさを確認してもらうため、赤箱のクラス分け、能力値、HP一発振りで作った1レベルPCで装備を買い集め、ゴブリンの洞窟に挑む。落とし穴、扉の催眠ガスと2個のトラップを抜けた霊廟に巣くうのはゴブリン3体と小型のホブゴブリン1体、ついでに霊廟なので、スケルトン1体。

 2クラス、それぞれ4パーティをまとめて処理し、戦闘はシステム解説した上で、各パーティが自己処理する。各クラスとも1パーティが全滅。もともと当たると死にそうなHPのPC(HP1とか2のファイターやクレリックが続出している)ばかりで、催眠ガスで半分寝たり、スケルトンがターンできないとかなりの確率で力負けしますね。あと、スリープに抵抗されると痛い。

 例年、間抜けなネタがありますが、今年は少ないですね。
 ただし、データが増えると、力が尽きる人が少し出てきたかな。ダイスを振って出目が悪いと、「全部18でいいじゃん」とか言い出す奴がおり、こういうお子チャマな台詞を久しぶりに聞いて、呆れる一方、そういうストレスに弱い人のために、色々工夫してきたのだなという状況が脳裏をよぎりますよ。

 宿題には、『真・女神転生TRPG~魔都東京200X~』のキャラクター作成。
 
●『ロード・オブ・ザ・リング』を飛ばし見る

 ファンタジー概論は『ロード・オブ・ザ・リング』を見つつ、『指輪物語』とエピック・ファンタジーを解説する。フロドに指輪が渡るまでに小一時間。以降、スキップしながら、アルウェンの出現とか、旅の仲間の結成とか、モリアの坑道(トロル戦はスキップ)、ボロミアの死までをざっと見る。『二つの塔』も解説しながら、スキップを繰り返したら、ガンダルフが復活するところとか、角笛城の城壁が爆破されるところとかしか見なかった。『王の帰還』まではさすがに行けませんでした。合計10時間以上の映画を2時間で見るのはやっぱり無理か。しかし、エントの話が長い長い。
 次回は、ヒロイック・ファンタジーなので、エルリックを読んで来いとか、無茶な宿題を出す。

●ウルフガイ
 授業後、伝奇の設定で聞きたいという生徒がいたので、おはちで定食を食べながら、雑談。
 現代伝奇で、人狼ネタなので、平井和正の『ウルフガイ』を読んでいるとのこと。ああ、平井さんはやっぱり、この時代が最高である。特に、アダルト・ウルフガイはハードボイルドさと叙情が素晴らしい。未読の人はぜひ読んで欲しい。『幻魔大戦』あたりの狂気に染まる前の平井さんがいかに天才的なエンターテイナーであったかが分かる傑作。
 解説していて、思ったが、ウルフガイというのは現在の伝奇アクションの先駆的な作品なのだ。そして、そのテーマは「古代日本の自然を体現する神話的存在が、外来の脅威と戦う」というもので、しばしば、「自然と人間」が現れ、「人になろうとして苦悩する主人公」が描かれる。
 素晴らしい。

●コミック
・絶対可憐チルドレン 5

 脱走エスパー編、小学生デート編、パンドラの使者編を掲載、小学4年生の爽やかなデートを邪魔する局長の大人気なさが素敵!

・ラバーズ7  05
 卓球対決はドローに、以降、宗則の過去編とか、横浜デートとか。
 犬上すくねのほやほやした感性が好きであるよ。


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June 18, 2006

『比叡山炎上』:防具関係

 多忙継続中。色々がけっぷちな感じ。どうも、4~5月はかなり暴走していたようだ。
 とりあえず、整理、整理。そして、行動。

●『比叡山炎上』 防具関係

 メールで質問を戴いたので回答。

Q:大鎧を装備した上に、大鎧用のかぶとを装備できますか?
A:「大鎧」とは、「武者鎧」のことですね。これら、部位が全身と書かれた防具はすでに一式揃っていて、兜を含んでいます。追加することは出来ません。

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June 16, 2006

JGC2006深夜に『深淵』

 相変わらず、神話本でギリシア神話と格闘中の朱鷺田です。
 何年かぶりに、ホメロスの『オデュッセイア』を読み直し、エジプトの予言の神を捕まえるために、アザラシの皮をかぶって悪臭のあまり死にそうになるメネラオスの話とか、記憶からすっぱり落ちているのにドキドキする。

●JGC2006深夜に『深淵』
 JGC公式サイトが更新されていますが、こっそり、新紀元社のコーナーに「深淵セッション」と追加されております。これは、TRPG雑誌「Role & Roll」さんのご好意で、初日、深夜に「深淵セッション」のコーナーを確保できたというものです。卓はベテラン深淵GMのご協力をいただき、私含めて3卓の予定です。
 私は、『深淵 第二版』を回させていただく予定です。
 詳細が決まりましたら、また、告知させていただきます。

●JGC2006予定
 さて、JGC2006においての朱鷺田の予定ですが、おおよそ以下の通り。
 初日深夜に『深淵セッション』、2日目の『クトゥルフ・トークショー』が確定。『真・女神転生X』のGMと『比叡山炎上』のキーパーをする他、企画セッションが入る予定。このあたりは近くになったら。
 今年も、夏に向けて、色々新作が動き始めているようですので、イベントは楽しみですよ。

●バンタン:「サンバード」&「龍陳伯著『秘伝・バリツ式携帯護身道』」
 とりあえず、水曜日はバンタンの授業だったので、授業メモ。
 今回のライティングで読ませたのは2作。

「サンバード」 ニール・ゲイルマン
 SFマガジン2006年6月号「ヤング・アダルト・ノベルズ特集」より、小粋なグルメ物。どこがヤング・アダルト系なのかは不明ながら、分かりやすいグルメ落ち。

「龍陳伯著『秘伝・バリツ式携帯護身道』」 大槻ケンヂ
 異形コレクション「闇電話」より、一番短いネタ作品を。
 ホームズが習得した「バリツ」が現代に伝わっていたら……、というネタです。
 小説というより、パロディ・ページとして受け取って下さいな。
 とりあえず、読み終わったら、携帯式真剣白刃取りの練習を。

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June 14, 2006

ハリー・ポッターと貴種流離譚

 昨日は原稿でヘロヘロになりながら、学校へ。
 以下、簡単に授業メモ。

●アナログ・ゲーム
 TCGの2回目。トーナメントの話を簡単にして、ミニ・トーナメント。実際に戦ってみて、初めて分かるカードの使い方、そして、TCGプレイ環境のハードさを体験してもらう。もっとのんびりしたいって意見も分かるが、公式トーナメントはもっとハードですよ。
 TCG関係は一応、今回で終わり。諸般のスケジュールを考え、次回よりTRPG編。まずは例年通りD&D1レベルのダンジョンで。

●ハリー・ポッターと貴種流離譚
 ファンタジー概論は「ハリー・ポッターと賢者の石」を見ながら、最近の児童ファンタジーについて。
 ハリー・ポッターを見るキーワードは、「貴種流離譚」「エブリデイ・マジック」。両親を失い、叔父の家では階段下の物置に閉じ込められ、迫害されるひ弱で何者でもないハリー・ポッターが、貴種(高貴な出の子供)として見出され、様々な欲求をかなえ、ヒーローになっていく夢の物語。序盤のいじめシーンが終わると、その後ずっと続く徹底的な主人公肯定の具合(クイディッチのバランス壊れっぷりとかお菓子買占め事件とか)は、現代少年たちの心を癒していく力を持つ。
 ヒロイン、ハーマイオニーのツンデレっぷりとか、非常に現代的なファンタジーであるよね。

 宿題:「コロコロ」に乗せるつもりで、小学生を貴種に仕立てる設定と周辺キャラを考えよ

●のだめカンタービレ 15
 お城でコンサート編。
 モーツァルトの仮装で、室内コンサートというのは実に楽しそうである。

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R&R22号

 Role & Roll22号が発売。
 今回は、『比叡山炎上』リプレイ『墨俣を覆う影』後半を執筆しています。前半は調査中心でしたが、後半は伊吹山から墨俣へ、奇怪な遭遇と試練、おそるべき邪神との戦いが展開します。
 『真・女神転生X』では、西上君が、大破壊後を舞台にしたシナリオ『トウキョウ裁判』を執筆してくれました。GP25で、ガイア教団とメシア教会が関わる裁判物です。
 お楽しみに。

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June 13, 2006

TGR-CONにて『深淵』

 今月末(6/25)開催のTGR-CONにゲストGMとして参戦することになった。
 演目は『深淵 第二版』にて。
 以下、パンフ用の簡単な予告……というか、渦型の即興マスタリングを行います。『深淵』は即興セッションが面白いのですよ。

システム名:深淵 第二版
GM名   :朱鷺田祐介
ジャンル :ファンタジー
初心者対応:可

シナリオ名 :廃城
シナリオ概要:戦乱によって、国を滅ぼされ、必死に逃げる人々。彼らは不毛の荒野の中、一夜の安寧を求めて、滅びた城へ踏み込んでいく。夜の闇の中、人々の耳元にささやく怪しき声は一体……?

 『深淵』特有の、渦型即興シナリオです。PCは「国を滅ぼされ、逃げていく」という設定を共有しますが、冒険者のパーティのように堅固な集団ではありません。詳細は途中の行動、夢歩き、キャラクターなどで大きく変わります。

PL人数 :(【3人】~【4人】)

PC作成:テンプレート使用
『深淵』では、能力値、技能、年齢、おおよその設定まで決まった半完成のキャラクターから、選択します。
PC持込:不可
PC間対立・単独行動:状況により有り。『深淵』はGMとプレイヤーの全員で、幻想物語を作り上げることを目的のひとつに上げています。

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June 12, 2006

白蛆の翁とルリム・シャイコース

 神話本の原稿で格闘中。非常にタイトな状況なので、更新はしばし途切れます。お許しあれ。
 諸般の関係で多々メールをいただいておりますが、多忙のため、ご返事が遅れているものもあります。もう少々お待ち下さい。

●白蛆の翁

 『比叡山炎上』をプレイされた方から、「白蛆の翁って手がないのに、どうして宝剣を使えるのですか?」とご質問のメールをいただきました。
 これは特に誤植ではありません。
 白蛆の翁は、C・A・スミスの創造した超古代の神格、ルリム・シャイコースをモデルにしております。この力で白蛆のように変化していく訳なのですが、感覚的には、ジャバ・ザ・ハットをもっと不気味にした感じであると創造して下さい。なかば人間、なかば巨大な白蛆、ルリム・シャイコースのように無数の目玉がダラダラ垂れたりはしておりませんが、そういう武器な姿です。奇妙な細い腕があり、剣を振るうことも出来ます。戦闘シーンでは、押しつぶしと吐息のほうがよいでしょうが、本性を表す前は剣を振るうとか、術を使うとかもよいでしょう。

●喰霊1 

 霊獣を使う少女と出会った少年の退魔アクション。

●げんしけん 最終回

 お疲れ様、という言葉がぴったりかな。
 ちゃんと、円環構造になっているあたりが、大学のサークルものとしていい感じ。

●復刊ドットコム
 復刊ドットコムの「深淵復活投票」が進んでいます。すでに多くの投票をいただきました。ありがとうございます。
 さらなるご支援をお願いいたします。

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June 09, 2006

ポセイドンは地震の神

 東京は梅雨入りですが、私は引き続き原稿と格闘中。明日は30度の真夏日という予想。
 座りっぱなしで、硬くなった背中をほぐそうとストレッチしたら、どっと疲れが出て、一時ダウン。昼過ぎに起きてきたら、打ち合わせのメールが来ているので、あちこちに電話したり、メールしたり。

●ポセイドンは地震の神
 引き続き、ギリシア神話と格闘中。
 ギリシアの海神ポセイドンは、ティタノマキア(ティタン戦争)の後、三界分割統治の際に、くじで海を引き当て、海神となった。それまでは大地を轟かせ、世界を揺るがす神と呼ばれていた。彼の前には、オーケアヌスとポントスという、ティタン神族の海神が二柱もいたのですが、ティタノマキアにオリンポスが勝ったため、彼らはタルタロスに追放され、空いた海洋をポセイドンが支配することになる、という構図である。
 ~マキア、というのは、ギリシア戦争の神話的な戦いのことで、巨人ギガス族(いわゆるジャイアント)と戦うギガントマキアは、TRPGのタイトルにもなり、有名ですが、その他に、アマゾンの女戦士族と戦うアマゾノマキア、ケンタウルスと戦うケンタウロマキアが絵画や彫刻のモチーフとしてよく用いられた。なぜか、江戸時代に、長崎で作られた陶器の模様にも、海外発注されたケンタウロマキアの絵皿などがある。

●瓦礫の都市の煌(キラキラ)少女
 JIVEさんより、友野詳さん監修、田中公侍さん著の「ゲヘナ~アナスタシス~」リプレイ「瓦礫の都市の煌(キラキラ)少女」をいただく。ありがとうございます。楽しく読ませていただきます。
 今までのJIVE文庫から、Integralの新背表紙に代わり、かなり華やかな感じになりました。

 さて、仕事、仕事。

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June 08, 2006

日々雑記:フローレス島のホビット、神統記

 神話本の原稿で、ギリシア神話と格闘中。

●愛の神の誕生
 ヘシオドスの『神統記』を片手に、ギリシア神話の創世神話を読み直し、混沌から生じた最初の三柱の神が、ガイア、タルタロス、エロスであることを確認する。大地母神であるガイア、煉獄ともいうべきタルタロスは分かるが、不死の神にして、人の思慮と気力、体力を奪う愛の神エロスがここに含まれているあたり、ギリシア人の業を感じさせる。
 夜が出来る前、というのも、また。

●フローレス島のホビット
 神話つながりで、インターネット検索をしていたら、「フローレス島のホビット」という、昨年発見された超小型人類の化石の話が引っかかる。詳しくはHot Wiredのニュース記事へ。
 これは面白い。小人族が本当に存在していた可能性が出てきた訳ですね。ここで、通称、ホビットと名づけるあたりが、最近の発見である。

●SFマガジン 2005年1月号
 ライティングの授業で読ませる短編を探していて、発掘。

 SFマガジンは、早川書房から出ている専門誌です。SMマガジンでありません(ベタベタなネタですが、よく間違われるし、昔、注文したら、間違われたこともある)

 一昨年の末になくなられたSF翻訳家・矢野徹先生の追悼特集でした。
 矢野先生の翻訳で数多くのSFを読んだ。また、大学生の頃、SF大会などに出入りしていた時代に、宿泊会場で先生が開かれていた『狂乱酒場』で何度か飲ませていただいたこともある。近年はSFファンダムから離れていたので、お葬式も知らなかった。店頭でこの号の表紙を見た時にはずいぶんショックだった記憶がある。
 久しぶりに、「さまよえる騎士団の伝説」を読み直し、生徒に読ませることで、おそまきながら、矢野さんへのお別れの言葉にしようと思った。

●さまよえる騎士団の伝説
 追悼特集で再録された短編。
 ドイツ留学中の日本人学生とドイツ系の女子学生が、さまよえる騎士団の伝説を追って、辺境の村へと向かう。そこで起こった事件とは? 
 初出は1974年。
 『昇天する箱舟の伝説』に収録。

●風に乗って
 同じSFマガジンに掲載された草上仁氏の新作。
 地球人調査隊に捕獲された植物型知性体のエイリアン。「ゲスト」という名目で、拘束される彼らを待ち受ける運命とは?
 愛らしいイラストと、エイリアンの動きが印象に残る一編。

●心にひそむもの
 同じSFマガジンに掲載されたデーモン・ナイトの社会風刺系SFの短編。1952年の作品。
 犯罪的な精神傾向を抑圧する革命的な治療方法が開発されたが、そこにはおそるべき暗黒の未来への可能性が秘められていた……。
 時期的に、色々、思い当たるものを感じる一作。ちなみに、これに近いことがもうすぐ出来るようになりつつあるのもまた真実。

●リーンの翼1
 コミック版1を読了。忠実なコミック化ということで。

●ゼーガペイン
 夏休みへ突入。夏祭り編で、ロボットは全然出てきませんが、色々舞浜サーバーの謎がさらに深まってきて、どんどん面白くなってきています。主人公のクラスメイトや教師たちの恋話とかもうまく描かれていて、いい。
 映研の先輩の残したビデオ・ムービーというネタがなかなか泣かせます。

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June 07, 2006

復刊ドットコム、『比叡山炎上』、水の神話

 原稿執筆中。しばらく、最低限の更新になるかもしれません。ご容赦あれ。

●復刊ドットコム

 復刊ドットコム 深淵復刊投票中です。
 すでに60票もの投票をいただき、ありがとうございます。投票いただいた方からもメールをいただきました。復刊ドットコムでのコメントを読ませていただき、日々の力としています。この数が『深淵第二版』への強い推進力となると信じます。
 さらに、皆様のご支援をお願いいたします。

●比叡山炎上 細かいFAQ

 キャラクター・シートと本文で一部の技能の初期%にずれがありました。その場合、本文に準拠して下さい。
 例えば、〈瞑想〉技能の初期値はキャラクター・シートでは1%ですが、本文では5%です。5%から成長させて下さい。

●水の神話
 吉田敦彦さんの神話研究書。
 海洋神話だけでなく、龍や禊、天照の水の性質などに触れる。興味深し。

●授業メモ
 ここからは学校用のメモ。
 昨日は、学校。アナログ・ゲーム×2.ファンタジー概論。

●アナログ・ゲーム TCG
 今週と来週はTCG。マジックのシールド戦を行うのであるが、何しろ、一から始める生徒がほとんどなので、概念解説用にスターターを配ったが、これでルールを把握できるかどうかが鍵。

 トレーディング・カード・ゲームの概念、商業的な位置などを解説する。
 例えば、『テニスの王子様』TCGの商業的なターゲットは、そのエキスパンション展開(ライバル高校ごとのアニメ連動エキスパンション、そして、コミケ層を意識したダブルス・ルールの追加)で明確である。

 後半はラヴニカ・ブロックのパックを配って、シールド・デッキの構築。
 1時間かけても、数名分、組み上げる。
 来週は、擬似スイス・ドローで、ミニ・トーナメント。

●ファンタジー概論
 世界設定とファンタジーという話を。
 その後、「ピーター・ラビット」(原作ベアトリス・ポッター)のアニメを見て、動物ファンタジーの話を少し。
 次回は「ハリー・ポッター」の話をしようと思う。

●鴉
 ついでに、生徒が持ってきたOVA「鴉」を見る。
 プロダクションIG40周年作品。異世界と化し、妖怪たちが跳梁する東京で、鴉が妖怪と戦うバトル・アクション。異様なCGと、留めの感覚が、妙にカブトに通じる部分がある。クロックアップ! という感じ。

●スケジュール
11日 学校イベント ブラフ、コヨーテ、ゴキブリ・ポーカー

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June 02, 2006

日々雑記:整理中

 多忙継続中。資料発掘とか仕事場整理の傍ら、見つかった古い漫画や文庫を古本屋に持ち込んだり、昔のカードを知人の店に預けたり。古本屋さんは、値段が安くて悲しいですが、ここで埋もれたままより誰かに受け取ってもらえたほうがいいと思うこともあります。

●とりあえず一つずつ
 昨日は昼前に、ちょっと打ち合わせ。
 携帯コンテンツのシナリオを夏に向けて準備中。
 「今の本が終わったら……」と頭を下げる。

 そんなこんなで、諸方面にご迷惑をかけております。
 複数企画を同時に動かすのが苦手なので、1個ずつ、1個ずつ、もやもやを取り払い、整理していきます。

●Fade Out
 古本屋さんで見つけた、マガジンGX連載の漫画。幽霊化してしまう少女の高校生活。「いい人。」「最終兵器彼女」の高橋しんの系統で、よい感じのお話を楽しませてくれる。
 心地よし。

●からくりサーカス
 兄弟の相克、少年の成長をきちんと描き切った伝奇大作コミックもついに完結。
 お疲れ様でした。
 こういうかっちり終わった作品こそ、アニメ化しないかねえ。

 「げんしけん」も最終回を迎えたはずだが、まだ読んでいない。単行本化の際にでもコメントを。

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『比叡山炎上』鍔迫り合い

 『比叡山炎上』に関して、質問のメールをいただいたので簡単に。
 なお、正式なFAQや正誤表は後日、まとめますので、以下は、それまでの仮のものとして下さい。

Q:鍔迫り合い状態の敵を攻撃した場合しても、もう一方の味方には影響はないのでしょうか?
 組み合いに近い状態とも考えられますが。
A:誤って、ダメージを与える可能性はあると思います。キーパーは大失敗、自動失敗の出目では、味方に当たらないか、〈幸運〉ロールをさせてもよいでしょう。また、最初から味方にダメージを与えないように注意して攻撃するには、判定値を半分として下さい。
 また、敵を貫いた場合に、味方まで貫いた可能性がある場合には、「遮蔽」のルールを参照して下さい。

Q:連続攻撃の攻撃は2回とも同一武器での受け流し(あるいは回避)が可能ですか?
A:可能です。

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June 01, 2006

深淵 復刊ドットコムにて投票中

 タイトル通り。

 復刊ドットコムにて、「深淵」のページが出来ました。

 第二版刊行へのステップになるものです。
 皆さんのご支援をお願いいたします。

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