『比叡山炎上』、ドラゴンズ・ゴールド
生活時間帯がメチャクチャになりつつ、何とか仕事中。
●『比叡山炎上』:FAQ、正誤表
『比叡山炎上』を遊んでくれている人と会い、色々お話を聞けました。質問や誤植の指摘を受けたので、回答のメモを兼ねて、記録しておきます。いずれ正式にFAQや正誤表にまとめましょう。
Q:攻撃の命中率が100%を越えたら、2回に分割できるとありますが、この状態で、術〈連続攻撃〉を使ったら、攻撃回数は4回? それとも、3回?
A:同じ攻撃を2回出来、それぞれを分割できるので、4回です。
P63 防具の表 黒装束の解説が途中で切れているので補足。
〈忍び歩き〉、〈隠れる〉に+20%
P158 黄金八角仏間
誤:塗れ縁
正:濡れ縁
これはあくまでも、助言のレベルですが、もしも、運用に困ったときはこう考えて下さい。
『比叡山炎上』は戦国伝奇クトゥルフですから、「よりおどろどろしく」「より忌まわしく」「より派手に」に解釈すると、雰囲気を壊さずにいけるでしょう。術や戦闘は伝奇ですから、より派手な方向で。キーパーの描写はよりおどろおどろしく。
●八柱神、九柱神
エジプト神話の解説のため、『古代エジプト神々大百科』(原題『The Complete Gods and Goddesses of Ancient Egypt』)を読む。
原初の八柱神(オクタゴアド)が原初海洋から大地を呼び戻すという世界の創世は、沙漠の帝国エジプトのイメージからは一見、かけ離れているが、毎年、起こる大氾濫から再生する大地と重なるという。八柱神はすべて牛型で表現される。ナイル渓谷定住以前は、緑のサハラで遊牧をしていたエジプト人にとって、それだけ牛は神聖なものであり、この聖牛信仰はアフリカ北岸からクレタを経て、ギリシアまで伝わっていく。
八柱神は、太陽神の聖地、ヘリオポリスに行くと、太陽神を中心にした九柱神(エンネアド)になっていく。
色々面白いものである。
●ドラゴンズ・ゴールド
夜になり、所用もあったので、新宿西口イエサブ経由でアトリエサードのボードゲーム会へ顔出し。『比叡山炎上』を色々な場所でプレイしてくれているT君と色々話しつつ、彼が持ってきた『ドラゴンズ・ゴールド』を遊ぶ。D&Dみたいなノリのキャラクターを使って、ドラゴンを倒し、宝を分割するカードゲーム。基本は宝の分配合戦で、交渉タイムが1分という制限が、やりとりを活発化させ、ゲームを軽いものにしている。
傑作。
●コミック
・NHKにようこそ 5
ヒッキー物のコミカル・ギャグ(え?)、もとい、ヒキコモリ青年を主人公にした堕落と転落と狂気とやる気なさとダメな人生、そして、少しばかりの希望と恋の物語。薬でダメになり、実家に戻ってパラサイトし、さらにダメな逃避生活を送る。いや、その電波生活が面白いのですが、これをアニメにして放映しようとは。アニメ化する方策に、興味がありますな。
・クロムブレイカー 1
『マリアの娘』を守るため、法王庁から送られた少年、クロム。娘を狙う、ティアマット財団の手先である悪魔とのバトルを開始する。
こういうのを読むと、マグダラのマリアのネタで何かやりたくなるなあ。
・なでし ~いだてん百里~
なでしとは撫衆。いわゆる山人である。抜群の脚力と体力術持ち、山野に住むなでし。彼らの一員となった武田の旧臣、関半兵衛。時は、大阪の陣を目前とした慶長年間。徳川と真田の謀略戦に巻き込まれた「なでし」たちを救うため、半兵衛は、真田幸村の計略「地雷火百里」に加担する羽目になる。
『比叡山炎上』で忍者や道々の者をプレイしたい人には参考になるかも。
・やっぱりサエない女は犯罪である
コミックじゃなくて、タイトル通りの流行、ライフスタイル系の自己チェック本で、仕事の合間に読破。嫁さんの好みともかけ離れているので、なぜ、我が家にあったのかはやたら疑問。どこかの古本屋でとちくるって買ったらしい。
一言で言えば、「自己をきちんと客観視して、イタい言動や、見苦しい行動はヤメよう」という話。通俗的なネタ・エッセイですが、軽く読める。コミックより軽いのはなぜ?
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