SR4:Geo-Tagging@TGR&R-CON
相変わらず、校正と原稿の日々。
何か色々あって、今月末から来月前半にかけて単行本が2~3冊まとめて出る予定。
●SR4:Geo-Tagging@TGR&R-CON
日曜日は、秋葉原のR&Rステーションで、知人のサークルが開いたTGR&R-CONにゲストとして呼ばれ、シャドウラン第四版のマスターを。シナリオはJGC2006でプレイした「Geo-Tagging」を一部修正して使いました。
シアトルのダウンタウン。ミツハマ・コンピュータ北米支社、通称、ゼロタワーのお膝元で、シャドウランナーのチームが壊滅、消えた新製品サンプルを回収する仕事がPCたちに回ってきた。
シアワセ・バイオテックとの宝探し競争はいかに!
プレイヤーは4名。
そのうち、シャドウラン経験者はわずか1名!
このラン(仕事)はうまく行くのか?
キャラクターはサンプルから以下のように。
ガンスリンガー・アデプト:クリス
(香港映画マニアの二挺拳銃少女。ただしオーク)
ストリート・サムライ:シンイチ・ホセ
(禅マニアのヒスパニック・サイボーグ)
コンバット・メイジ:ロック
(エルフの元セキュリティメイジ。ただしヤク中)
テクノマンサー:ティンカー・ベル
(漫画オタクのゴスロリ娘)
バナナ好きのトロール・フィクサー、エイプから仕事を頼まれた一行は、クリスが所有する偽パトカーに乗って現場に突入。ティンカー・ベルがマトリックスから見つけ出したわずかなデータ痕跡を追って、下水道の管理室へ向かう。
ティンカー・ベルの召喚した電子の精霊、スプライト(なぜか、ベルの趣味でメイドさんのアイコンつき)が、PCたちのデータを掃除している間に、そこに居座るグールの群れを蹴散らして、サンプル製品を取り戻したものの、フィクサーの元に戻る前に、敵の探知呪文に発見されてしまう。
エッジを使い切っていたロックが、呪文対抗に失敗したのである。
シアワセの企業チームがPCたちの追跡を開始。
迫る装甲車(アレス・シティ・マスター)から、逃れるため、クリスの運転する偽パトカーは、大通りを外れて裏路地に突入、ゴミ箱を蹴散らしながら、逃げ回る。ティンカー・ベルがマトリックスからの追跡を妨害するも、探知呪文を放ったメイジから、炎の精霊が送り込まれ、車上に顕現する。
クリスは全力で車を操縦し、精霊の放つ火炎をぎりぎりで交わす。
ロックのマナボルトとホセのイングラムが、精霊を打ち砕く。
かくして、ランナーたちのワンナイト・ビズは終わった。
シャドウラン未経験者ばかりで心配しましたが、経験者のロックが司令塔を勤めてくれたのと、プレイヤーが役目をきちんと果たしてくれたので、なかなか派手で楽しいゲームになりました。
早めに終わったので、レッド・サムライ3体との模擬戦もやりましたが、PCの勝ち。
●2011年はもうすぐ
さて、全く初めての人が多かったので、一から世界観の解説。
シャドウランは、サイバーパンクSFの世界を舞台にしたアクション物のTRPGですが、これにファンタジー要素を加えたのが特徴です。
そして、世界に魔法が帰ってくるのは……
2011年末。後、5年後か!
シャドウランは、第一版の出版が1989年で、あの当時は2011年なんて遠い未来だと思ってました。しかし、気づくと、もう5年後なんですよね。この説明をすると、シャドウランが息の長いゲームなのだなあ、と思いますよ。
ちなみに、2020年でも、まだ自分が還暦前だと思うと、色々複雑ですよ。
●ゆうやけこやけ In 2070
イベント後、TGRのスタッフと打上。
なぜか若いスタッフに、バトルテックの説明をしたり、「クイーンズ・ブレイド」のゲームとしての素晴らしさ、企画としての秀逸さを熱弁したり(絵の説明は一切しない)、かなり酔っ払いでした。
そのうち、ほのぼのRPG「ゆうやけこやけ」の話になり、「根が戦闘屋だから、もうあれのマスターが出来るほどピュアな心は残っていないよ」と言ったら、誰かが言った。
「サイバーパンクな世界で、覚醒した子猫と心の交流を語れば?」
サイバーパンクにこそ、ピュアな心が必要なのかもしれない。
まあ、酔っ払いなので、細部は覚えていない。
●相変わらず校正中
今日は、午後から編集部で「海の神話」の著者校正。
非常にかっこいいイラストが入っていて感動しました。
ポセイドンから始まって、エーギル、ティアマット、ヴィシュヌ、マナナン・マク・リル、スサノオ、タンガロア、マウイなど世界各地の海の神々が実に迫力ある筆致で描かれているのであるが、アフリカの海神オロクンとか、イースター島のマケマケまでカッコイイのは反則である。
いや、楽しみである。
ついでに、『真・女神転生X』リプレイ『聖華学園退魔生徒会』の打ち合わせ。
黒百合姫さんのイラストラフが素敵で、悶絶する。
素晴らしいですよ。ご期待下さい。
そのほか仕事の打ち合わせをし、『ルーンバウンド リプレイ&解体新書』をいただく。
ありがとうございました。
●訃報に思う
日曜日、コミケ代表の米沢さんが亡くなられたと言う。
直接の面識はありませんが、知人にコミケで育った人々が多いので、彼らの感情を思うとやるせないものです。同時に、コミケが日本のサブカルチャーに果たした役割を思うと、それを育ててこられた氏の存在は大きいものでありました。
哀悼の意を評します。
歴史学者の阿部謹也先生が亡くなられたり、丹波哲郎さんが大霊界に行かれたり、色々訃報が続いていますが、色々寂しいというか、時代の推移を感じて物悲しいものであります。
●邪魅の雫
久しぶりの京極堂の長編を入手。読書中。
相変わらず、レンガのような厚みである。
ザッピング感覚の序盤は、どこか懐かしく、そして引き込まれる。
その手法に、どことなく、「ブギーポップ」を思い出しつつ。
●朝から元気な子猫
一ヶ月ほど前に、妻が子猫を拾ってきた。
病気で衰えていたのを見捨てられず、飼い猫にしてしまった。
一月たち、元気になったのはいいが、その分、ヤンチャで遊べ、遊べとうるさい。
近所の獣医によると、「子猫とは1日6時間遊んで上げて下さい」と。
妻が頑張って遊んであげていますが、大変です。
おかげで、朝から顔に乗られます。
人間の子供はある程度、大きくなると、テレビやオモチャで遊んでくれるが、子猫は誤魔化されてくれそうにない。子猫用のゲームボーイが欲しいですね。
◆復刊ドットコム 深淵復刊投票中
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