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October 04, 2006

『聖華学園退魔生徒会』作業中

 『真・女神転生X』リプレイ『聖華学園退魔生徒会』、原稿修正作業中。

 舞台となるのは、東京近郊の小都市にある全寮制の名門私立学校「聖華学園」。そこでは、奇怪な事件が続発するため、異能の生徒をスカウトして、退魔生徒会が結成されていた。

 物語は全3話。学園の怪談から始まり、理科棟大爆発、そして、学園祭へ。

 裏山に悪魔が住み着いていたり、学内に秘密結社があったり、深夜の旧校舎に謎のダンジョンが出現したり、追加ルールの関係で色々大変なことになっておりますが、その分、派手で面白いことになりそうです。

●ゲヘナ~アナスタシス~ 魔星降臨

 JIVEさんより頂き物。ありがとうございました。

 友野詳さん監修、田中公侍氏+グループSNE・著。
 ゲヘナAnの追加種族、追加術、アイテム、モンスター、シナリオを掲載したサプリメント。
 追加クラスは獣人(有翼種)、甲蠍人、半妖霊。
 非実体化や飛行の能力というのは、TRPGにおいて、扱いにくい素材なのであるが、かなりうまく処理されており、感心する。

●アニメ「ディー・グレイマン」

 週刊少年ジャンプ掲載のゴシック・ホラー・超絶能力アクションのアニメ化スタート。
 第一話はやや急いだ感じながら、原作通り。次回はもう本部に行ってしまうのは、やはり早く神田やリナリーを出すためであろう。
 個人的にはアヴァンのスポンサーバックに、エンディングの映像を持ってくるのは反則かな、と(わくわくしたので、ちょっと誉め言葉) 千年伯爵の声があまりにもぴったりだった。

●アニメの時間帯

 秋口のアニメが50本ほど増えつつあるのであるが、今回はどうも触手が伸びない。
 なぜ、それが深夜なの? というものが多いからである。
 「DeathNote」は題材的に深夜向けかもしれないが、逆に9時代へ切り込む強力な武器だったような気がする。
 「史上最強の弟子」はなぜ深夜なのか? という筆頭。いずれ、「ねぎマ」のように、作品が進んでから、再進出してくるのであろうか?
 もう少しワッチしたいが、少々、暇がないのが正直なところ。

●アニメ体験など

 ゲーム学校の非常勤講師をしていたり、家族総出でアニメを見たりしていると、オタクの世代論、特に大雑把な10年単位のものは意味をなさない。
 近年、製作される作品数は非常に多く、軽度のユーザーは、好きなものとか、同じ世代の見ているものをただ見るだけで手一杯であり、特に印象的でない作品はどんどん忘れ去られていく。ゲーム専門学校ですら、5年もすれば、「エヴァ」を見ていない生徒が入ってきた。

 特に、大型のTVシリーズは、後からフォローしようとするのは大変だし、それを放映時に見ていたかどうか、というのは、体験として大きな違いである。

 実際、「ディー・グレイマン」初回を家族と見ていて、アニメの視聴というのはTV画面と自分だけの体験ではないのだと再確認する。
 確かに、画面で展開する物語に集中しているのであるが、一緒に見ている家族の反応を聞く、見た後、感想を娘と話し、来週の内容を予想する、あるいは、ネットや生徒の反応を見るというのは、その作品を多重に体験することに他ならない。話すと言っても、1~2の言葉のやりとりに過ぎないが、それが厚みを生む。
 そして、DVDでは体験できないことがもう一つ。
 次回まで、待つという行為だ。
 「待つ間」、「期待した時間」、「夢想によるリサイクル」が【作品への想い】//時には執着、時にはキャラクターへの妄想//を育てる。そして、それがコミュニティでの情報交換めいた交流につながると、ブレイクしていくのである。

 そういう意味で「ゼーガペイン」「BLOOD+」は完結まで深い楽しみを与えてくれた。「鋼の錬金術師」「SEED」「Destiny」「Eureka」「ファフナー」なども近年の収穫としてあげておくべきなのだろう。個人的には「仮面ライダー響鬼」を息子と一緒に見られなかったのは残念だ。(ちょっと渋すぎた) 逆に、現在の子供たちにとって言えば、「ONE PIECE」や「ポケットモンスター」、「遊戯王」の新作こそが実体験なのであろう。

 いわゆる世代論を語るとそういうインパクトのあるアニメを、断面に年代で切りがちなのであるが、今、私と、高校生の娘と、小学生の息子が同じアニメを見ていることを勘案すると、年代のいい加減さも見えてくる気がする。

 学校も後期が金曜日からスタートするので、ちょっと自戒を込めて。

◆復刊ドットコム 深淵復刊投票中

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