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July 21, 2006

深淵:運命の幻視補足、Runner Haven、レンタルマギカ

 ヴェロニカ・イオンズの「インド神話」と岩波の「リグ・ヴェーダ賛歌」を両手に、神話本と格闘中。しばし多忙なので、日記がかかれない日はそういうことで。
 いくつか質問メールが来たりしたので、レスポンスだけ。

●深淵:運命の幻視(補足)
 昨日の記事は、まだゲームが始まってません。

 実際のゲームは、すでに山道を逃げているところから始まり、OPで運命を確認した後、山道のシーンをプレイしては、夢歩きで「過去の因縁」のシーンを回想し、また、現実のシーンをプレイ、というように、カットバック式で進みます。

 また、実際の運命の幻視は、GMとプレイヤーの対話によって、創られます。
 実際、魔族集団の選択は、プレイヤーに委ねられています。こっちのほうが面白いかも、とは言いますし、トラップになっているものもないではないので、GMがリードして決めることもよくあります。

 運命はかなりぎっちりと方向性を示唆するので、「窮屈」と感じる人もいるかもしれませんが、「深淵」の「運命」というのは、キャラクターの脚色素材に留まらず、そのPCにとって、戦うか従うかを選択する対象です。他のファンタジーRPGで言えば、モンスターに当たるものと考えたほうが分かりやすいかもしれません。
 ですから、そこには詳細なデータがあり、戦い方、あるいは、GMの運用方法も示唆されています。運命と戦うか、運命に従うかの判断はプレイヤーに委ねられていますので、場合によっては、味方と考えてもらってもいいかもしれません。

●コーカサスの英雄はナルト
 7月2日付けの記事「コーカサス地方の神話英雄」
>コーカサス地方に住むアラン人の神話では、英雄のことを『ナルト』と呼ぶ。

『トリビアの泉』風にまとめましたが、正確に表現するとこうなります。

コーカサス地方に住むオセティア人(オセット人)が伝える叙事詩では、
英雄のことを「ナルト」と呼ぶ。
この叙事詩は、古代アラン人の文化から継承されたと目される。

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 誤解を招かないために、というご指摘をいただきました。
 ありがとうございます。

●TOKYOミレニアム
 原作Ⅱの世界を舞台にしたサプリメントです。
 テーマは「ロウの世界」。主に、Ⅱの前半を扱います。
 追加の悪魔データも「金剛神界」並みに掲載の予定。
 お楽しみに。

●Runner Haven 
 シャドウラン4版のサプリのPDF版が出たので、つい、購入してしました。
 直訳すると「ランナーたちの隠れ家」。
 シャドウランの舞台となる都市サプリメント。香港とシアトルがメインで、そのほかに、ケイプタウン、カラカス、イスタンブール、ハンブルグが紹介されています。さて、読む暇をひねり出さないと。

●読書
・レンタル・マギカ
第三巻 魔法使い、集う!
第四巻 竜と魔法使い
第五巻 魔法使いの宿命!
 読了。面白いです。
 よし、これで新刊が読める!

・いちご100% 1~3
 打ち合わせの帰りに読むものがなくなり、つい、青空書店で拾ってしまう。(かなりダメ人間)。
 ジャンプ連載のラブコメ。苺模様の女の子(たち)との恋愛物。
 個人的に、主人公が映画好きで映画監督を目指すあたりはちょっとツボである。

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