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August 21, 2006

JGCレポその2:シャドウラン:Geo-Tagging

●18日 R-CON  GM:シャドウラン4版
 「Geo-Tagging:Between the Zero Tower And Under……」

 ……という訳で、シャドウラン第四版です!
 詳細は別コメントで書く予定ですが、現在、複数のベテラン・シャドウランナーたちの協力を得て、翻訳作業進行中です。今回のJGCでは、サンプル・キャラクターとルールサマリーを使ってての体験セッションを刊行。初日は私、朱鷺田が、二日目はやはり翻訳を手伝ってくれている西上君が、三日目はJanusさんがGMを担当しました。

●PC
テクノマンサー ヤシャ
コンバットメイジ レッドウィザード
ストリートサムライ ムラサメ
ガンスリンガー・アデプト ジョン・ウー
(いずれも自称、もしくは通称)

●Geo-Tagging

 Geo-Taggingとは、物体や人物に電波信号を発する超小型タグをつけて、この電波で位置特定をすること。

 第二版(富士見書房から刊行された日本語版はこれ)の世界から20年後の2070年、完全にワイアレス・ワールドとなった第六世界においては、無線タグがあらゆる商品や場所に設置され、これを管理し、キャッシュレスで高度情報化された消費社会をささえている。もはや、スーパーにはレジなどなく、タグのついた商品を店外に持ち出せば、そこでSIN【システム識別番号】と照合され、口座で決済される。
 もはや、タグを抜きにして、社会を語ることは出来ない。

 もちろん、超小型のタグの発する信号には限界があり、受信範囲は意外に狭い、レーティング1のRFIDで40m以内となる。タグを弱め、レーティング0となると3mにまで狭まる。
 しかし、周囲の保守機器のセンサーに残るデータ痕跡を追えば、その移動を洗い出すことも可能になるのである。

●Between the Zero Tower And Under……

 舞台はアメリカ太平洋岸の超巨大都市、シアトルのダウンタウン。
 シアワセ・バイオテックに雇われたシャドウランナー(NPC)によって、中堅のバイオ企業「Fungi-Tech」(Fungi=茸)から盗みだされた新製品サンプル。しかし、回収を計るFungi-TEch側のランナーと盗んだランナーがダウンタウンで銃撃戦を展開してしまう。
 そこはミツハマ・コンピュータ・テクノロジー(MCT)が誇る北米本社ビル、通称、ゼロ・タワー(侵入成功率0)のお膝元。MCTセキュリティ・チームのヘリが介入し、双方のランナーが壊滅。サンプルを入れたケースは行方不明。

 ケースの回収を命じられたランナーたちは、ケースの管理用無線タグ(Rating 0に落ちているため3m以内でしか感知できない)が都市管理無線LANに残したデータ痕をテクノマンサーに追わせることになる。
 現場周辺ではシアワセ・バイオテックの回収チームが動き始めている。
 時間は残されていない。
 1分を争う状況の中、現場についたPCたち(ガンスリンガー・アデプト、ストリート・サムライ、コンバット・メイジ、テクノマンサー)は、かすかな電子の痕跡を追い、シアトルの下水道へ。デビル・ラットとグールの巣を吸収してサンプルを回収するも、地上ではシアワセの回収チームが待機中。さわぎをでかくすれば、MCTからの襲撃もありえるため、オークアンダーグラウンドから脱出する。

 1歩、間違うとビッグ10に名を連ねるメガコーポのセキュリティ・チームと直接対決という状況での、ダンジョン・アタックを楽しんでもらいました。

 シャドウラン第四版は、システムを完全に一新、全体的に軽くなり、よりアクションを楽しみやすくなりました。ぜひ、一度、遊んでみて下さい。

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