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June 14, 2006

ハリー・ポッターと貴種流離譚

 昨日は原稿でヘロヘロになりながら、学校へ。
 以下、簡単に授業メモ。

●アナログ・ゲーム
 TCGの2回目。トーナメントの話を簡単にして、ミニ・トーナメント。実際に戦ってみて、初めて分かるカードの使い方、そして、TCGプレイ環境のハードさを体験してもらう。もっとのんびりしたいって意見も分かるが、公式トーナメントはもっとハードですよ。
 TCG関係は一応、今回で終わり。諸般のスケジュールを考え、次回よりTRPG編。まずは例年通りD&D1レベルのダンジョンで。

●ハリー・ポッターと貴種流離譚
 ファンタジー概論は「ハリー・ポッターと賢者の石」を見ながら、最近の児童ファンタジーについて。
 ハリー・ポッターを見るキーワードは、「貴種流離譚」「エブリデイ・マジック」。両親を失い、叔父の家では階段下の物置に閉じ込められ、迫害されるひ弱で何者でもないハリー・ポッターが、貴種(高貴な出の子供)として見出され、様々な欲求をかなえ、ヒーローになっていく夢の物語。序盤のいじめシーンが終わると、その後ずっと続く徹底的な主人公肯定の具合(クイディッチのバランス壊れっぷりとかお菓子買占め事件とか)は、現代少年たちの心を癒していく力を持つ。
 ヒロイン、ハーマイオニーのツンデレっぷりとか、非常に現代的なファンタジーであるよね。

 宿題:「コロコロ」に乗せるつもりで、小学生を貴種に仕立てる設定と周辺キャラを考えよ

●のだめカンタービレ 15
 お城でコンサート編。
 モーツァルトの仮装で、室内コンサートというのは実に楽しそうである。

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