« 白無垢の仮面、ズッパ・デ・リゾ | Main | Power of Sister:妹の力 »

October 11, 2006

「ジンジャの娘」頑張る!

 連休があけ、モバイル関係の原稿作業中。同時に、「巫女本」の資料収集、TRPGのリプレイ起こしと、シャドウランの翻訳チェックと、企画書作成と、サプリメント・デザインがなぜか同時進行。今月もやっぱり大騒ぎですが、やりたいネタも色々あるので、順次、解決していくしかない。

 ひとつずつ、ひとつずつ。

 夕方から図書館へ資料探しに。PCで資料検索をした後、わらわらと地下書庫の奥から引っ張り出してもらい、まとめて借り出す。MOSで珈琲を片手に流し読み、読むポイントを探す。

●「ジンジャの娘」頑張る!

 読了。「平成の巫女たち」でもインタビューされていた愛宕神社の美人神主、松岡里枝さんのエッセイ風神社開設。権禰宜という神職ですが、巫女を兼ねておられます。頑張る!というタイトル通りのエネルギッシュな性格が楽しい文章となっている。
 「神社系巫女」の現実を知るための分かりやすい本ですね。

 秋の景色がとても綺麗な感じなので、機会を見ていって見たくなりました。

●房総の古社

 帰りに、つつじヶ丘駅前、線路沿いの古本屋に寄ると、意外に、神道や仏教の関係書があることに気づく。有峰書店の「房総の古社」と學生社の「相模の古社」を購入。どちらも菱沼勇氏と梅山義彦氏の共著で、昭和40年代後半の本だが、『延喜式』に名の残る古い神社を紹介したもので、なかなか興味深い。
 私は千葉県匝嵯市(昨年まで、八日市場市)の出身であるが、利根川流域の利根町に、蛟(みづち)を祭った神社があるとは知らなかった。同じ市内の老尾神社もかなり古いとは聞いていたが、匝嵯氏自体が物部氏の流れを組む国造であったとは初めて知った。高校の頃に色々市内の寺社は回ったはずなのに、若い頃は気づかないものである。面白い。

 借りてきた本とあわせて、しばらくは資料三昧である。

 同じ古本屋には、「明治ニュース事典」(毎日コミュニケーションズ)なる全9巻の豪華な資料集がまとめておかれていた。明治時代の新聞に載ったニュースを数年ごとにまとめた8巻+索引1巻。合計9冊で1万8千円。元は一冊3万円の大型本であるからずいぶんと安い。「うーん、欲しい」と思いつつ、懐や仕事場のスペースと相談して諦める。いつか、クトゥルフがらみで「明治の帝都にひそむ邪神の話」でも書くことがあったら、買うことにしよう。古本屋はいつか本が売られてしまう場所ではあるが、そうなったら、より必要な人に売れたのだなと思う。

◆復刊ドットコム 深淵復刊投票中

|

« 白無垢の仮面、ズッパ・デ・リゾ | Main | Power of Sister:妹の力 »

Comments

The comments to this entry are closed.