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September 04, 2006

時をかける少女

 昨日は、飲みをパスして、新宿で資料集めしていたところ、この夏、忙しくて見に行けなかったアニメ映画「ゲド戦記」と「時をかける少女」がまだやっていることに気づき、5時から「時かけ」、7時から「ゲド」という連続技で見てきました。

●時をかける少女

 年がばれますが、私は「時をかける少女」はNHK少年ドラマシリーズをリアルタイムで見た世代で、大学頃に原田知世版も見ました。しかし、新作はこれまた全然違う、現代的な解釈でいいですね。
 主人公が、いい意味で「バカ」。
 これが物語を小難しい迷路にならないようにしている。アクティブでよい。それをマッドハウスらしい、現代的でポップなアニメーションが小気味よく彩っていく。
 テアトル新宿の狭い箱がいっぱいで、立ち見いいや、座布団での観賞でしたが、それが逆に楽しい気分でした。

●ゲド戦記

 最初に、個人的な話をすれば、私は、「ゲド戦記」のシリーズでは第一巻「影との戦い」が好きな人間で、今回の原作になっている第三巻、第四巻のあたりはピンと来ないんですね。おそらく若い頃に読んだからでしょう。
 そういう意味で、ずいぶん地味な話に感じました。
 アレン王子の話自身、第一巻の再話めいた部分があるのでしかたないのですが、おそらく、主人公が誰か分かりにくい感じがしました。アレン、ゲド、テルー、テナー、それぞれが外側からばかり描かれている感じ。なぜ、もっとアレンから描かないのか、とても疑問でした。

●MOONLIGHT MILE 13

 近未来宇宙開発シリーズ。月面で生まれる我が子と会うために、H-IIAを復活させ、打ち上げようという、吾郎。いや、この打上編は仮想戦記的な要素も強くエキサイティングで、また、老技術者たちのドラマが泣かせます。
 そして、そう来るか!

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