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October 17, 2006

パーティの資金管理

 モバイルの締め切りと巫女本の資料読み、企画書書き進行中。
 週末に向けて、頑張れ、俺。

●パーティ資金の管理

 先日、ゲームをした後の雑談から。
 最近、コンベンションでマスターしていると、入手した報酬をすぐに均等割りしようとする人が増えた、という。パーティのマネージャー役が一括してお金を預かり、パーティ全体の武装強化をするのではなく、とりあえず、均等に分けてしまうのである。準備用にもらった前金さえも均等割りしようとする例もあるという。

 さて、これはどこがまずいのか?

 状況、ゲームによって詳細は変わるが、パーティの強化を考えるならば、全員の装備を少しだけ上げるより、前衛の硬さや主力の攻撃力をがっちり上げるか、いざという時の回復手段を蓄積するほうが戦闘集団としての効率がよい。
 D&Dで言えば、ファイターのACが3上がるならば、ローグやマジック・ユーザーは自分の防具が変わらなくても、生存率が高まる。『真・女神転生X』で言えば、BOSSの攻撃を半減、あるいは、無効化する前衛の防具は明らかに重要だ。シャドウランならば、全員が乗れる装甲ビークルや、大型のクリッターを倒せるミサイルをまず買ったほうがいいかもしれない。

 何でも均等割り主義は、しばしば、こうした必要経費を無視して行われるため、パーティの弱体化につながり、時として、経費のかかるクラスが実力を発揮できず、さらにパーティ内の人間関係にひびを入れる。

「あと、***ゴールドあれば、フルプレートアーマーが」
と言っているファイターに向かって、
「といちで貸すよ」
というローグ。
 ジョークのロールプレイならばいいが、真顔で言われると、ファイターも考える訳ですよ。

「イビルでがめついのは本当にキャラクターだけですか?」

 コンベンションでの出来事のようなので、おそらく、継続したキャンペーン経験がないための事態であろう。その資金をパーティとして運用した経験がないからだろう。
 この辺、「ダンジョン攻略シミュレーター」としてのキャンペーン化の個性が強いTRPGでは重要になるが、一期一会を重視した「単セッション充実型」との差異が生じているのであろう。

 このあたりのソリューションは「迷宮キングダム」が面白いのであるが、とりあえず、一旦、筆を置こう。

 あと、ペルソナソフトで話しているプレイヤー、ダンジョンと罠の話もいずれ。

●のだめカンタービレ
 ドラマ版を見た。実写ということで心配していたが、かなり頑張っていて面白い。
 上野樹里&竹中直人という組み合わせがある意味、最強である。

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