JGCレポその3:深淵:英雄王の帰還
深夜1時からは「深淵第二版」セッションです。
今回は、滋賀県からわざわざ来てくれた在胡さん、東京深淵CONシキサイの印南さんのご協力をいただき、私も含め、3卓を立てました。
今回は、じっくり体験していただくために、1卓3名で募集しましたが、予約権配布には3倍以上の人員が集まってくださったもよう。応募してくださった皆さん、ありがとうございます。
私は、最近、よくまわしている「英雄王の遺産」をプレイ。
このシナリオは何度もこのブログで解説していますので、詳細は適宜、そちらをごらん下さい。
●英雄王の遺産(概略)
戦争に敗れ、燃え上がる街から逃げ出し、暗い山道を進む人々。
もはや国は滅び、振り返れば、燃え上がる街が見える。
行く手には、百年前、この国を建国した英雄王の生まれた城が残るが、それは土砂崩れで半ば埋もれた3階建ての石の塔に過ぎない。やむなく、そこで一夜を過ごすことになった一行は、塔に残された英雄王の遺産に「呼ばれる」のであった……。
●PC
・冬の予感に絶望しつつも、王者の到来を待ち続ける傭兵 フランシス。
・追放され、迷い込んだ森で時を越えてしまった盗賊ジュノ。
・愛馬シルヴァに苦痛の刻印を刻まれ、さらに、自らが愛馬を滅ぼすだろうと予言された牧場の娘ホーリア。
●女王の帰還
英雄王の塔で休んだ一行はそれぞれが夢に導かれるように、英雄王の真実へと迫っていく。
愛馬への呪いを解くため、その力を望む娘。塔の書棚から王の備忘録を見出すジュノ。ただ運命の声に従い、英雄王の後継者に仕え、かつての栄光を取り戻そうとするフランシス。
やがて、地下に隠された英雄王の玉座を見出したとき、ホーリアは自らの血筋に、英雄王の血脈が流れ込んでいたことに気づき、英雄王の真実の力を知る。
《大地を揺るがす者ラレイン》に生贄を捧げれば、ひとつの願いがかなえられると。
そして、王家の血筋ならば、五つの願いが。
目の前には、二人の仲間。
二人を殺せば、二つの願いが叶う。「愛馬に課せられた苦痛の刻印を消すこと」と「自らが愛馬を殺す予言を無効化すること」。
揺れる心。
だが、ジュノは時を越え、ここに至ったのは、かつて、王女の逃走を助けたためであることであり、成長したホーリアをいさめるためだと気づいた。自らの死を持って彼女をいさめるジュノ。
そして、ホーリアは気づく。
英雄王もまた、血にまみれた願いの虚しさに気づき、ここで死んだのだと。
ホーリアはジュノが残した破魔の石で王冠と王笏を破壊し、塔から脱出したのである。
フランシスは彼女の身を守るために一生を捧げることを決意する。
~FIN~
●感想
当初、4時終了を目指していましたが、塔についたあたりから白熱、そのまま、6時まで行ってしまいました。面白かったです。
他の卓も6時ぎりぎりまで、セッションが続いていました。
参加してくださった皆さん、ありがとうございました。
GMしてくれた在胡さん、印南さんもお疲れ様。
●深淵第二版と復刊投票について
「深淵第二版」に関しましては、今年6月に復刊ドットコム(ブッキング)での復刊投票が行われ、1ヶ月で100票を越えました。投票してくださった皆さん、ありがとうございます。
おかげで、ブッキングさんから声をかけていただき、交渉開始しております。今回の「深淵第二版」セッションにもブッキングの担当者が見に来て下さいました。ここからは予算とか出版形態とかの条件交渉などがあり、実際の最終的な出版がどうなるかということについては、まだもう少し時間がかかります。
もちろん、私、朱鷺田祐介は、出来るだけ早期の『深淵』の復活を願っております。
しかし、ビジネス出版には、コストを中心にしたさまざまなハードルがあり、それらをクリアし、なおかつ、できる限り、皆さんに納得いただける形を模索しなくてはなりません。例えば、運命カードが再現されなければ、『深淵』とは言えませんし、その他の要素もできるだけ拾い上げて行きたいと思います。
そういう微妙な事情もありますので、現時点で「こういう形でいつ出版します」とは申し上げられませんが、スザク・ゲームズは『深淵』復活に向けて、活動を続けております。もう少々お待ち下さい。
JGCでは今後も、『深淵』のセッションの機会を作っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
◆復刊ドットコム 深淵復刊投票中◆
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